動画構造化データの実装で、動画のインプレッションが3倍・クリックが2倍に⤴️⤴️
グーグル検索の上位表示の鍵になるかもしれない「エンティティ」とは?【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
動画構造化データの成功事例が、グーグルの検索セントラルサイトで公開された。
インドネシアの大手動画配信サービスであるVidio(ビディオ)は、現地言語の豊富な動画コンテンツをグーグル検索でより見つけやすくすることを目指した。そのためにVidioは、既存のビデオファイル形式を変更することなく、ビデオカタログにVideoObject構造化データを実装した(M3U8ファイル、Googleは対応済み)。ただし、Googlebotが適切にクロールおよび解析できるように、すべてのビデオのURLをGooglebotのアクセスに対して固定URLにする必要があった。
VideoObjectマークアップを実装してから1年以内に、Vidioは大幅な成果を得た。公開された動画の数は30%増加だったが、VideoObjectマークアップの実装により、動画が検索のさまざまな場所に表示されるようになったという。これにより、グーグル検索での動画インプレッション数が3倍に増加し、動画クリック数が2倍近くに増加したそうだ。また、VidioはSearch Consoleのレポートを活用して、プラットフォーム全体の問題を特定し解決した。
Vidioの成功事例から学べる主要ポイントをまとめる:
・VideoObject構造化データを実装することで、グーグル検索での動画の発見可能性を大幅に向上させられる。
・Googlebotがビデオコンテンツを効率的にクロールしてインデックスできるように、Googlebotにだけ「構造化データにcontentUrlを出力」「動画に固定URLでアクセスできるようにする」ことがポイント。
・Search Consoleレポートを活用することで、ビデオのインデックス登録とパフォーマンスに関する問題を特定して修正できる。
・特定の市場では、現地言語のコンテンツに焦点を当て、ローカル検索に最適化することが有効
動画を主力コンテンツとして配信しているなら、Vidioの事例を参考にしたい。