テクニカルSEO、ないがしろにすると後悔するサイトと、気にしなくていいサイト
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SEO専門家のマーク・ウィリアムス=クック氏のリンクトインでの投稿を紹介する。テクニカルSEOの必要性を説いたものだ。
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おせっかいなSEOアドバイス:「テクニカルSEO」とは、「今すぐの問題」を直すことではなく、「将来起こりうる問題」を未然に防ぐことが目的になる場合もある。「転ばぬ先の杖」というわけだ。
その一例を示そう。
●テクニカルSEO担当:「新しいサイトでは、パーソナライズのためのクエリ文字列がページに付与されることがあり、そうしたURLがインデックス対象になっています」
△上司:「そのページはいくつインデックスされてる? どんな問題が起きてるの?」
●テクニカルSEO担当:「今のところ10〜15ページ程度です。サイトを公開してまだ数週間ですからね」
△上司:「これを直すことで、この四半期にどんな成果(トラフィックの上昇など)が見込める?」
●テクニカルSEO担当:「ほぼないですね」
△ 上司:「じゃあ却下」
〜2年後〜
※ 1,000ページだったサイトが、今では6万ページもインデックスされており、重複コンテンツだらけでカノニカル地獄。重複ページによってトラフィックが低下し、ユーザーが「間違った」ページへリンクしてしまったり、クロール・インデックス・ランキングに悪影響が出たりしている。
★この段階になると、根本的な技術的問題(短時間で直せる部分)を修正するだけでなく、発生した症状にも対処して、サイト全体を立て直す必要がある。
経験豊富なテクニカルSEO担当者なら、このような問題が表面化する前に気づき、対策を講じることができるだろう。
*******************************************クック氏によるリンクトインでの投稿を前回のコラムでも紹介した。このときは「テクニカルSEOは不要」という内容だった。
「前に言ったことと矛盾してるのでは?」と思ったかもしれないが、以前のも投稿は小規模サイトにはテクニカルSEOは不要という主張だった(完全に不要ではないとしても最重要事項ではない)。しかし今回クック氏が伝えているのは、大規模サイトにはテクニカルSEOが非常に重要ということをだ。
サイトの規模やタイプに応じて優先すべきSEOが変わってくるのは当然のことである。
SEOコンサルタントのまとめ
改めて「小規模サイトにはテクニカルSEOは不要」です。
ですが、自社のサイトが小規模サイトなのに、テクニカルSEOをすれば順位やアクセスが上がると考える方が多いですね。



