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SEOコンサルタント白石竜次の新作本

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SEO

【まとめ】リンクについて重要なポイント…その1

投稿日:2019年9月30日 更新日:

SEOまんが3話-007

【まとめ】リンクについて重要なポイント…その1

「被リンク」についてはSEO関連の中知識において否定も肯定も、人により認識の差、誤解の多いものです。そのポイントをまとめた記事になります。

【図解】グーグルのリンク評価20の原則【2019年版】(前編#1~#10)

グーグルのリンク評価20の原則

人気が高いページからのリンクほど、強力な票になる
独自のメインコンテンツの「中」にあるリンクは、サイト共通部分のリンクより大きな価値を引き渡す
メインコンテンツの上部にあるリンクほど、強力な票になる
関連性の高いアンカーテキストを含むリンクは、より大きな価値を引き渡すことがある
これまでリンクしてくれたことがないドメイン名からのリンクは、すでにリンクしてくれているサイトからのリンクよりも重要だ
他サイトからのリンクは、サイト内リンクより影響力が強い
信頼できるシードセットからの距離が近いリンクほど、より大きな価値を引き渡すことがある
ページのトピックに関連性の高いページからのリンクは、より強力な票になることがある
鮮度の高いページからのリンクは、鮮度の低いページからのリンクより大きな価値を引き渡し得る
リンク増加率は、鮮度のシグナルとなり得る
グーグルは、スパムリンクや低品質リンクの価値を引き下げている(10/7公開の後編で解説)
リンクエコー:リンクの影響は、リンクがなくなった後も残ることがある(10/7公開の後編で解説)
オーソリティの高いコンテンツにリンクを張っているサイトは、そうでないサイトより高く評価されることがある(10/7公開の後編で解説)
スパムページにリンクしていると、そのページからの他のリンクも、価値を下げられることがある(10/7公開の後編で解説)
nofollowリンクはフォローされないが、場合によっては価値を渡すこともある(10/7公開の後編で解説)
JavaScriptリンクの多くは価値を引き渡す――ただしグーグルがレンダリングできる場合に限る(10/7公開の後編で解説)
1つのページ内に同じURLへのリンクが複数ある場合は、最初のリンクが優先される(10/7公開の後編で解説)
robots.txtとmeta robotsタグは、リンクの認識や取り扱いに影響を及ぼすことがある(10/7公開の後編で解説)
否認したリンクは価値を引き渡さない(通常は)(10/7公開の後編で解説)
リンクではない言及が、データやオーソリティをウェブサイトに関連付けることがある(10/7公開の後編で解説)

これらは厳然たるルールというわけではなく、相互に作用し合う原則であることに注意してほしい。たとえば、次のような具合だ。

『鮮度の高いリンクを一挙に公開すると、強力なリンクを凌駕する場合が多い』

『スパムリンクは鮮度の高いリンクの効果を鈍らせることがある』

これらの原則を、ぜひ自分でテストしてみることを強く推奨する。ランドの言葉を引用すると、「SEOについて学ぶには、実際に試してみるより効果的な方法はない」のだ。

人気が高いページからのリンクほど、強力な票になる

『獲得する票(被リンク)が多ければ多いほど、そのページに付与されるPageRank(や、その他の潜在的なリンクに基づくシグナル)が高くなる。
より多くの票を貯め込んでいるページほど、発リンクを通じて他のページに渡す票も多くなる。』
人気が高いページとは、それ自体が多くの票を貯め込んでいるページのことだ。人気のページからリンクを獲得すると、一般的には、さほど票(リンク)を集めていないページからリンクを獲得するよりも、大きな力となり得る。

独自のメインコンテンツの「中」にあるリンクは、サイト共通部分のリンクより大きな価値を引き渡す

●「サイドバー」「ヘッダー」「フッター」などのいわゆる「ボイラープレート」(サイト内で共通に使い回すことを前提としたテンプレート的な部分)
よりも、
●ページ独自の本文領域
に配置されているコンテンツやリンクの方を重視していることを示唆しているものが、グーグルの特許にはいくつかある。

グーグルの検索品質評価ガイドラインでは、ページの「メインコンテンツ」を重視するよう評価担当者に求めている。

SEOに関する複数の実験から、(CSSまたはJavaScriptを使っている)展開可能なタブやアコーディオンメニューの中に隠れているリンクは、完全に見えているリンクよりも影響力が低い可能性があることがわかっている(ただしグーグルは、こうしたリンクも完全にインデックス化して重み付けをしていると述べている)。

メインコンテンツの上部にあるリンクほど、強力な票になる

、「ユーザーが実際にクリックすると思われるリンク(ページ上のより目立つ位置に配置されているリンクを含む)」の方により大きな重み付けをする方法について、Reasonable Surfer特許に関する資料で説明している。

グーグルのウェブスパム担当チームを率いていたマット・カッツ氏は、かつてSEO担当者らに対し、「ページの最初に配置されたリンクに注意を払い、重要なリンクは埋没させないように」と呼びかけていた
Google’s Matt Cutts tells PubCon attendees to put important links toward the top of content
https://www.brafton.com/news/googles-matt-cutts-tells-pubcon-attendees-put-important-links-toward-top-content-800231718/

関連性の高いアンカーテキストを含むリンクは、より大きな価値を引き渡すことがある

グーグルのReasonable Surfer特許に関する資料には、関連性の高いアンカーテキストを含むリンクをより重視するという考え方も記載されている。

注意すべきなのは、関連性の高いアンカーテキストの価値向上を提案しているReasonable Surfer特許には、「テーマから外れているアンカーテキストや無関係のアンカーテキストは、価値を落とすか、あるいは一切無視する」とも書かれていることだ。

「トピックに関連するコンテンツの中にあるリンクは、そうでないリンクより文脈から考えて関連性がより高くなる」のは理にかなっている。

これまでリンクしてくれたことがないドメイン名からのリンクは、すでにリンクしてくれているサイトからのリンクよりも重要だ

●すでに自分のところにリンクを張ってくれているサイトからリンクをさらに500件獲得する
よりも、
●異なる50個のドメイン名からそれぞれ1件ずつ、合計50件のリンクを獲得する
方がはるかにいい。

この考え方は、これまでに行われたほぼすべての検索順位決定要因の相関性調査で裏付けられている。「リンク元となっている個別ルートドメイン名の数」はほぼ常に、グーグルの検索順位について、「サイトのリンク総数そのもの」よりすぐれた予測因子だ。

この原則が常に正しいわけではないことを指摘している。こういうわけだ。
『「ニューヨークタイムズ(NYT)から2つ目または3つ目のリンクを獲得する」か「オーソリティの低いどこかのサイトから新しいリンクを獲得する」かを選べるとしたら?
たいていはNYTから追加でリンクしてもらうほうが検索結果の上位に表示される可能性が高まり、マーケティングにも役立つ。』

他サイトからのリンクは、サイト内リンクより影響力が強い

●他サイトからのリンク
は、
●自分自身のサイトのなかで張ったサイト内リンク
より価値が高いことになる。

検索エンジンは、「君について他者が言うこと」は「君が君自身について言うこと」よりも重要だという考え方に従っているようだ。

だからと言って、サイト内リンクが無意味だというわけではない。それどころか、サイト内リンクや優れたサイト構造は、グーグルの検索順位で非常に大きな影響力を発揮することもある。

信頼できるシードセットからの距離が近いリンクほど、より大きな価値を引き渡すことがある

「TrustRank(トラストランク、信頼ランク)」は、何年も前からある概念だ。
Google TrustRank

Google TrustRank

信頼できるシードサイトからのリンク距離が近ければ近いほど、そのサイトが検索上位を獲得する力は強まる。

グーグルが信頼性を評価する可能性があるリンク以外の方法として、次のような情報の利用がある。

●ネット上の評判(オンラインレビューや感情分析など)
●正確な情報(事実)
これは、「ユーザーの今後における幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える」YMYL(Your Money or Your Life:資産や人生)ページで特に重要な要素だ。

ページのトピックに関連性の高いページからのリンクは、より強力な票になることがある

グーグルはトピックについての関連性が高いリンクに対して同じように対処する可能性がある。

こういった考え方は、関連性のないページからのスパムリンクを無視するのにも役立つ。

鮮度の高いページからのリンクは、鮮度の低いページからのリンクより大きな価値を引き渡し得る

ページの関連性を判断する方法の1つとして、そのページに張られているリンクの鮮度に注目することがある。
基本概念として、
●鮮度の高いページ(新しいページや定期的に更新されているページなど)から張られたリンクを含むページ
は、
●鮮度の低いページやしばらく更新されていないページからのリンクが多いページ
よりも関連性が高いと考えられる。

より鮮度の高いページからのリンクを一気に追加したページは、過去10年にわたって同じ古いリンクが含まれるページと比べて、直接的な関連性が高いかもしれない。こうしたケースでは、リンクの増加率やリンク元ページの鮮度がランキングに大きな影響を及ぼす可能性もある。

注意すべきこととして、ページが「古い(公開してから時間が経っている)」からといって、鮮度が低いとは限らないことを指摘しておきたい。

リンク増加率は、鮮度のシグナルとなり得る

グーグルから見て、ページに張られる新規リンクが急増した場合、これは関連性を示すシグナルとなる可能性がある。

これと同じようなことで、全体のリンク増加率が低下すると、ページの鮮度が落ちたことを表し、検索結果で価値が引き下げられる可能性が高い。

SEOコンサルタントのまとめ

【リンクについてまとめ】
▼『鮮度の高いリンクを一挙に公開すると、強力なリンクを凌駕する場合が多い』
▼『スパムリンクは鮮度の高いリンクの効果を鈍らせることがある』
▼自分でテストしてみることを推奨。
→リンクは白黒割り切れません。実際にやってみないと…
▼「SEOについて学ぶには、実際に試してみるより効果的な方法はない」
▼人気が高いページは被リンクが沢山あり、そこからのリンクほど強い。
▼「サイドバー」「ヘッダー」「フッター」からより独自コンテンツからのリンクのほうが強い。
→本文中からのリンクが効果的。
▼コンテンツの上部にあるリンクのほうが強い。
▼関連性の高いアンカーテキストを含むリンクは価値が高い。
▼無関係のアンカーテキストは価値が下がるか無視される。
▼新たなドメインからのリンクは重要(ドメイン分散)。ただし強いドメインからの2つ目のリンクのほうが強い。
→「リンク分散」とは言われるけど、強いドメインのサイトの2つ目3つ目のリンクのほうが価値ある。
▼他サイトからのリンクはサイト内リンクより強い。
▼サイト内リンクや優れたサイト構造も重要。
▼信頼できるシードサイトからのリンク距離が近ければ近いほど効果は強い。
▼ページのトピックに関連性の高いページからのリンクは強くなる。
▼鮮度の高いページからのリンクは鮮度の低いページからより強くなる。
→やっぱり更新頻度の高いサイトのほうが価値があるようですね。
▼リンク増加率は、鮮度のシグナルとなる。

[被リンク記事]

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記事執筆/サイト管理者

記事執筆/サイト運営者


名前:白石竜次 Shiraishi Ryuji
肩書:SEOコンサルタント
高校卒業後、調理師を経て数々の職業を経験し、その後IT企業でHTMLおよびSEO対策を学ぶ。
その経験を知識を生かしながら各企業でSEO担当者となりインハウスSEOを行う。
現在ではフリーで様々な企業のSEOコンサルティングを行っている。
2011年11月 「SEO対策<検索上位にヒットする>コレだけ!技(技術評論社)」を出版。
2014年1月「世界一わかりやすいSEO対策 最初に読む本(技術評論社)」を出版。
2014年1月「たった30分でできるSEO検索エンジン最適化(秀和システム)」を出版。
2017年 書籍「DeNAと万引きメディアの大罪(宝島社)」に寄稿。


ストアカ

白石 竜次

元お笑い芸人の初心者・中小企業向けSEOセミナー

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