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SEOでの被リンクについて再確認…リンク資産についてまとめ
「リンク資産」についての興味深い記事がありました。
現在にも「被リンク」は効果がある
検索エンジンが評価する要素として「検索意図を満たすコンテンツ」の重要度が非常に高まっているが、リンクをまったく評価しなくなっているわけではない。
昔のように「リンクさえ張られていれば順位が上がる」という状況ではなくなっただけで、本来あるべき意味での「関連する・推奨する情報の参照として、あるべき形で設置されたリンク」は、今でも検索エンジンは評価している。
(基本のおさらい)リンクは、リンク元ページがもっているページの評価を、リンク先のページに引き渡す(この記事では、そうした評価価値の引き渡しを「フロー(流れ)」と呼んでいる)。
(Web担 より)
▼近年「コンテンツが重要」「コンテンツSEO」「コンテンツイズキング」「検索意図を満たすコンテンツ」・・・などなど、コンテンツコンテンツコンテンツと言われ過ぎている印象、さらには胡散臭いSEO業者の被リンクサービスの効果の無さ、ということなどがあり、「外部リンク、被リンクは効果無い」あるいはスパムという人すらいる状況ではありますが、2017年の現在でも効果はあります。ただ、Googleが「質の低いリンクは無効化」と言ってますし、価値のあるサイトからの意図的ではない(ように見える)リンクは適切に評価されると考えます。
内部リンクも効果がある
原則1 「外部サイトからのリンク」のほうが、「サイト内からのリンク」よりも、ほとんどの場合、ランキング価値が高く、検索順位を上昇させる可能性を持っている。
だからと言って、次のように考えるのは適切ではない。
では、サイト内からのリンクは、リンク資産を提供してくれないから、意味がないのね
(Web担 より)
▼最近、「内部リンク」の効果が上がっているように個人的には思っています。
少し昔に、サブドメインの評価が変わったり、内部リンクの評価が落ちたりしたイメージですっかり効果が薄いと考えていましたが、例えば記事の文章中のリンクなどは効果があると思います。クリック率が高く誘導に向いているのは昔からです。ただ、広告などは紛らわしくならないよう配慮が必要です。
内部外部のリンクが多いサイトは引き渡すリンク資産も多い
原則2 「サイト内から」と「外部サイトから」の両方のリンクを十分に獲得しているページは、被リンクが少ないページよりも多くのリンク資産を引き渡してくれる。
長年にわたってPageRankの仕組みと格闘してきた人なら、これは直感的に理解できることだと思う。
基本的に、被リンクが多いページ、特に他の重要なページからたくさんのリンクを獲得しているページのほうが、被リンクがほとんどないページやまったくないページよりも「リンク資産を他のページに提供して検索順位を上昇させる力」が大きい。
(Web担 より)
▼「内部リンク」「外部リンク」の多いサイトはSEOの強いサイトなわけで、そういうサイトから受けた被リンクは大きなSEO効果があります。
発リンクの少ないページの方ほど引き渡すリンク資産が多い
原則3 「発リンクが少ないページ」の方が、「発リンクの多いページ」よりも多くの資産をリンク先に引き渡してくれる。
これもPageRankで昔からある考え方だ。
膨大な数のリンクを他のページに向けて張っているページは、数個のリンクしか張っていないページに比べ、各リンクが提供できるリンク資産ははるかに少なくなる。ただし、これはどんな場合にもあてはまるわけでは……えーっと、つまり、言いたいのは、リンクの数と引き渡すリンク資産の量が完全に反比例するわけではないということだ。
現状で、トップページや企業紹介ページや製品ページへのリンクが並んでいるナビゲーションバーなど、たくさんの発リンクを設置しているページがあるとする。そのページからの発リンクを整理し、サイト内の特定のページへのリンク1つだけ残したとする。そういう工夫をすれば、以前よりもはるかに高い効果が突然得られるわけではない。そんなことは起こるはずがない。
(Web担 より)
▼「リンクジュースの分散」という事ですよね。リンク資産というのは無限ではなく、分け与えている、ということですね。しかし単純に「発リンクを減らせばよい」という訳でも無いようです。
「nofollow」などの小細工は役に立たない
原則4 「nofollow」のような小技や工夫をしても、多くの場合、リンク資産のフロー(流れ)を形成するのに役立たない。
リンク資産のフローを形成するために、「rel="nofollow"」を使ったり、JavaScriptを使って訪問者のブラウザにはリンクが表示されるがグーグルはにクロールされないようにしたりといった、小細工をする人もいる。
しかし、これは(a)時間の無駄だ。なぜなら、それほど大きな成果は得られないからだ。これは昔からあるPageRankアルゴリズムの考え方だが、もはやそれほど重要ではないのだ。
また、(b)グーグルはほとんどの場合、このような状況を正しく解釈してその影響を無視する。したがって、時間をかけて行う価値はまったくない。
(Web担 より)
▼「nofollow」などでリンク資産を貯めようとしてもあまり意味が無いようですね。。
適切でないリダイレクトはリンク資産を失う
原則5 リダイレクトと正規化によって失われるリンク資産はごくわずかだ。ただし、302リダイレクトやJavaScriptによるリダイレクトなど、適切とは言えないリダイレクトは、301や「rel="canonical"」よりも多くのリンク資産を失う可能性がある。
301リダイレクトをしたり、「rel="canonical"」で正規化したら、その先のページに渡るリンク価値が減るこれは事実だが、実際のところ、犠牲になるリンク資産はごくわずかだ。
しかし、JavaScriptによるリダイレクトや、301ではなく302や307など適切とは言えないタイプのリダイレクトや正規化の手法を利用すると、そこで犠牲になるリンク価値が大きくなる可能性が高い。
リダイレクトや正規化には301リダイレクトや「rel="canonical"」を使うようにしよう。
(Web担 より)
▼リダイレクトの指定は適切に行わなければいけませんね。特に「rel="canonical"」はきちんと設定すべきですね。
SEOコンサルタントの感想
まとめますと
・被リンクはSEO効果がある
・内部リンクもSEO効果がある
・発リンクでリンク資産は分散する
・内部リンク外部リンクを集めたサイトの初リンクは効果が高い
・発リンクは少ない方が良い
・リダイレクトは適切に
・小細工は役に立たない
結果的には、の話ですけどSEO初心者や技術的に詳しくない方へのお勧めはやはり「良いコンテンツを作ること」。それが結果的に評価されるという事になるでしょうね。
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■Googleのジョン・ミューラー氏 「GoogleのJohn Mueller氏はTwitterでこう語っています。「自然にリンクするだけで、他の記事とリンクするときに何か面白くする必要はありません。」 「そのような有機的な方法で他の記事にリンクするときには、何もする必要はありません。」 Q. おかしなリンクが大量にあるので否認ツールを使いたい。問題ないか? ●Googleジョン・ミューラー氏の回答 以前のSEO業者が付けたような、自分が関与しない怪しいリンクがあるならリンクの否認ツールを使ってかまわない。 とはいえ、リンクを毎週毎週チェックして、気に入らないリンクが5本増えたから否認するといったことまではしなくていい。Google 側で処理する。 否認ツールを頻繁に使ったからといってサイトの評価に影響することはない。 良いリンクと悪いリンクの両方が多くのサイトには普通は張られているもの。
■Googleのジョン・ミューラー氏 不自然なリンクではなく、ただ単にスパムサイトから張られただけなのであれば、私なら無視する。もっと大切な問題のために時間を取っておきなさい。
▼まず「YMYL(Your Money or Your Life)」がポイントですよね。 ▼そして「E-A-T(専門知識、信頼性、信頼性)」が大事です。 3つの施策(正しい理解かどうかはわかりませんが。。) ▼「サイトからブログ」のリンクを「nofollow」のリンクとした。 ▼メインとブログを別ドメインに?? ▼古いページ?などを「noindex化」した。 コンテンツ作成 ▼ユーザーの意図に焦点を当てたページを作成 ▼特定の病状に焦点を当てたページを掲載 その他 ▼著作者情報(著者プロフィール)を強化 ▼医師にコンテンツをレビューさせ、レビューアとして追加 ▼著者プロフィールは著者ページとウェブサイトをリンクした ▼フィードバックを求めるフォームを追加
▼バリューエージェントさんがクライアントのサイトにつけられたSEO業者の被リンクを外した結果の記事。 ▼このSEO会社の名前は出していません ▼リンク元サイトはよくあるSEO業者の被リンク用サイト ▼クライントの代わりにSEO業者にヒアリング ▼リンクを外したら24位から7位になった ▼被リンクの費用は49,800円/月だった ▼SEOをリースで販売したり、いいかげんな会社がいまだにある
【リンクについてまとめ】 ▼『鮮度の高いリンクを一挙に公開すると、強力なリンクを凌駕する場合が多い』
▼『スパムリンクは鮮度の高いリンクの効果を鈍らせることがある』
▼自分でテストしてみることを推奨。
→リンクは白黒割り切れません。実際にやってみないと…
▼「SEOについて学ぶには、実際に試してみるより効果的な方法はない」
▼人気が高いページは被リンクが沢山あり、そこからのリンクほど強い。
▼「サイドバー」「ヘッダー」「フッター」からより独自コンテンツからのリンクのほうが強い。
→本文中からのリンクが効果的。
▼コンテンツの上部にあるリンクのほうが強い。
▼関連性の高いアンカーテキストを含むリンクは価値が高い。
▼無関係のアンカーテキストは価値が下がるか無視される。
▼新たなドメインからのリンクは重要(ドメイン分散)。ただし強いドメインからの2つ目のリンクのほうが強い。
→「リンク分散」とは言われるけど、強いドメインのサイトの2つ目3つ目のリンクのほうが価値ある。
▼他サイトからのリンクはサイト内リンクより強い。
▼サイト内リンクや優れたサイト構造も重要。
▼信頼できるシードサイトからのリンク距離が近ければ近いほど効果は強い。
▼ページのトピックに関連性の高いページからのリンクは強くなる。
▼鮮度の高いページからのリンクは鮮度の低いページからより強くなる。
→やっぱり更新頻度の高いサイトのほうが価値があるようですね。
▼リンク増加率は、鮮度のシグナルとなる。