グーグル、サイトの評判の不正使用のスパムポリシーを厳格化。本サイトの監督・関与があってもスパムとみなす
グーグルが超大手ニュースサイトの間借りアフィに対策。ポリシー厳格化+取締強化で【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
1つ目のピックアップですでに影響をお届けしているが、その背後にあるのが、サイトの評判の不正使用についてのスパムポリシーを、グーグルが更新した動きだ。
「サイトの評判の不正使用」とは、大手サイトのサブディレクトリやサブドメインを第三者が “間借り”してアフィリエイトなどの活動をする行為だ。かつては「寄生サイト」とも呼ばれていた。
これまでは、本体サイトによる十分な監督や関与があればポリシー違反には問われなかった。しかし、今後は、本体サイトに対する検索エンジン評価を不正に利用して上位表示を狙っていると判断された場合は、監督・関与のあるなしにかかわらずポリシー違反とみなされる。
グーグルは、サイトの評判の不正使用を以前は次のように定義していた:
サイトの評判の不正使用とは、ファーストパーティの監督や関与がほとんどまたはまったくない状態で、サードパーティのページを公開することを指します。
更新後の定義は次のようになった:
サイトの評判の不正使用とは、ホストサイトのランキングシグナルを不正に利用して検索ランキングを操作しようと試みるために、第三者のページをサイトに公開する行為のことです。
※この記事の執筆時点で日本語ドキュメントは未更新のため、新しい定義の翻訳は筆者による
「ファーストパーティの監督や関与がほとんどまたはまったくない状態で」の条件が削除された。ランキング操作の試みがあると判断されれば、監督・関与があってもポリシー違反となる。さまざまなケースを評価した結果、「ファーストパーティ(本体サイト)と直接の関わりがないサードパーティ(第三者)が公開したコンテンツはすべて、本体サイトのランキングシグナルを不正に利用しようしていた」と判明したのだという。これが、ポリシーを厳しくした理由だそうだ。
サイトの評判の不正使用のスパムポリシーは、2024年5月に適用され違反サイトには手動対策が実行された。一定の効果は出ていたが、ポリシーの定義の抜け道をすり抜けることに成功していたサイトも存在したようだ。ポリシーの厳格化により、こうしたサイトも制裁対象になるだろう。
SEOコンサルタントのまとめ
■寄生サイトについて
[Web担当者Forum]今後は、本体サイトに対する検索エンジン評価を不正に利用して上位表示を狙っていると判断された場合は、監督・関与のあるなしにかかわらずポリシー違反とみなされる。」
【白石】寄生サイトについてGoogleが規制を強化したようです。
ですがこの事を知らずに騙されて貸してしまうサイト(会社)があるかもしれません。
こういった情報を知らない企業はあると思いますので、注意してほしいですね。