質の低いコンテンツは、クロールしてもインデックスしない
グーグルSGEが改名して正式版に。新名称は「AI Overview」(ただし問題アリ)【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
■Google Gary Illyes(ゲイリー・イリーシュ)氏(@methode)
「質の低いコンテンツは、クロールしてもインデックスしない
Search Consoleで「クロール済み、インデックス未登録」が非常に多い場合は、サイト全体の品質に問題がある可能性がある。」グーグルのゲイリー・イリース氏が、こうしたことを解説した。ブルガリアの首都ソフィアで4月に開催された検索系の国際イベントSERP Conf.(SERPカンファレンス)での、Q&Aセッションでだ。
Search Consoleのインデックスレポートに出てくる「クロール済み、インデックス未登録」関連の質問に、イリース氏は次のように述べた:
「一般的に、サイト全体の品質は、Search Consoleで確認できる「クロール済み、インデックス未登録」のURL数に大きく影響する。これらのURL数が非常に多い場合は、サイト全体の品質に問題がある可能性を示唆している。2月以降、グーグルがサイトの認識を変更しただけで、URLのインデックスを大量に削除するケースが増えた。
つまり、2月以降、グーグルがサイトに対する認識を根本的に変えたため、Search Consoleのデータにも変化が生じた可能性がある。Search Consoleは、グーグルのインデックスとランキング、検索結果表示のデータを使用し、私たちが理解できる形に加工している。未加工のデータは、私たち人間には理解できないものだからだ。
「クロール済み、インデックス未登録」の数が増えている場合、Googleがサイトに対する認識を変えた可能性がある。または、サイトでエラーが発生し、すべてのURLに同じページが表示されている可能性もある。原因はさまざまだが、ほとんどの場合は、技術的な問題が原因だ。」
コンテンツの品質が低いとグーグルはクロールしてもそのページをインデックスしないことがある。品質はページ単位だけではなくサイト全体でも評価する。サイト内のコンテンツの多くが低品質だと、たとえそこまで品質が低くなかったとしてもインデックスされないページが出てくる。
わかりやすく言えば、「このサイトのコンテンツは何であろうがインデックスに値しない」というレッテルを貼られてしまうようなものだ。
以前からこのような仕組みはあったものの、2024年2月に認識方法を変更したという。おそらくは、これまでよりも厳格にしたようだ。結果として、2月のタイミングで「クロール済み、インデックス未登録」のURLが急増したサイトが出てきたと思われる。
「クロール済み、インデックス未登録」の原因が技術的な問題であることも多いようだ。そのため、数が多いからといって問題があるとは限らない。しかし、個々のURLを精査して、技術的な原因ではないのに「クロール済み、インデックス未登録」に入っているものがあれば、要注意だ。おそらく品質が原因だからだ。「低品質コンテンツが多すぎればサイト全体に影響する」ことを肝に銘じておきたい。
SEOコンサルタントのまとめ
■Google ゲイリー・イリーシュ氏[Web担当者Forum]
質の低いコンテンツは、クロールしてもインデックスしない
Search Consoleで「クロール済み、インデックス未登録」が非常に多い場合は、サイト全体の品質に問題がある可能性がある。
[Web担当者Forumより]コンテンツの品質が低いとグーグルはクロールしてもそのページをインデックスしないことがある。品質はページ単位だけではなくサイト全体でも評価する。サイト内のコンテンツの多くが低品質だと、たとえそこまで品質が低くなかったとしてもインデックスされないページが出てくる。
▼コンテンツの質が低いと、評価が低くなるだけではなく、インデックスすらしてくれなくなったようです。