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SEO

SEOキーワードカニバリゼーションの問題2…「複数のランディングページ競合の対処」

投稿日:

SEOまんが3話-001

SEOキーワードカニバリゼーションの問題2…「複数のランディングページ競合の対処」

SEOキーワードカニバリゼーションの問題その2です。

SEOで過小評価されている“キーワードカニバリゼーション”が発生する2つのパターンと見つけ方(中編)

SEOのカニバリゼーション2つの問題発生パターン

●ウェブサイト上の複数のランディングページが、同じキーワードをめぐって競合している
●同じキーワードで検索しても、ウェブサイトにある複数のランディングページの掲載順位が頻繁に変わる

①ウェブサイト上の複数のランディングページが、同じキーワードをめぐって競合している

これは本当にカニバリゼーションの問題だろうか? その答えは、イエスでもありノーでもある。
同じキーワードに対して検索上位に複数のページが表示される場合、それは検索エンジンがクエリに答えていると見なす何らかの要素が両方のページに見つかったからだ。したがって、厳密にいえば、これらのページは「共食い」する可能性がある。
だからといって、慌てて両方のページのコンテンツを変える必要はあるだろうか? もちろんない。どう対応すべきかは、シナリオと目的に大きく左右される。

シナリオ1両方のページがSERP上位に表示されている場合

まず基本的な対処がある。
それぞれのページがより魅力的で、互いと異なるものになるよう、meta descriptionタグを変更することを検討する。検索結果でどちらのページにも同じスニペットが表示されてユーザーの印象に残らない、そんな事態は避けるべきだ。

しかし、2つのページのうち、「二次的、または意図したものでないページ」のほうが上位に表示されている場合もあるだろう。

そうした場合には、Google Search Console(GSC)をチェックして、そのキーワード単体でクリックされる件数がより多いのはどちらのページかを確認する必要がある。その後、その特定のキーワードへの対応を改善するために、SEOのもう一方の要素を変更する価値があるかを判断しよう。
たとえば、/boots/all(ページA)のtitle要素とページ内のテキストから、キーワード「ankle boots」を削除したら、どうなるだろうか?
グーグルが代わりに/boots/ankle-boots/(ページB)を優先してページBが上位に表示されれば文句なしだ! そうならない場合は、最悪のシナリオとして変更を元に戻し、SERPの1ページ目に両方のページが表示される状態を維持できる。

シナリオ2片方がSERPの上位に表示されていて片方は上位にない場合

SERPの1ページ目の上位にページAが表示され、ページBがどこにも見当たらない(上位15~20位以内に入っていない)場合は、必ずしも緊急事態だとは限らない。

シナリオ3両方のページがSERP上位に出てこない場合

SERPの2ページ目か3ページ目に両方のページが表示されている場合は、カニバリゼーションによってどちらかのページ、または両方のページの順位が下がっている可能性がある。
●Google Search Consoleで、そのキーワード単体に対してクリック数がより多いページはどちらかを確認する。また、類似のキーワードについてもチェックしてみるべきだ。というのも、SERPの2ページ目や3ページ目に表示されるキーワードは、Google Search Consoleで見るとクリック数が非常に少ないからだ。
その後、どちらのページを第一に優先するかを決め(コンテンツの観点から、より相応しいページを選ぼう)、両方のページのオンページSEO要素を積極的に変更してテストする。
●「title要素」「見出しタグ」「ページ内のテキスト」を見直して、両方のページで重複していそうな箇所を探す。重複の程度が非常に高い場合は、ページ間で統合や正規化、リダイレクトする価値があるかもしれない(これについては後述する)。

②同じキーワードで検索しても、ウェブサイトにある複数のランディングページの掲載順位が頻繁に変わる

たとえば、キーワード「ankle boots」で時間を変えて検索すると、検索上位にくるページが入れ替わっていることがあるかもしれない。グーグルは、そのキーワードに対してどちらのページを選ぶべきか迷っているように思われる状況だ。

●その変動はいつ始まったか?
●同じキーワードに対して検索順位が入れ替わるページは、何ページあるか?
●これらのページの検索順位が入れ変わる頻度は?

カニバリゼーションの犠牲になっているページの見分け方

カニバリゼーションの大きな変化を検出するのに僕が普段使っているツールについて説明する。

Ahrefs

タイプ①のカニバリゼーションで利用するツール
同じキーワードをめぐって複数のランディングページが競合している状況の見つけ方

●Ahrefsの使い方動画
How to Find Keyword Cannibalization Issues with Ahrefs and Google Sheets [AMS-07 by Joshua Hardwick]
https://www.youtube.com/watch?v=GIoZAx8upmY

自由に使えるツールがない場合は、Google Search ConsoleやGoogleスプレッドシートを利用できるが、どちらかというと手作業の処理になる。

STAT

タイプ②のカニバリゼーションで利用するツール
同じキーワードで、複数のランディングページの掲載順位が入れ変わる状況の見つけ方

ほとんどの検索順位追跡ツールは、時間の経過とともにキーワードによってURLの掲載順位が変わった場合に、これを機能として発見できるようになるだろう。僕は以前、まさにそのためにLinkdexやPi Datametricsなどの追跡ツールを使っていた。

DistilledではSTATを利用している。STATでは、メインのKeyword(キーワード)タブ内のHistory(履歴)の下にこのデータが表示される。

SEOコンサルタントのまとめ

▼SEOのカニバリゼーションの問題は
1.同じキーワードでランディングページが競合
…クエリへの回答が両方にあるとGoogleに判断された為。
→「共食い」している。
2.ランディングページが入れ替わる

【複数のランディングページ競合の対処】
▼両方が上位の場合
→ディスクリプションの修正をし違いをつける
▼意図しない方が上位の場合
→どちらがクリックされてるか調査し優先ページを決める
→片方のKWテキストを削除→だめなら戻す

▼両方とも上位に無い
→どちらがクリックされてるか調査し優先ページを決める
→両方の「title」「見出し」「ページ内テキスト」を見直

【ランディングページが入れ替わる場合】
▼下記を確認
●変動がいつ始まったか
●同じキーワードに対し検索順位が入れ替わるページは何ページか
●検索順位が入れ変わる頻度は

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記事執筆/サイト管理者

記事執筆/サイト運営者


名前:白石竜次 Shiraishi Ryuji
肩書:SEOコンサルタント
高校卒業後、調理師を経て数々の職業を経験し、その後IT企業でHTMLおよびSEO対策を学ぶ。
その経験を知識を生かしながら各企業でSEO担当者となりインハウスSEOを行う。
現在ではフリーで様々な企業のSEOコンサルティングを行っている。
2011年11月 「SEO対策<検索上位にヒットする>コレだけ!技(技術評論社)」を出版。
2014年1月「世界一わかりやすいSEO対策 最初に読む本(技術評論社)」を出版。
2014年1月「たった30分でできるSEO検索エンジン最適化(秀和システム)」を出版。
2017年 書籍「DeNAと万引きメディアの大罪(宝島社)」に寄稿。


ストアカ

白石 竜次

元お笑い芸人の初心者・中小企業向けSEOセミナー

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