効果的なテクニカルSEO監査をグーグルが解説
【2026年版!?】ローカルSEOランキング要因【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
「効果的なテクニカルSEO監査」の実施方法を、グーグル検索チームのマーティン・スプリット氏が動画で解説した。
要点をまとめる。
■技術的監査の真の目的
技術的SEO監査は、単なるエラーのリストではない。その主な目的は、次のことである:『技術的SEO監査の目的は、検索エンジンがウェブサイトをクロール、インデックス、理解するのを妨げたり、干渉したりする技術的な問題を発見すること。』
調査結果は、監査対象ウェブサイトの文脈を前提に解釈されなければならない。
■技術的監査の真の目的
意味を持つ監査のための3つのステップのプロセスは次のとおり:1:問題の特定: ツール、チェックリスト、ガイドラインを使用して、潜在的な技術的問題を見つける。
2:レポートの調整: 特定のサイトに合わせてカスタマイズされたレポートを作成し、見つかったデータを意味のあるものにする。
3:実行可能な提案の提供: サイト固有のニーズと優先順位に基づいて推奨を行う
■コンテキストの重要性
ツールだけでは不十分であり、コンテキスト(文脈)が重要である:・恣意的なスコアの回避: 一般的なスコアや任意の制限値を含むレポートは解釈が難しく、意味がない可能性がある。
・調査結果の優先順位付け: 優れた監査は、「容易に達成できる成果」を優先する。これには、次の2点によって調査結果をグループ化することが必要である:
・修正にかかる労力
・それがもたらす潜在的な影響力・コンテキストが鍵: ツールによって指摘されたすべての問題が問題であるとは限らない。たとえば、多数の404エラーがあったとしても、コンテンツを削除した後であれば正常な結果である。しかし、説明のつかない404応答の急増は、調査すべき重大な問題である
■より深く、協力的なプロセス
価値ある監査を作成するには、次のアクションが重要である:・サイトの理解: まず、サイト固有のテクノロジースタック(技術的な構成や設定)を理解する。
・調査結果の検証: サイトとその技術に精通している人々と話し、あなたの評価が彼らの状況にとって妥当で意味のあるものであることを確認する。
・サイト固有であること: 監査の焦点はサイトに適応させるべきである。たとえば、hreflangの監査は国際的なサイトにとっては不可欠だが、日本語でしか運用していないサイトには無関係である。
■調査すべき主要領域
監査中にチェックすべき一般的な領域には、次のものも含む:・ルーティングとネットワークの問題
・HTTPヘッダーとメタデータ
・リダイレクトチェーンまたはループ
・正規化とリンクの問題
・マークアップとレンダリングの問題■ツールを盲信しない
最も重要なポイントは、ツールを盲信しないこと。成功する技術的SEO監査は、専門知識を駆使して、すべての調査結果が対象のウェブサイトにとって有意義であることを確認し、最大の影響を達成するためにそれらを優先順位付けすることが求められる



