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「ゼロクリック検索(ゼロクリックサーチ)」50%超えの時代への対応とは?
ゼロクリックサーチ50%超え時代に、マーケターはどう対応するべきか
ゼロクリックサーチ50%超え時代に、マーケターはどう対応するべきか[Web担当者Forum]
2019年6月直近のクリックストリームデータでは、ゼロクリック検索がついに初めて50%を超えた(対象:米国)。
このゼロクリック50%超えは、トラフィックが発生しないという事実の裏返しとして、50%の「SERP面を活用したSEOの新しい機会」として捉え直すことができるはずだ。
On-SERP SEOの機会を検討すべき
●たとえクリックが発生しなくとも、自社プロダクト・サービスに関連するクエリでの自社露出を高めることにより認知を高め(クエリとブランドを消費者の脳の中で関連付けことを狙い)、最終的なビジネス目的達成に資する戦略
●ブランドへの検索需要を創出することを意図し、最終的に「すべての自社プロダクト・サービス関連一般キーワードに比べ、自社プロダクト名・サービス名での検索が最も多くなることを理想とする」野心的なSEO戦略
On-SERP SEOの具体的な施策
●自社ブランドクエリでのSERPの見え方をコントロールする(ナレッジパネルなど)。ブランドクエリでのSERPは、最もGoogleに侵される心配がないものである(だからこそ、自社ワードでの検索需要を作り出す価値は高い)
●バーチカルへ検索へのSEO投資(Google ニュース、Google マップ、YouTube等)
●自社関連クエリで、Googleがアグリゲート型のSERPを表示する場合は、アグリゲートされているサイトで自社が言及されるように寄稿などを検討する
●強調スニペットへのSEO投資意思決定ツリー
●このクエリで上位表示することは、たとえクリックがなくても自社にとってベネフィットがあるか?
↓
●(イエスなら)自社のチーム、あるいはクライアントがトラフィックが発生しないキーワードでのランキング上位表示をちゃんと認めてくれるか?
↓
●(イエスなら)On-SERP SEOへ投資しよう!
↓
●(ノーなら)On-SERP SEO投資はせず、別のトラフィックが発生するキーワードへ注力しよう。権威性、正確性、網羅性への比重が高まるアルゴリズム
Googleのシニアサーチエンジニアがメディアの取材に対して、「犯罪に関する検索に関しては、より権威性(オーソリティ)を重視するようにアルゴリズムを調整した」旨のコメントが掲載された記事の紹介をした。
2019年6月には、Googleのコアアルゴリズムのアップデートがあったが、Mercola.comはこのタイミングで大幅に自然検索流入を失った医療情報系メディアだ。
この事象から読み取れることは、YMYL(Your Money or Your Life)領域については、「定説となっていない、専門家の間でコンセンサスが成立していない情報を掲載しているサイトのランキングは落とす」ということだ。
このような経緯を経て、今やGoogleは「リンク、クリック、キーワード」といったものから、「正確性や網羅性」を重視する傾向に変化をしてきている。●サイト構築においては権威性を高めることを重視すること。すでに存在している(トピックに関連する)権威サイトからのリンク(単純な量や、単純な質ということではなく)は、大きなランキングファクターだ。
●コンテンツの正確性改善(最新情報をキープ、網羅性、確かさ)はランキングを押し上げるだろう、そして強調スニペットの獲得へつながるだろう。
●自身が展開する考えが、そのトピックに関する権威のコンセンサスとは異なる、尖ったものである場合、ランキングには逆効果になる可能性がある。オーソリティ構築のために、ソーシャルプラットフォーム上で勝利すべき
なぜエンゲージメントを話題にする必要があるのか?
それは、ソーシャルで勢いのあるコンテンツは、「メディアが引用し」「ブロガーやジャーナリストが言及し」「自然リンクを発生させ」「影響力のあるソーシャルアカウントが更に拡散」につながるからだ。
すなわち、オーソリティ構築において、とても重要だからである。ソーシャルリーチが高まらない事例
投稿は、自身のブログ開設記念10周年とランド氏との円満な関係を趣旨とするツイートだ。この投稿に祝福のコメントがいくつかつくことはあれど、この後、あまりコミュニケーションが広がることは期待できない。Twitterの機械学習アルゴリズムが発動しないタイプのツイートで、ソーシャルリーチも広がらない。
ソーシャルリーチが高まる事例
「ジョーカーはきっと女性で、男性から微笑むことを強要された結果、不気味な笑顔をするよるようになったのだ」という内容で、やや議論を呼び起こすタイプのツイートである。
反応は単なるリツイートではなく、活発なリプライがつくようなものになっている。こういったタイプの投稿(炎上投稿ということではなく、リプライがしっかりつくようなものとの意味)は、ソーシャルリーチが広がる傾向にある。
影響力のあるアカウントによるリツイート単体ではソーシャルリーチは広がりづらい。
ソーシャルプラットフォームは、ユーザーがプラットフォーム上にずっととどまりたくなる、中毒を起こしたくなる方向へ仕向けるようにそのアルゴリズムが訓練されているのだ。SEOの未来
SEOに従事する人々の数はLinkedinのプロフィールベースでは、2015年に比べて470%増加しており実に大きなインダストリーとなった。ますます競合性は高く、洗練されたサービスが求められるようになってきている。
参考資料
「ベネフィット」の正しい意味とは?使い方やメリットとの違いも紹介
「ベネフィット=Benefit」で最も知られている意味は「利益」でしょう。まさに、企業や個人が商品を売ることによって得られる「利益」のことです。
その他に、人や社会が幸福になるための「便益」「恩恵」、社会的に役に立つ行動として「援助」「手助け」、また「慈善事業」「福祉活動」などの意味もあります。
ビジネスシーンで使われるのは会社や個人が受け取る「利益」「恩恵」となりますが、社会的には「人を幸せにする活動」というニュアンスで「人が得をすること」「人が満足すること」の意味で多く使われています。
現在、Google検索の50%以上が他のコンテンツへのクリックなしで終了しています
ゼロクリック検索は、6月に史上最高を記録しました。
「ゼロクリック検索…。 SparkToroの創設者であるRand Fishkin氏は、火曜日にリリースされたGoogleクリックストリームデータ調査の最新の調査結果についてコメントしました。 Jumpshotが提供する更新データでは、6月に初めて、大多数の検索(50.33%)がオーガニック検索結果または有料検索結果をクリックせずに終了したことがわかりました。
SEOコンサルタントのまとめ
「ゼロクリック検索」について…は50%以上が他のコンテンツへのクリックなしで離脱していますが、
クリックがなくてもサイトや会社にメリットがあるのかどうか考える。たしかに今は見てくれなくても何か良い印象をつければ今後につながるかもしれません。
「ソーシャルリーチ」について、確かに議論をしたくなるツイートやブログ記事は良いと以前から言われていますね。
ただ炎上やネガティブにならないちょうどよい話題選びが重要ですね。