理想的なコンテンツの長さを教えてほしい→そんなものはない
グーグル検索のトップが交代、新トップは収益増加よりもUX改善を優先?【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
グーグルのジョン・ミューラー氏がLinkedIn(リンクトイン)で次のように質問された。
「グーグルの検索結果でより良いパフォーマンスを発揮するコンテンツの長さについて、理想的なものがあるのでしょうか?
長くて詳細な記事を作成することに焦点を当てるべきでしょうか? それとも、短くても簡潔で価値のあるコンテンツであれば、同様に上位に表示されるのでしょうか?」ミューラー氏は次のように返信した:
上位表示に適した文字数を気に掛ける人は絶えず存在する(このコラムでも幾度となく取り上げている)。SEOに取り組み始めたばかりだと、やはり気になってしまうのだろうか?
何度でも言うが、文字数はランキング要因ではない。検索ユーザーが求めていた情報が手に入るかどうかが重要であって、その目的達成のために必要な文量を書けばいいのだ。
「ポール・マッカートニーの生年月日」という検索に応えるならば、400文字もいらないかもしれない。
「iPhoneでスクリーンショットを撮る方法」を説明する記事には2000文字も必要ないだろう(どちらかというと画像をうまく使うほうが良さそうだ)。
「HTTPステータスコードの種類」をすべて詳しく解説するならば、数千文字~1万文字程度が適切だろう。
生成AIの仕組みや成り立ち、利用方法を網羅的に解説する記事は10万字でも足りないかもしれない。
文字数は重要ではない。重要なのは、そのコンテンツが充足しようとしているユーザーニーズを満たすために必要十分な情報量があり、さらにそのコンテンツに独自の価値があってユーザーの役に立つかどうかだ。
SEOコンサルタントのまとめ
質問:「グーグルの検索結果でより良いパフォーマンスを発揮するコンテンツの長さについて、理想的なものがあるのでしょうか?」
回答:
■ジョン・ミューラー氏
「理想的なコンテンツの長さ」として普遍的な基準はない。単に言葉を足したり削ったりするのではなく、ウェブ全体に独自の価値をもたらすことに焦点を当てるべきだ。
【白石】
Googleは過去にも「文字数はランキング要因ではない」と言っています。
少ない文字数で十分な情報は少ない文字数の方が良いです。
逆に少ない文字数で良いのに無理やり文章を水増しした記事は良くない評価になりますね。