効果的なリンクビルディングを成功させるためのツール紹介
効果的なリンクビルディングを成功させる10のプロセスと便利なツールたち【後編:ツール紹介】
Twitterのプロフィールを検索して働きかけの対象をさらに見つける
●プロフィールで言及しているキーワード(あるいはキーワードの組み合わせ)でTwitterユーザーを見つける
●場所でTwitterユーザーを見つける
地元のジャーナリストやブロガーを見つけるのに極めて有効●2つのTwitterアカウントに共通するつながりを見つける
エゴベイトコンテンツを使った働きかけにとても有効な機能。協力してくれた専門家とつながっている人を見つけられる●(指定したアカウントのフレンドの中から)キーワードでTwitterフォロワーを見つける。リンクを狙っているパブリッシャーで働くアクティブなTwitterユーザーを見つけるの使える。
※Web担編注 Twiangulateは、キーワード指定での調査では日本語を正しく処理できないが、フォロワーやフォローしているアカウントをもとにした調査は日本語アカウントでも問題なく行える。
リンク切れ始点のリンク獲得
指定したドメイン名のアクセスできないページにリンクしているすべてのページを見つけ、エクスポートできるのだ。
レポートを利用するには、ターゲットとするニッチ分野で有力なサイトを特定し、そのドメイン名を入力して、「Backlink Profile」→「Broken」とクリックしていく。
1:レポートをExcelのスプレッドシート形式でエクスポートする
2:そのウェブサイトで特に被リンクの多いコンテンツを突き止める
3:削除されたページに取って代わるコンテンツを制作してリンクを向けてもらえるかを判断する
被リンクが多いのにアクセスできないウェブサイト上のページを教えてくれるツールとしては、ほかにCognitiveSEOがある(こちらの方が新しい)。
※Web担編注 ahrefsとCognitiveSEOはどちらも有料ツール(無料試用期間あり)。ahrefsは日本語でのサービスも提供している。
ソーシャルメデイアでの働きかけ
ContentCalは、リンクビルディングチームをソーシャルメディアマーケティングに組み込める、しっかりしたコラボレーションツールだ。
リンクビルディングの働きかけを担当するチームに、ContentCalの「Pinboard」機能を使わせる。この機能を利用すると、次のようなワークフローを実現できる。
1:リンクビルディングチームがソーシャルメディアのアップデート(新規投稿)を追加する
2:ソーシャルメデイア担当のマネージャーがそれを承認する
3:さらに公式Twitterアカウントへの投稿をスケジューリングする
※Web担編注 ContentCalには英語版のUIしか用意されていないようだ。
メールによる働きかけ
Pitchboxは連絡先とメールのテンプレートを保存できるほか、フォローアップとレポートを管理できる。
おことわり:この記事では唯一のわたしが試していないツールだが、とても優秀な人たちが推薦していると聞いており、すばらしさは全面的に信頼している
※Web担編注 Pitchboxには英語版のUIしか用意されていないようだ(テンプレート類などで日本語を扱えるかは不明)。
キャンペーンのパフォーマンスをモニターする
テキスト以外のコンテンツを含む複数の形式でリンクビルディングキャンペーンを展開することもあるだろう。たとえば、
ホワイトペーパーのダウンロード
埋め込み可能なインフォグラフィック
動画
などの組み合わせだ。それらを管理する場合、リンクビルディングのリードによるエンゲージメントがどのコンテンツ形式に多いのかはしっかり見ていきたい。Fintezaは、ページ上における特定の行動に関するモニタリングとレポーティングに力を入れた無料の分析ソフトウェアだ。
判明したリンクビルディングのリードに積極的にメールしつつ、リンクしてもらえるアセットに対してリードがどのように反応を見せているのか目を光らせよう。今後のキャンペーンに向けた教訓を得られるすばらしい経験だ。Fintezaは、ページ上での行動を「イベント」として追加し手軽にモニターできる無料のWordPress用プラグインも提供している。
※Web担編注 Fintezaは日本語のUIも提供している。
リファラーに基づいてコンテンツアセットをパーソナライズする
Alterは、設定に基づいてコンテンツをパーソナライズする使いやすいツールだ。リファラーに基づいて少し変更を加えたページを提供するには、スクリプトをページに追加する必要がある。
※Web担編注 Alterには英語版のUIしか用意されていないようだ。
被リンクをモニターする
最後に、Brand Mentionsを使ってリンクのモニタリングを設定する。
Brand Mentionsは、リンク付きでもリンクなしでも、あなたのサイトに対する言及がウェブ上に新たにあればすぐに知らせてくれるツールだ。これを利用すれば、キャンペーンの有効性をうまくモニターでき、言及してくれた相手と迅速にコンタクトを取れる。
Brand MentionsはGoogleアナリティクスのアカウントを認証できる。これにより、新しい参照トラフィックがあるとすぐにアラートが来るようになる。
覚えておこう。トラフィックをもたらしてくれるリンクが良いリンクなのだ。
※Web担編注 Brand Mentionsには英語版のUIしか用意されていないようだ。
包括的なリンクビルディングキャンペーンを開始するためのポイント:まとめ
●効果的なリンクビルディングキャンペーンでは、
・リンクしてもらえるコンテンツの制作
・エゴベイト
・リンク切れ始点でのリンク獲得
・(ソーシャルメディアの)関係管理
など、効果的で適正なリンク獲得戦術の大半を駆使する。●上の戦術どれかがキャンペーンのスタート地点になるわけではない。すべてが連動し、相互に情報を共有して導き合うようにする必要がある。
●リンクビルディングキャンペーンの成功の鍵はコラボレーションだ。それはチーム間のコラボレーションであり、ニッチのインフルエンサーや専門家とのコラボレーションでもある。
●リンクしてもらえるコンテンツアセットは、よく利用されるクエリで上位5位に入ることを大きな目標の1つとする。
この目標を達成したら、リンクが自然に集まり始めるので、自分からの働きかけは終わりにしてもいい。ブロガーやジャーナリストはみなグーグルを使って参照するソースを見つけているのだから。●効果的なリンク獲得キャンペーンでは、複数のコンテンツ形式を使用する。結果を視覚化したり、埋め込み可能なコンテンツやダウンロードして保存できるアセットを作成したりすることで、交流のあるメディアが自分のサイトにリンクを張る理由を増やす。
木村賢氏
効果的なリンクビルディングを成功させる10のプロセスと便利なツールたち【後編:ツール紹介】 | Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
海外カンファでよくある話。日本にあったやり方をしたいところ。 https://t.co/SBn3nRvyhP— 木村賢(Satoshi Kimura) (@kimuyan) October 27, 2019
SEOコンサルタントのまとめ
元記事がアメリカのものなので、ほとんどのツールの日本語版が無いのは残念です。
記事でわかるように、魔法のようにできるリンク構築はありません。
▼リンクを貰えるようなコンテンツを作る
▼インフルエンサーなどに宣伝してもらう
▼直接リンクを貰えるよう交渉する
どれも地道で簡単ではない作業です。だからこそ、信憑性があります。