グーグル検索のトップが交代、新トップは収益増加よりもUX改善を優先?
グーグル検索のトップが交代、新トップは収益増加よりもUX改善を優先?【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
グーグル検索・広告のトップが交代する。プラバッカー・ラガバン氏が退任し、ニック・フォックス氏がグーグル検索・広告のトップに就く。フォックス氏は長年にわたって検索と広告に携わってきた経歴を持つ。
検索事業トップの交代により、検索機能の発展、改良の方針に変化がひょっとしたら出てくるかもしれない。フォックス氏は、特にユーザー体験の向上を重視してきた人物だという。
アメリカ合衆国司法省での裁判でグーグルが提出した文書に、ラバガン氏の前の検索部門トップのベン・ゴメス氏からフォックス氏に当てられた内部メールがある。この中でフォックス氏は、ユーザーエクスペリエンスに重点を置いてきた検索チームの従来のスタンスと、収益創出を優先するように高まる上層部からのプレッシャーとの間の緊張を明らかにしている。そして広告チームと同様に収益を最適化するためのより体系的で焦点を絞ったアプローチを提唱すると同時に、ユーザーエクスペリエンスへの配慮とのバランスをとることの重要性も認識している。
フォックス氏がトップに就いたことで、短期的には収益を犠牲にしてでも、長期視点に立ちユーザー体験向上を優先してグーグル検索の改良に注力していく可能性も考えられる。