SEO系タグはheadセクションの先頭に記述するといい
head セクションに記述する情報の分量が検索に与える影響についてグーグルのジョン・ミューラー氏は次のようにコメントした。
SEOに関係する命令系タグは上部に記述したほうがいい。そのほうが、発見と処理が容易になるからだ。
そのほかの記述はむしろレンダリングに関係してくる。サイズが理由でレンダリングに問題は起きないだろう。
※そのまま鵜呑みにせず、この解説の後半をしっかり読んでほしい。
That seems suboptimial. My recommendation would be to put any "SEO-directives" on top of the head, so that they can be found & processed easily. The rest is more a matter of rendering, which shouldn't have issues just based on size.
— 🐄 John 🐄 (@JohnMu) December 9, 2021
SEOに関係する命令形のタグとは、検索エンジンのクロールやインデックスに関わるタグだろう。次のようなタグだ:
noindex robots meta タグ
rel="canonical" タグ
※厳密には、rel="canonical" は命令ではなく手がかりとしてグーグルは利用する
基本的に上から順番にタグをグーグルは処理していく。そのため、検索にとって重要なタグは早目に認識できるようにしたほうがいいというのがミューラー氏のアドバイスになる。ただし、これは一般化できるものだとは言いがたい。
というのも、これは質問者のページでhead内に4600行ものHTMLタグがあることが前提だからだ。ミューラー氏はその状態に対して「ベストな状態だとは言えない」とコメントしたうえで、上記の解説をしている。
グーグルがインデックスできるページのサイズ上限は数百Mバイトだという情報がある。head内に数千行の情報があっても、そうした上限にとって問題はないだろう。
しかしグーグルにとっては、たとえばnoindexを指定しているページならば早めにその情報を知りたいと思うのは当然かもしれない。
head内に数十行しか書いていないならば、あわててSEO系のタグをHTML内で上のほうに移動する必要はない。
SEOコンサルタントのまとめ
head内に数十行程度の文字数しかないなら、SEO系のタグをHTML内で上のほうにする必要はないようです。