現在のSEOは「テクニックのSEOはやらない」「SEOの裏技は無い」
近年のSEOは「コンテンツSEO」と言われています。「良いコンテンツを作るべき」という事ですが、SEOのトップの方々はどのように考えているのでしょうか?
木村賢氏のSEO
サイバーエージェントSEOラボ研究室長兼メディア本部AmebaカンパニーSEO戦略室長兼京都大学経済学研究科研究員である木村賢氏のブログでは
SEOはアルゴリズムではなく検索者に最適化するものに[CyberAgent SEO Information (サイバーエージェントSEO情報ブログ)]
過去:アルゴリズムに最適化するのがSEOだった
現在:検索者に最適化するのがSEO
これまでは、Googleがユーザーに最適化するレベルがそこまで高くなかったので、ユーザーにだけ最適化しているとずれてしまって結果として検索順位上がらないじゃん的なことがあったかもしれませんが、
AI化進んだことが大きいと思いますが、Googleがユーザーへの最適化をどんどん進めており、これからもどんどん進むことを考えると、Googleのアルゴリズムを見てそれを最適化するよりもユーザーを見て、ユーザーに最適化するほうが効率的だし長生きできるんじゃないかという結論に達すると思います。少なくとも私は達しています。SEOは、検索者に最適化するものである
と言っています。
楽天のSEO
次に、楽天株式会社で「楽天市場」のSEOチームの近谷康氏と、株式会社アイレップSEO責任者の吉野五十也氏による「勝てるECサイトのためのSEO」をという対談記事です。
[対談]2017年のSEOはどうなる? 楽天市場のSEOマネージャー近谷氏とアイレップ吉野氏が語る3つのポイント[Web担]
近谷 それを解説する前にまず、SEOの根本の部分についてお話しさせてください。
「楽天市場のSEO(検索エンジン最適化)」というとすごいノウハウやテクニックがあるんじゃないかと思われるかもしれません。でも実際には「スペシャルなことは何もしていない」というのが、一番伝えたいことかもしれません。
「何か裏技を知っているんですよね」とか「奇策があるんですよね」といわれますが、楽天市場のように大規模なサイトで継続的に成長させていくためには、一過性の効果しかない、テクニックに偏ったSEOはやりません。
実は、SEOで本当に大事なのはそういったテクニックではありません。継続的に価値を生み出すSEOに大切なことは、
奇策ではなく、ベーシックなことをきちんとやりきる
SEOは売上を上げるためなので、仮説を立て、ROIで優先順位を判断する
時代の変化に対応する
この3つくらいでしょうか。上記記事のまとめ
▼「凄いSEOテクニックをやってる」とか「裏技を知ってる」とか思われるが、そんな事は無い
▼大事なのは基本をしっかりとやり、ROIで優先順位を判断し、時代に対応すること
▼楽天市場は60%がスマホで、スマホを重視
▼『PCページはスマホページの補完』
▼ユーザーエクスペリエンス(UX)
▼キーワード
▼「カテゴリ」から「タグ」への移行・・・タグでの検索を可能にするSEOコンサルタントの感想
大きなサイトや有名企業のサイトは小手先のテクニックよりも、Webサイトとしてきちんとしたこと、ユーザーエクスペリエンス(UX)を考えた作りをすべきであり、それをやれば結果としてSEOの評価も上がると思います。「タグ」での検索、というのは良いですね。SEO的にも良いと思います。
昔はGoogleのアルゴリズムに合わせたり、傾向を読んだりしてHTMLを修正したりなどのテクニカルなSEOを行って来ましたが、現在は「合わせる」「先読みする」対象を「Google(検索エンジン)からユーザー(検索者)へ」という事になると思います。
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