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Google、「Google AMPに関する手紙」が公開

投稿日:2018年1月10日 更新日:

SEO Snippets-2

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【SEO】Google、「Google AMPに関する手紙」が公開

Googleが「Google AMPに関する手紙」を公開しました。

Google AMPに関する手紙

Google AMPに関する手紙
http://ampletter.org/?lang=ja

私たちはワールド・ワイド・ウェブにおける健全さと発展に関して大いに関心を持っている個人達であり、私たちは、ウェブにおけるユーザ体験を向上させる、と喧伝しているGoogleのプロジェクト、AMP(Accelerated Mobile Pages)に対して深い憂慮を抱いています。

実際にAMPはGoogleのドメイン内にユーザを留め、Googleの利益のためにトラフィックを他のウェブサイトから迂回させています。数十億のユーザを有するGoogleにおいて、そうすることは、より完全なウェブの独占を推し進めることと同義と言えるでしょう。

Facebookのインスタント・アーティクルやAppleニュースなどのような独自の技術と比べ、ウェブページの読み込みが遅いという問題は確かに存在しています。パブリッシャーは(特に報道メディアにおいては)難しい選択と不十分なインセンティブに長い間直面しており、売上げを最大化するために間違った意志決定や妥協をし、最終的には酷いユーザ体験を提供することになってしまっています。

検索エンジンはこの問題の解決に対して影響を与える強大なポジションを有しています。しかし、GoogleはGoogleがコントロールするユーザ体験の中、GoogleのURLで、Googleが所有するインフラから、Googleが有する技術を利用したパブリッシャーに対してのみ、その検索結果で記事に対して、よりよい表示場所を提供し、またそれ以外のコンテンツには特別なアイコンを表示させるという方法をとっています。(参照)

AMPのフォーマットそれ自体は問題ではなく、AMPの利用率が上がるにつれ、その実装のうち以下の2点がGoogleのコンテンツプラットフォームとしてのポジションをデファクト・スタンダード化することにつながっています。

AMPの利用を”選択”し、Googleのドメインでホストされたコンテンツは検索結果において優先的なプロモーションが許され、ニュースコンテントにおいてはほかの検索結果よりも上位に表示される点
ユーザがGoogleが推奨するコンテントへナビゲートした際、ユーザは気がつかないうちにGoogleのエコシステム内に留まっている点
AMPにおけるGoogleの目標が純粋にウェブのユーザ体験を向上させる事に向けられているなら、以下のシンプルな変更を行うことでウェブをダイナミックで、競争原理の働く、利用者を中心としたままにすることができるでしょう。

AMPにのみ検索結果での優遇的ポジションを提供するのではなく、Speed Indexのような中立的なパフォーマンス評価を使って同等の目標を達していると判断できる全てのページに対して、同じ処遇を提供するべきだと考えています。そうすることでパブリッシャーは各自の技術的選択をが可能になります
ユーザが明確にGoogleのプロダクトを閲覧していると分かる形でなければ、Googleのページ内に第三者のコンテントを表示させない。Googleが「ニュースリーダー」を提供することにはなんら問題はありませんが、GoogleのURLであるにも関わらず、第三者のブランディングを表示することや、第三者がGoogleによるホスティングを行わない限り検索結果で上位に表示されない、といったことは受け入れがたい
Googleに対しAMPの開発を辞めて欲しいと提案しているわけではなく、これらの変更にはその必要もありません。検索結果において読み込みが速いページに対してよいランキングを与えることは素晴らしいことだと思います。AMPがユーザに対して早いウェブページを提供し、ユーザを幸せにするためにパブリッシャーが活用できる高品質な選択肢の1つとしての存在であり続けることは可能でしょう。

しかし、パブリッシャーがGoogleの検索における独占的な地位を背景にコンテントをGoogleの中に入れざるを得ない状況は避けるべきだと考えています。 ウェブはGoogleではありませんし、Googleのみがウェブではないのですから。

開発者たちはGoogleに対して、AMPの目標が「ウェブにおけるユーザー体験の向上」にあるのであれば、検索結果でAMPを優遇せず、中立的なパフォーマンス評価によって、同等の内容であると考えられるページに同じ待遇を与えるべきだと提案。
また、現状のAMP対応ページの仕様では、ユーザーは「Googleのコンテンツの一部を見ている」と自覚することなくGoogleドメイン下のページを見ることになるため、Googleを見ていることが明示的にわかるとき以外は第三者コンテンツをGoogleのページ内に表示しないで欲しいと要望を出しました。
高速なブラウジングを実現するAMPという仕組み自体には「拍手喝采」という開発者たちですが、「ウェブはGoogleではなく、Googleだけであってはなりません」と、強い言葉で手紙を締めくくっています。

SEOコンサルタントの感想

Googleはどんどんウェブを独占してきていますね。
まずはAMP対応ページでもっとAMPであることを解り易くしたほうが良いですね。

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■著者:別冊宝島編集部 (編集)
※白石竜次は寄稿

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名前:白石竜次 Shiraishi Ryuji
肩書:SEOコンサルタント
高校卒業後、調理師を経て数々の職業を経験し、その後IT企業でHTMLおよびSEO対策を学ぶ。
その経験を知識を生かしながら各企業でSEO担当者となりインハウスSEOを行う。
現在ではフリーで様々な企業のSEOコンサルティングを行っている。
2011年11月 「SEO対策<検索上位にヒットする>コレだけ!技(技術評論社)」を出版。
2014年1月「世界一わかりやすいSEO対策 最初に読む本(技術評論社)」を出版。
2014年1月「たった30分でできるSEO検索エンジン最適化(秀和システム)」を出版。
2017年 書籍「DeNAと万引きメディアの大罪(宝島社)」に寄稿。


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白石 竜次

元お笑い芸人の初心者・中小企業向けSEOセミナー

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