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SEO

インターステーシャル広告で検索順位が下がった例(体験談)

投稿日:2018年1月18日 更新日:

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【SEO】インターステーシャル広告で検索順位が下がった例(体験談)

インターステーシャル広告を表示しているサイトには検索順位を下げるというペナルティがあります。事例と供にお伝えします。

インターステーシャル広告で検索順位が下がった

昨年、知人のとあるサイトが「急に順位が下がり不安定」な状態になりました。
あるKWの順位が大幅に落ち始めたのが2017/12/14あたり頃から。普通は10位前後なのですが、「10位前後⇒圏外⇒10位前後⇒圏外」と非常に不安定になりました。
丁度その頃、Googleでは12月中旬にアルゴリズム変更がありました。

実はこのサイトのTOPページを開くと「インターステーシャル広告」が表示されます。

「Googleウェブマスター向け公式ブログ」

にはこのように書かれています。

「モバイル ユーザーが簡単にコンテンツにアクセスできるようにするために」2016年8月24日水曜日

『煩わしいインタースティシャルが表示されるページは、すぐにコンテンツにアクセスできるページに比べユーザー エクスペリエンスが低くなります。画面が小さいモバイル端末であればなおさらです。Google では、モバイル検索時のユーザー体験をさらに高めるため、ユーザーがモバイル検索結果からページに遷移した際、すぐにコンテンツにアクセスできないようなページを、2017年1月10日より、これまでよりも低く掲載する可能性があります。』

1:ユーザーが検索結果からページに移動した直後やページを閲覧している最中に、メインのコンテンツを覆い隠すようにポップアップを表示する。
2:スタンドアロン インタースティシャルを表示して、それを閉じないとメインのコンテンツにアクセスできないようにする。
3:スクロールせずに見える部分がスタンドアロン インタースティシャルのように見えるレイアウトを使用して、インラインのメインのコンテンツはスクロールしないと見えないようにする。』

(Googleウェブマスター向け公式ブログ より)

Cookie-の使用に関するインタースティシャルの例
年齢確認のインタースティシャルの例
煩わしいスタンドアロン-インタースティシャルの例
画像-Googleが提示する「煩わしいポップアップの例」

Googleゲイリー・イリェーシュ氏のコメント
ゲイリー・イリェーシュ氏は、ツイッターでこのように説明しています。

『わずらわしいインタースティシャルを表示するページの評価を下げるアルゴリズムは、ページ単位で影響する。サイト全体ではない。』

『たとえば、トップページだけでインタースティシャル広告を表示していたなら、評価が下がる可能性があるのはそのトップページだけだ。サイト内のそのほかのページは悪い影響を受けない。
とはいえ、たいていのサイトではサイト全体でインタースティシャルを使っているのではないだろうか。もしそうなら結局サイト全体で影響を受けることになるだろう。』

WEB担当者フォーラム  より)

『今後はモバイル向けサイトにおいて、閲覧に邪魔な広告を表示するページは評価が落ち、検索順位が下がることになります。』
『2015年11月1にも「アプリダウンロードのみ」を対象とした変更が行われましたが、今回のアルゴリズム更新によりアプリダウンロードを含む全てのインタースティシャル広告が規制対象となります。
インタースティシャルを使用してないサイトには影響がありませんが、もし使用しているのであれば早急の対応が必要になります。』

クロスウォーク のサイトより)

現在、このサイトはそのキーワード以外では強いのです。
また、個人的に目視で検索すると、
例えば地域名で検索すると、検索した地域の事が書かれている下層ページが表示されます。
これは「TOPページが避けられている」とも考えられます。その結果「地域に関連した検索結果」で表示されたのでしょう。

このような情報から、

「順位が落ちたのは【インターステーシャル広告を表示している為】」

だと思われます。

■解決策
1:Googleに明確に改善した事を伝えるには
▼インターステーシャル広告を表示しない⇒「Fetch as Google」で報告
という対処が良いでしょう。

2:インターステーシャル広告を表示させたい場合
事情でどうしてもインターステーシャル広告を表示させたい場合は、「広告を小さくする」事です。

Googleは

1:法律上の必要性に基づいて表示されているように見えるインタースティシャル(Cookie の使用、年齢確認など)。
2:一般公開されていないコンテンツ(そのためインデックス登録ができない)を有するサイトが表示するログイン ダイアログ。たとえば、メール サービスのように個人的なコンテンツが含まれる、有料のコンテンツであるためインデックス登録できない、などの場合が考えられます。
3:画面スペースから見て妥当な大きさで、簡単に閉じることのできるバナー。ここで言う妥当な大きさとは、たとえば Safari や Chrome に表示されるアプリ インストール バナー程度の大きさです。

と言っています。

今回は「画面スペースから見て妥当な大きさで、簡単に閉じることのできるバナー」ですね。

画像-画面スペースから見て妥当な大きさのバナーの例

このくらい小さくすれば、大丈夫だと思います。

サイト運営会社、サイト制作者など事情があるでしょうが対処が必要ですね。

インターステーシャル広告の確認ツールは無し

自分のサイトのインターステーシャル広告がペナルティになるかどうか、を確認するツールを、Googleは提供しないようです。

・・・つまり、「見て広告が大きかったらもうだめだよ」、という事です。
基本的にインターステーシャル広告自体やらないのが良いのではないでしょうか。

インターステーシャル広告は意味が無い

結局、インターステーシャル広告は効果をもたらさないのではないでしょうか?

それでも、強引に表示されるインタースティシャル広告がユーザーの快適なモバイル使用を妨げていることは明らかです。たとえばグーグル独自の調査では、Google+アプリダウンロードでインタースティシャル広告が表示されたユーザーの69%は完全にWebサイトの訪問をやめたということが分かりました。

同様に、外部による調査でもこの種の広告に効果がないことが示唆されています。ユーザーはモバイルバナーの広告は200ミリ秒、インタースティシャル広告については800ミリ秒しか見ていないということがアイトラッキングやワイヤレスEEGのようなツールを使用した調査で明らかになっています。
ついに始まったGoogleのインタースティシャル広告ペナルティとは? - WPJ より)

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記事執筆/サイト運営者


名前:白石竜次 Shiraishi Ryuji
肩書:SEOコンサルタント
高校卒業後、調理師を経て数々の職業を経験し、その後IT企業でHTMLおよびSEO対策を学ぶ。
その経験を知識を生かしながら各企業でSEO担当者となりインハウスSEOを行う。
現在ではフリーで様々な企業のSEOコンサルティングを行っている。
2011年11月 「SEO対策<検索上位にヒットする>コレだけ!技(技術評論社)」を出版。
2014年1月「世界一わかりやすいSEO対策 最初に読む本(技術評論社)」を出版。
2014年1月「たった30分でできるSEO検索エンジン最適化(秀和システム)」を出版。
2017年 書籍「DeNAと万引きメディアの大罪(宝島社)」に寄稿。


ストアカ

白石 竜次

元お笑い芸人の初心者・中小企業向けSEOセミナー

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