ライバルサイトや誹謗中傷サイトの順位を下げる、あるいはインデックスから削除する方法について事例を交えて紹介します。
目次
競合に誹謗中傷サイトを作られた場合の対処
以前このような記事を書きました。
【誹謗中傷対策】競合に誹謗中傷サイトを作られた場合の対処は?
■質問
サイト名で検索した際の検索結果に同業他社が嫌がらせで作成した口コミサイトがいくつもヒットしてしまいます。
これらのサイトは中を見て貰えれば分かると思いますが、競合が作ったサイトです。
自社サイトの絶賛レポで埋め尽くし、同業他社を徹底的にこきおろすといったやり口です。
お金と労力をかけてサイトを作りこんでいるのでこのような自演サイトが検索上位にいくつも表示されてしまっています。
Googleの検索エンジンも日々進化していっているとはいえ、サイト内の口コミが嫌がらせかどうかといった所までは判断できず、内容の濃いコンテンツがあるサイトと判断して上位表示しているのだと思います。
このようなサイトを検索結果から除外する為には、競合が作ったサイト以上に労力をかけてそれ以上に中身のあるサイトを作っていくよりほかはないのでしょうか?■Googleの回答
Googleの「Webマスターガイドライン」に違反していないサイトを、Googleが「これは良くない」という事で順位を下げたりという事は行っておりませんので基本的には、そうしたページがガイドラインに違反していたらGoogleに連絡頂ければ良いかな、ということです。
ただ、Googleもこのような状況を良いとは思っていないので、頂いた情報を元に今後も対策を練っていきたいと思っています。
実際にその(誹謗中傷の)情報を読んだ人が信用するかは別の問題だと思います。
サービス名で検索した時に、検索結果に悪口のようなものが沢山出てきた時に、
「このサイト(サービス)は本当に悪口(や批判)が多いサイトなんだ」と思うのか、
「(このサイトは)何か嫌がらせをされているんじゃないか」と思うのか。
どちらが多いのかと言えば恐らく後者の方が多いのではないかと思います。
ですので「あまり気にせず」と言っても難しいとは思いますが、
同じようなテクニックを使って(誹謗中傷サイトを)下げさせようとすると、逆にガイドライン違反となってしまう可能性も高いと思いますので気を付けて頂きたいです。
▼逆に言えばライバルや誹謗中傷サイトがガイドライン違反を行っていた場合、対処はできるという事です。
Googleのガイドライン
▼Googleのガイドラインについて。
「GoogleSEOでやったらヤバい事」…ガイドラインを確認!
▼ウェブマスター向けガイドラインはこちらです。
■ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
具体的なガイドライン
次のような手法を使用しないようにします。●コンテンツの自動生成
●リンク プログラムへの参加
●オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
●クローキング
●不正なリダイレクト
●隠しテキストや隠しリンク
●誘導ページ
●コンテンツの無断複製
●十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
●ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
●フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
●リッチ スニペット マークアップの悪用
●Google への自動化されたクエリの送信次のような望ましい行動を習慣付けます。
★サイトがハッキングされていないかどうかを監視し、ハッキングされたコンテンツを見つけたときはすぐに削除する
★サイトにユーザー生成スパムが掲載されないようにし、見つけたら削除する
サイトがガイドラインに違反している場合、Google ではサイトに対して手動による対策を適用します。問題を修正した後、サイトの再審査をリクエストできます。
(ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) ? Search Console ヘルプ より)
【SEO】Googleが「ウェブスパムレポート2017」を公開!
SEOやWEB情報があるGoogleの公式サービスです。
■ウェブマスター ヘルプ フォーラム
■検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
■Google Webmasters(Google ウェブマスターの YouTube チャンネル)
誹謗中傷サイトをGoogleインデックスから削除する方法と手順
▼誹謗中傷サイトの情報をGoogleに送信する際の方法と手順です。
Googleインデックスからの削除を狙いました。
2017/8/3の記事です。
誹謗中傷サイトをGoogleインデックスから削除する方法と手順
Google削除フォーム
▼Googleの品質ガイドラインに反しているサイトを報告し、削除する為のツール
https://www.google.com/webmasters/tools/spamreportform?hl=ja
『ウェブスパム ページは、Google の検索結果で上位に表示されるように隠しテキスト、誘導ページ、クローキング、不正なリダイレクトなどのさまざまなトリックを使用します。このような手法は Google の検索結果の品質やユーザー エクスペリエンスを低下させることがあります。
その他の例については、ウェブマスター向けガイドラインをご覧ください。検索結果からこのサイトをブロックすることもできます。』古いコンテンツの削除
■Googl検索結果削除リクエストツール「古いコンテンツの削除」
https://www.google.com/webmasters/tools/removals
▼検索結果に表示されている「古いスニペット」「古いキャッシュ」を新しいものに更新するツール。
▼あくまでも対象サイトが削除されている場合に有効。
参考サイト
Google検索結果の削除!管理人サイト削除しない時は弁護士削除依頼
検索エンジンへキャッシュ削除と更新が大事!ネガティブサイト削除後
誹謗中傷サイトのスパム行為をGoogleに報告した事例
▼実際に誹謗中傷サイトが行っていたスパム行為の情報をGoogleに送信し、
見事に順位を下げたた事例です。
2017/3/14の記事です。
Googleに「ウェブスパムを報告」をする手順(リダイレクト編)
リダイレクトでのスパム行為の例
▼Googleで「○×○×」と検索した時で検索結果に出るサイト
http://*****.com/****
の検索結果やをクリックすると
http://*****.com/****/afiafi
のページにリダイレクトされる
・・・という場合。リダイレクトの検証
リダイレクト検証ツール
こちらのツールで検証できます。不審なリダイレクトを報告
Google に不正なサイトやプログラムを報告する
https://support.google.com/websearch/answer/8091?hl=jaリダイレクト: Google 検索結果やホームページをクリックすると不審なサイトに転送される場合は、不審なリダイレクトを報告してください。
不正なプログラム: サイトに不正なソフトウェアがインストールされていることに気づいた場合は、不正なソフトウェアを報告してください。不審なリダイレクトを報告の手順
▼1:Googleにログイン
▼「不審なリダイレクトを報告」ページ
https://www.google.com/webmasters/tools/form?pli=1▼不正行為があるウェブ ページのアドレス:(必須)
例: http://example.org/veryspammywebpage.html
の空欄に入力
⇒http://*****.com/****▼問題のある検索キーワード(Google の検索ボックスからコピー):(省略可)
例: パリのホテル
⇒「○×○×」入力▼その他の詳細:(省略可)(全角 150 文字以内)
効果的なウェブスパム レポートのコメントの書き方については、Google のブログ記事をご覧ください。
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「○×○×」と検索した時で検索結果に出るサイト
http://*****.com/****
が
↓
http://*****.com/****/afiafi
のページにリダイレクトされます。
========================================
⇒入力▼「ウェブスパムを報告」をクリック
▼完了。
http://*****.com/**** のウェブスパム レポートをお送りいただきありがとうございます。
次のステップ
Google はウェブスパム レポートを調査し、検索結果への影響に基づいて優先順位を決め、不正を発見した場合は適切に対応します。悪質なケースの場合は問題のページをインデックスから削除します。と表示されます。
▼Googleからのメール
Google Search Console Team <sc-noreply@google.com>
スパムレポートの送信が完了しました
サイト http://******/****** に関するスパムレポートを受領いたしました。Google でこのスパムレポートについて調査を行い、検索結果への影響に基づいて優先順位を決め、不正を発見した場合は適切に対応します。スパムの報告にお時間をいただき、誠にありがとうございます。スパムの排除にご協力いただくことは、多数のユーザーの時間と労力の無駄を省くことにつながります。
SEOコンサルタントの感想
SEOのテクニカルの情報を集めているような方にまずお試し頂きたいのは「ライバルサイトがガイドライン違反を行っているか」
の確認です。
もし行っていないのでしたら、上記にあるようにGoogleは何も出来ないしテクニカルなSEOもありません。
ひたすらライバルサイトより良いコンテンツを作りSEOで上位に行くしかありません。
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