E-E-A-Tはグーグルのランキング要因ではないし、E-E-A-Tスコアも存在しない
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グーグル検索において、E-E-A-Tはランキング要因なのだろうか?
●新しくなったSEOスターターガイド(まだ英語版のみ)で「注力すべきではないこと」として「E-E-A-Tがランキング要因であると考える」としている。
●しかし、SEOの基礎として提示しているドキュメントでは次のように記載している:
『E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です』
Xでのこうしたやりとりを受けて、グーグル検索の広報担当を務めるGoogle SearchLiaisonがE-E-A-Tに関する誤解について次のように述べた:
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E-E-A-Tの「スコア」が存在するとどういうわけか信じている人たちに、E-E-A-T自体は特定のランキング要素ではないということを十分明確に伝えたつもりでした。しかし、そのようなE-E-A-Tランキングスコアを私たちは使用していないにもかかわらず、一部の人には誤解が残っています。そんなことはまったくないし、ランキング要素でもありません。(検索品質の)評価者は概念を使ってページを他の方法で評価し、検索結果のパフォーマンスを評価できるようにしています。彼らはページにE-E-A-T「スコア」を割り当てません。彼らの評価もランキングには直接使われません。
正直なところ、自分のページにE-E-A-Tがあることを「証明」しようとするのに時間を費やす人たちにはもっと別のこと意識するように勧めたいのです。具体的には、「検索から自分のページに来た人は、コンテンツから体験に至るまで、得られたものに満足しているだろうか」と自分自身に問いかけてみてください。
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SearchLiaisonの発言とその背景を端的にまとめるとこうなる:●E-E-A-Tそのものは直接のランキング要因ではない
●「E-E-A-Tスコア」というものも存在しない
●E-E-A-Tを高めることに注力するのではなく、コンテンツや体験を含めてユーザーを満足させられているかが重要
E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて
有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成[Google検索セントラル]
E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて
Google の自動システムは、さまざまな要因に基づいて優れたコンテンツをランク付けするように設計されています。関連するコンテンツを特定した後、最も役に立つと判断されたコンテンツに高い優先順位を付けます。そのために、どのコンテンツが、エクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)、すなわち E-E-A-T の面で優れているかを判断するための要素の組み合わせを特定します。中でも、信頼性は最も重要なものです。その他の項目も信頼性の一因となるものですが、必ずしもすべてにおいて優れている必要はありません。たとえば、優れたエクスペリエンスを基盤としてユーザーの役に立つコンテンツもあれば、専門性の高い内容でユーザーの役に立つコンテンツもあります。
E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です。たとえば、Google のシステムでは、人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックについては、E-E-A-T が優れたコンテンツを特に重視します。Google はこうしたトピックを「Your Money or Your Life」、または略して YMYL と呼びます。
Google には、Google のアルゴリズムが適切な検索結果を表示しているかどうかについての知見を提供する検索品質評価者という役割が存在します。この品質評価者は、アルゴリズムに対する変更が正しく機能しているかどうかを確認することをサポートしています。品質評価者は、E-E-A-T が優れたコンテンツであるかどうかを判断するために特別な訓練を受けています。こうした判断の基準については、検索品質評価ガイドラインで概説しています。
SEOコンサルタントのまとめ
[Google検索セントラル]
E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です。たとえば、Google のシステムでは、人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックについては、E-E-A-T が優れたコンテンツを特に重視します。Google はこうしたトピックを「Your Money or Your Life」、または略して YMYL と呼びます。
■E-E-A-Tについて[Web担当者Forum]
●E-E-A-Tそのものは直接のランキング要因ではない
●「E-E-A-Tスコア」というものも存在しない
●E-E-A-Tを高めることに注力するのではなく、コンテンツや体験を含めてユーザーを満足させられているかが重要