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【SEO】スピードアップデートはランキング、MFIはインデックス
グーグルのジョン・ミューラー氏が、スピードアップデートとMFIやデスクトップ向け検索との関係に関する質問に答えたものだ。
スピードアップデートはモバイル検索のランキングだけに影響する。インデックスとは無関係だ。
The mobile speed update affects only ranking in mobile search results; it's independent of the indexing.
— John ☆.o(≧▽≦)o.☆ (@JohnMu) 2018年1月31日
スピードアップデートの導入をグーグルが発表したことをこのコラムで報じたときにも補足したように、
モバイル検索ではモバイル向けページの読み込み速度が考慮され、
PC検索ではPC向けページの読み込み速度が考慮される。
また、スピードアップデートとMFIは次のように対象範囲がまったく異なるものだ。スピードアップデート ―― ランキングシステム、つまり検索順位を決定する検索アルゴリズムのアップデート
モバイルファーストインデックス(MFI) ―― インデックスシステムの変更
ランキングとインデックスは明確にレイヤーが異なる別モノだ。ごちゃ混ぜにしてはいけない。この2つの違いを詳しく知りたければ、グーグルの「検索の仕組み」サイトを見るといい(リンク先のページでは、ランキングの部分を「検索アルゴリズム」と示している)。
SEOコンサルタントの感想
「スピードアップデート」は大雑把に言えば「あまりにも速度が遅いサイトの順位が下がる」
というものだと解釈しています。
ですから「スピードを物凄く速くすれば順位が沢山上がる」
というものではないようです。
サイトの表示速度関連リンク
Google、モバイル検索ランキングにサイトの速度を加味 7月から[ITmedia]
米Googleは1月17日(現地時間)、モバイル検索の結果の表示ランク付けに使うファクターとして、Webサイトのスピードを追加すると発表した。7月から実施する。
Googleが「Speed Update」と呼ぶこの変更の影響を受けるのは、「ユーザーに非常に遅い体験をさせるWebページ」のみで、かつクエリのごく一部についてだとしている。
ユーザーの検索目的もファクターとして引き続き重視するので、遅いサイトでもクエリと関連性が高く、有用なコンテンツであればランクは下がらないという。
同社はWebオーナーに対し、パフォーマンス計測ツールなどで自分のサイトの速度を計って改善していくことを勧めている。
Googleが「スピードアップデート」を2018年7月に実施!SEO専門家のコメントなど
【SEO】サイトを速く(高速化)するWordPressのプラグインまとめ[スピードアップデート]
Googleが「スピードアップデート」を2018年7月に実施!SEO専門家のコメントなど
Google「検索意図は依然として非常に強いシグナル」…SEOテクニックに走りがちなユーザー
「スピードアップデート」についてGoogleは「凄く表示が遅いサイトだけですよ、順位に影響するのは」と言っています。
そして
「そんなことより検索意図のほうがよっぽど順位に影響があるよ」
という事です。
「スピードアップデートが始まりスポードは順位に影響あるよ」と言われると慌てて
「いけない!サイトの速度を速くしなきゃ!」
となるユーザー(企業の方)が多くいらっしゃるように思えます。
ですがGoogleやSEO専門家にしたら
「いやいや、順位関係なくサイトは速くすべきでしょ。」
「ユーザーの利便性を考えたら速くするべき」
という事です。
順位に関係ないならユーザーが不便でも関係ない、というのは良くありませんし、
「表示速度が3秒以上のサイトは53%のユーザーが離脱する」
というデータもあるように、サイト管理者(会社の方)が意識していないだけで実はユーザーが離れているのだと思います。
これは機会の損失ですよね。
【SEO】初心者向け「WordPressのSEO」プラグインまとめ
速度計測ツール
Googleの速度計測ツールを紹介します。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
https://testmysite.withgoogle.com/intl/ja-jp
■RAIL モデルでパフォーマンスを計測する
https://developers.google.com/web/fundamentals/performance/rail?hl=ja
■Leveraging the Performance Metrics that Most Affect User Experience
https://developers.google.com/web/updates/2017/06/user-centric-performance-metrics
■Chrome User Experience Report
https://developers.google.com/web/tools/chrome-user-experience-report/
■Lighthouse によるウェブアプリの監査
https://developers.google.com/web/tools/lighthouse/?hl=ja
SEO関連著書
【本の情報】
■出版社:宝島社
■タイトル:『DeNAと万引きメディアの大罪』
■ページ: 240ページ
■著者:別冊宝島編集部 (編集)
※白石竜次は寄稿