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SEO

誰が作ったコンテンツでもそのページをGoogleは評価する【まとめ】

投稿日:2018年9月10日 更新日:

コンテンツSEO

【SEO】誰が作ったコンテンツでもそのページをGoogleは評価する【まとめ】

Webページに書かれたコンテンツについてのGoogleのコメントまとめです。

誰が書いたものであろうがそのページにあるコンテンツはすべてGoogleに評価される

Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏に Twitter のフォローが次のように質問しました。

「プロによって書かれたすごく魅力的なコンテンツがあるサイトが、同じドメインにあるフォーラムで何千ページにもわたってそのコンテンツについてユーザーが書き込んだ(品質が低い)トピックによって “毒される” ことはありえますか?
(ドメインを)分けたほうがいですか? こういうことは知られている問題ですか?」

ミューラー氏はこのように答えました。

『そのサイトは、あなた自身のサイトだ。出来の悪いコンテンツを公開することを選択したのであれば、フォーラム内であろうがユーザーによって書かれたものであろうが、さらには自分で直接書いたものであろうが、そのコンテンツが私たちがクロールとインデックス、ランキングのために使うものになる。
すばらしい、高品質のフォーラムや UGC サイトを作ることは可能なことだ。しかし、うまくいく。』

誰が作ったものであっても、そのページにあるコンテンツを Google は評価の対象にします。
これは UGC サイトのようにページが丸ごとユーザーに作られたものであっても、ブログのコメントやフォーラムのスレッドのように一部分だけがユーザーによって書き込まれたものでも当てはまります。

ユーザーが生成したコンテンツの質が低ければ低い評価になりうるし、反対に質が高ければ高い評価になりえます。
実際に過去には大手企業が UGC コンテンツによって手動対策を受けたことすらありました。
しかしながら、ユーザーが書き込んだコメントによって上位表示することも可能性としては考えられます。

コメントも含めたページ全体のコンテンツが品質評価される

■GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏のコメント

「質が低いコメントがあったとしても、メインコンテンツの品質が高ければ良くないか?
Googleはメインコンテンツとコメントを区別できないのか?」

この質問に対して、ミューラー氏は次のように返します。

『区別しやすいサイトもあるし区別しづらいサイトもある。
だが区別できたとしても、コメントがそのページのコンテンツであることに変わりはない。』

English Google Webmaster Central office-hours hangout


UGCサイトでは管理者の監視が必須

■GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏のコメント

ユーザーにコンテンツを作ってもらう、いわゆるUGCサイトの管理者が、公式ヘルプフォーラムで相談を持ちかけた。

「スパマーらしき人物に悪用されてスパムっぽいコンテンツを作られています。
そのスパマーは、私のUGCサイトに作ったページに向けて別のサイトからリンクを張っているようです。
質の低いコンテンツと不自然リンクなリンクができあがってしまい、パンダアップデートやペンギンアップデートに悪い評価を受けてしまうのではないかと心配しています。」

グーグル社員のジョン・ミューラー氏は次のようにアドバイスした。

『UGCサイトを管理しているのならば、ユーザーが作成するコンテンツをきちんと監視しておかなければならない。それは、サイト管理者であるあなたの責任だ。
不自然なリンクが張られているなら除去に取り組むべきである。不可能ならリンクの否認ツールを使ってもいい。しかしグーグルのアルゴリズムはそういったリンクが害にならないように処理している。
理論的にはリンクの否認ツールを使っても構わないが、そういった些細な問題に気を取られるよりも、すばらしいウェブサイトをつくり上げることに注力した方がいい。
不正利用しているユーザーが作ったコンテンツを削除することは、サイトの質を高めるだけでなく、不自然リンクの問題にも役立つように思える。
つまり、「UGCサイトを提供するのであれば、問題が起きないように管理監視をしっかりやっておきなさい」ということだ。つまらないことでサービスの提供に支障が出ては評判も落ちる。』

UGCサイトのウェブ担当者の重要な務めはコンテンツ監視

■GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏のコメント

質問
「友人が10年以上フォーラム(掲示板)サイトを運営しています。
くだらない投稿もたくさんあって、2012年に検索トラフィックがものすごく落ち込みました。きっとパンダアップデートのせいじゃないかと思います。
まぁ、パンダのことはさておき、彼のサイトの状況は、どうしたら改善できるでしょうか? 彼はSEOにはあまり詳しくありません。」

ジョン・ミューラー氏の回答
最も重要なテーマとして、サイト管理者は自分サイトに責任を負っているし、それがユーザーと検索エンジンにどのように提供されるかにも責任を負っていると私は考える。
だから、掲示板サイトで、投稿のなかに低品質なコンテンツがあったとしたら、私たちはそれもコンテンツの一部だとみなす。掲示板のユーザーが作ったものだから無視しようとは考えない。サイト管理者が責任を負っているものだと考える。
つまり、ほかのタイプのサイトと同じように、ユーザーにとって本当に役に立ち、説得力があり、質が高く、ほかにはないコンテンツを提供するように、掲示板サイトであってもサイト管理者は努力しなければならない。
どの投稿の質が高くて、どの投稿が中身がなくて、どの投稿が単なる雑談かなどを見分けるのは、チームでやったり監視役を付けたり自動化したりできる。しかし、そうしたとしても、大きなサイトでは、たしかに時間を要するかもしれない。どのサイトでも問題をまとめて解決できる、シンプルな解決策はないだろう。』

English Google Webmaster Central office-hours hangout


「UGCサイトの低品質コンテンツはそもそも作らせるな」、グーグル社員がアドバイス

■Googleゲイリー・イリーズ氏のコメント(※2015年10月6日)

『高品質なUGCはあなたのサイトとってすばらしいものだ。低品質なUGCは、削除するのではなく厳しく取り締まるべき。』

サイト全体の品質を保つためには、常日頃からの監視・管理が重要なのだが、イリーズ氏は、そもそも低品質なUGCコンテンツを作らせないことが重要だと言っている。たしかにそのとおりだろう。作られてしまった役に立たないコンテンツを片っ端から見つけ出して対処するよりも、未然に防ぐ仕組みを準備していたほうが効率的だし効果的だ。

SEOコンサルタントの感想

▼私の体験した情報です。
あるサービスについての記事があり、そのコメント欄に
質問があり投稿者が答える。質問だけでなくサービスへの批判や報告が多数書き込まれて
1Pに膨大なテキストが書かれる結果に。
そしてそのページは検索結果で上位に表示されていました。

▼自分のサイトに書かれたコメントの管理も責任を持ってやらなければいけないということですね。

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名前:白石竜次 Shiraishi Ryuji
肩書:SEOコンサルタント
高校卒業後、調理師を経て数々の職業を経験し、その後IT企業でHTMLおよびSEO対策を学ぶ。
その経験を知識を生かしながら各企業でSEO担当者となりインハウスSEOを行う。
現在ではフリーで様々な企業のSEOコンサルティングを行っている。
2011年11月 「SEO対策<検索上位にヒットする>コレだけ!技(技術評論社)」を出版。
2014年1月「世界一わかりやすいSEO対策 最初に読む本(技術評論社)」を出版。
2014年1月「たった30分でできるSEO検索エンジン最適化(秀和システム)」を出版。
2017年 書籍「DeNAと万引きメディアの大罪(宝島社)」に寄稿。


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白石 竜次

元お笑い芸人の初心者・中小企業向けSEOセミナー

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