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SEOコンサルタント白石竜次の新作本

【note】SEO・初心者でも無料で検索上位表示する技2020
【SEOマニュアル】『初心者でも無料で検索上位表示できる技』【2020版】
【価格:500円】
SEOコンサルタント白石竜次の新作本。全くのSEO初心者向けの本です!「SEOってなに?」という方にお勧めします。2010年発売の著書をベースに大幅リライトで2020年版にしました。有料で申し訳ありませんが本1冊分の分量でかつ最低限のものにコンパクトにまとめました。

SEO SEOセミナー 白石竜次コラム

SEO対策はこれだけで充分!具体的なやり方をSEO経験15年のプロが分かりやすく解説

投稿日:

千葉勝子-PCイメージ-SEO

千葉勝子-PCイメージ-SEO
この記事では「SEO対策とは?」ということをテーマにしつつ、SEO対策の様々な事を、SEO対策を16年以上行っているSEOコンサツタント・白石竜次が解説していきたいと思います。SEO対策の知識を得られますし、初心者の方が行うべき基本のSEO対策から中級者以上の方が行うべきSEO対策まで、さらにはSEO対策最新情報の収集の仕方なども知ることができます。
よろしければご覧ください。

SEO対策とは?


「SEO」は英語で「エスイーオー」と読み「Search Engine Optimization」の略称です。読み方は「サーチ・エンジン・オプティマイゼイション」で、意味は「検索エンジン最適化」です。これは自分のサイトを検索結果の上位に表示させることを目的とするものです。
「Search Engine(サーチエンジン)」が「検索エンジン」で
「Optimization(オプティマイゼイション)」が「最適化」という意味です。
つまり「SEO」で「対策」というも含まれているのですが、
「SEO」という英語3文字ですとわかりづらいのと、「SEO」が世の中に浸透し始めた時に「SEO対策」と呼ばれていたこともあり、「SEO対策」と呼ばれることの方がやや多い感じです。ここではわかりやすく「SEO対策」という言葉を使用させていただきます。
では、「SEO対策」はどんなことをするのか?
ということですが、
みなさんは調べ物をする時に「Google」や「Yahoo!」で検索しますよね?
「Google」や「Yahoo!」などが「検索エンジン」となります。
そしてGoogleなどでキーワードを入力すると、検索結果の画面にサイトがずらっと並んで表示されますよね。
例えば「SEO対策」と入力しますと「SEO対策とは?」という記事などが上から並んでいます。
広告も表示されますが、広告以外の一番上のサイトが、順位は表示されていませんが「検索結果1位」のサイトです。
このように、ユーザーが検索した時にあなたのサイトを上位の順位に表示させることが一般的な「SEO対策」です。

SEO対策の目的


「SEO対策」をなぜ行うのか?ですが、かんたんに言えば、検索結果で上位になれば上位になるほど、たくさんクリックされる…つめり、多くの人の目に触れるからです。
沢山の人にサイトを見て貰えれば、沢山商品を購入されたり、問い合わせが増えたり、沢山申し込みをして貰えてビオジネス的に利益が上がる、となります。
ですから、サイト、会社の利益を上げるための施策の一つとして行うのです。
2020年以降は人々の在宅の時間が大幅に増えてインターネットの利用時間も増えています。
年齢別で見てみても、全ての年齢層で1時間以上増えています。

※資料⇒新型コロナウイルス感染拡大で生活におけるデジタル活用が急進展~「デジタル包摂」が急務~

ですから、ネットでビジネスをされている方々にとって「SEO対策」の重要度はさらに増していると言えます。
ちなみに「CRO」という言葉があります。
「CRO」とは「コンバージョン率最適化(Conversion Rate Optimizationの略)」という意味で、コンバージョン(商品購入や問い合わせなど)を増やすための施策で、「SEO対策」とは切り離して考える必要があります。
「SEO対策」で順位を向上させる対象は、「サイト(トップページ)」の場合と、「ページ単体」の場合があります。
「ページ単体」の対策のことは「LPO」と呼ばれています。
「LPO」は「Landing Page Optimization」の略語で、日本語では「ランディングページ最適化」という意味です。
「ランディングページ」とは、検索結果をユーザーがクリックして最初に見るページのことを言います。
一般的には商品の説明、購入ページや資料説明、請求のような内容の14ページだけの長いページを見た事があると思います。あのようなページを上位表示させる、というものです。

SEO対策の重要性


さきほど「検索結果で上位のサイトのほうが沢山クリックされる」と説明しましたが、実際にはどのくらいの数値なのでしょうか?
下記の資料によりますと、検索結果1位から10位までのクリック率(CTR)のデータはこのようになっています。

1位:28.5%
2位:15.7%
3位:11.0%
4位:8.0%
5位:7.2%
6位:5.1%
7位:4.0%
8位:3.2%
9位:2.8%
10位:2.5%

※参考資料
Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid

このように。検索したユーザーの1/3が1位のサイトをクリックしている、つまり見ています。
そして当然ですが1位から順位がさがるにつれてクリック率が下がっています。
ですから、上位、1位を目指す事が必要になってきます。

Googleのビジネスモデル


そもそもGoogleは何のために検索機能を提供しているのでしょうか?
それは、検索結果に表示されている「広告」です。
Googleは企業からの広告出稿によって利益を得る、というビジネルモデルです。
この広告を多くのユーザーにクリックして貰う為にユーザーを集めているのです。
Googleは昔から「ユーザーのために」ということを一貫して言っています。
その想いはGoogle検索のアルゴリズムでも同じです。
なのでGoogleは常に「ユーザーのためになる良い記事は無いかな?」と探しており、ユーザーのためになる記事を上位表示させるべくアルゴリズムを改善し続けています。

Googleは「Google が掲げる 10 の事実」というのを掲げています。
ここでは引用しつつ紹介いたします。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
「Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。」とあります。
「順位」ですとか、「デザイン」ですとかと考えるよりもまず「ユーザーのため」を考えて行けば、順位などはあとからついてくる、ということです。
また「金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません」とあります。
よく「Google広告を利用すると順位があがるの?」という質問がありますが、
それは誤解です。お金の力では順位は操作できません。

2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
「Google は検索を行う会社」であり、その技術を他のサービスにも取り入れているということです。検索問題を解決することが、他のことにも役立つと言っています。

3. 遅いより速いほうがいい。
これはユーザーが情報収集にかける時間をできるだけ少なくなるように努力している、ということです。Googleの検索結果は検索クエリ(キーワード)に対しての「答え」を「検索結果」として素早く表示してくれます。

4. ウェブ上の民主主義は機能する。
「Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。」
このように、検索順位を決める要因は様々です、その中でも「サイトへのリンク」は「ユーザーからの評価」として、非常に評価されます。ですが、後に説明をしますが、「意図的に順位を剃嘘しようとするリンク」は禁止されていますし、効果が無いばかりかペナルティのおそれもあります。ご注意ください。

5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
世の中はモバイル化が進み、もはやスマートフォンからの検索やサイトの閲覧のほうが多い状況です。サイト制作や運営も、スマホでの利用に適しているかどうか、操作しやすいか、などユーザーの使いやすさを考慮する必要があります。

6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
Google広告の表現は非常に厳しい基準が設けられています。
広告でないとしても、例えばユーザーの邪魔となるポップアップ広告ですとか、虚偽の見出しで気を惹くような行為は避けるべきです。

7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
今やネットには情報が溢れていますが、それでもまだまだネットにない情報というのがあり、Googleの研究者はそれらの情報の提供をすべく日々努力しています。
「まだネットに無い情報」というのが、SEO対策のヒントになります。

8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
Googleは世界的な企業です。もし海外向けにサービスや商品を提供しているのであれば、海外向けのページを作成し、海外向けのSEO対策をすることでビジネスの幅が広がります。

9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
Googleという会社は自由な社風で有名です。Googleは遊びや自由を取り入れ打ち解けた雰囲気の中からアイデアが生まれるという考え方をしています。
そのような柔軟な発想の仕方も、みなさんのヒントになります。

10. 「すばらしい」では足りない。
Googleは検索エンジンでは1位のサービスです。ですがGoogleは満足せず、常にユーザーへのサービスを追求しています。
みなさんのサイトも、常にユーザーにわかりやすいか?使いやすいか?
と追及することがSEO対策で必要です。

※参考資料⇒「Google が掲げる 10 の事実」

SEO対策=Google対策ではない


これまで「Googleがシェア率1位」ですとか「Googleのアルゴリズム」ですとか「Googleのビジネスモデル」のお話をしてきました。
このようなお話をしますと「Googleのアルゴリズムを攻略して上位表示しなければ」と思うがちですが、それは違います。
「SEO対策」というのは元々の意味は「検索エンジン最適化」という意味ではありますが、Googleも言っているとおり、あくまで「ユーザーのため」を考えて行うべきなのです。
お客様の中には「テクニカルなSEO」を好む方が多数いらっしゃいます。
たしかに現在において、テクニカルな作業も必要ではございます。
ですが根本的な考え方としては、ユーザーに向き合っていくべきです。
「Google が掲げる 10 の事実」にも

『1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。』

とありますように、ユーザーのためになるコンテンツやユーザーが使いやすいサイトを作っていけば、おのずとSEO対策の効果も上がっていくというものです。
「アルゴリズム攻略」にこだわりすぎてしまうと、後に説明しますが「ブラックハットSEO」と呼ばれる方法をとってしまったり、ブラックハットSEOと疑われてしまう方法をとってしまし、ペナルティなどSEOに悪い影響を受ける可能性があります。

3.初心者でもできる!最優先で抑えたいSEO対策


ここでは、まず初心者が最優先でやるべきSEO対策のポイントをお伝えします。
まずはこれらを行って頂き、さらにSEO対策と続けるということでさらに強化できます。

サイト・ページをインデックスさせる★★★


まずはサイトの存在がGoogleに知られていませんと、Googleの検索結果には当然表示されません。
サイトがGoogleのデータベースに登録されることを「インデックス」といいます。
Googleは「クローラー」「Googleボット」などと呼ばれるロボットがインターネットを巡回し、サイトを発見し登録(インデックス)します。
基本的にはサイトやページを作成すればいつかはGoogleが発見してくれるはずですが、なかなか見つけてくれないこともあります。
そんな時に「Google Search Console(グ―グルサーチコンソール)」を使うことってインデックスされるのを早くすることができます。
Search Consoleのダッシュボードで「URL検査」をクリックするか、検索ボックスにインデックス登録したいURLを入力します。
すると、URLが登録されているかどうかがわかります。
もし「登録されていません」と表示された場合「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。これで完了です。
その他に「XMLサイトマップを作成する」という方法があります。
これはサイトのページ一覧を「sitemap.xml」のような形式で作成し、Search Consoleの「サイトマップ」の画面で登録する、というものです。

パンくずリストの設置・最適化★★★


「パンくずリスト」というものをご存じでしょうか?
ページの上の方にある「ホーム>ブログ>記事」のような表記のことです。
なぜ「「パンくずリスト」と呼ぶのか?言葉の意味は、童話「ヘンゼルとグレーテル」の話で主人公の兄弟が森に入るときに、迷子にならないように自分たちが歩いてきた道にパンくずを置いていった、というエピソードが由来となっている言葉です。
この話と同じように、「パンくずリスト」があることによって、「自分が今サイトのどこにいるか?どの階層にいるのか?」というのが一目でわかるようになっています。
そして、記事を読み終えた後に「TOPページに戻りたい」となった時に、素早く戻ることができます。
このように、「パンくずリスト」はユーザーにとって大変便利な機能です。
ですから、「パンくずリスト」は全ページに設置しましょう。
設置の仕方は、サイトの構造にしたがって設置しましょう。
<例>
【トップ > 大カテゴリ > 中カテゴリ > 小カテゴリ > コンテンツ】
また「パンくずリスト」にはSEO対策としての効果もあります。「パンくずリスト」は「内部リンク」となり、サイトの内の各ページにリンクすることになります。
これによって、Googleのロボットがサイトのページの隅々、全ページまで巡回することができ、インデックス登録をしてくれるようになります。
また、これによりGoogleがサイト全体を認識してくれて「このサイトがどんなサイトなのか」を評価するための助けになります。

xmlサイトマップの作成・登録★★


「インデックス」のお話でも出てきましたが、「XMLサイトマップ」というものを作成して登録する、というのもSEO対策の基本です。
「サイトマップ」というのは大きく分けて2つあります。
まずは「ユーザー向け(HTML形式)のサイトマップ」です。
ユーザーが見たいページにすぐ辿り着くように作られたページ一覧ページで、HTML形式で作られたものです。
1ページの中にずらっと全ページへのリンクが並んでいるというものです。
もう一つは「検索エンジンのロボット向けのサイトマップ」です。
これが「XMLサイトマップ」になります。
ユーザーからは見えず、検索エンジンのロボットが認識してくれます。
ここにはURLはもちろんですが最終更新日や更新頻度も記述することができて、そのような情報も認識してくれます。
それでは、「XMLサイトマップ」はどのように作ればよいのでしょうか?
記述の仕方についてはこちらをご覧ください。

※参考資料⇒sitemap.xmlの作り方と効果的な使い方 | プロモニスタ

「XMLサイトマップ」ができたら、「Google Search Console(サーチコンソール)」で登録をします。
まずサーチコンソールを開き、「インデックス」の中にある「サイトマップ」をクリックします。次に「新しいサイトマップの追加」の空欄に「XMLサイトマップ」のXMLサイトマップのURL(通常だと「sitemap.xml」などだと思います)を入力し、「送信」ボタンをクリックします。これで完了です。

レスポンシブ化★★


先にも説明したように、現在ではスマホでサイトを閲覧することのほうが周流です。そこで「レスポンシブ化」というものが大事になってきます。
まず「レスポンシブ」とはなんでしょうか?「レスポンシブ」とは、「レスポンシブWebデザイン」と言い、スマートフォンやPC、タブレットなどの様々な画面サイズの幅を基準にWebサイト表示を調整して見やすく最適な表示にすることいいます。サイトをレスポンシブ対応にすることを「レスポンシブ化」と言います。
10年以上昔の時代ですと、メインがPCサイトで、その補足的に「モバイルサイト」がある、ということもありましたが、現在のGoogleは「スマホサイト」を見てサイトの評価を決めます。ですからスマホサイトとPCサイトにコンテンツの差が出来ているとひ評価が変わってきます。
例えば昔のままのサイトで、PCサイトの情報は充実しているけどスマホサイトコンテンツは簡易的なものだったりしますと、Googleはスマホサイトを見てサイトの評価を決めるので、評価が低く順位が上がらない要因となったりします。
その点「レスポンシブ化」できていますと、スマホとPC同じ造りなので評価は変わりませんし、何より管理・運営が非常に楽になります。
一方でデメリットもありまして「表示速度への懸念」と「cssが複雑になる場合がある」というものです。
ですが、必ず対応しておくべきものではあります。
作り方など詳しくはこちらをご覧ください。

※参考資料⇒レスポンシブデザインの作り方を解説! 初心者向けにテンプレートも紹介|LeadGrid

SSL化(https化)★


インターネットでは、情報の管理は非常に重要となっています。個人情報や企業情報が漏洩、なんてことはあったはなりません。そこで「SSL化(https化)」はサイト運営において必須の項目になります。
「SSL」は英語で「Secure Sockets Layer」といい、インターネット上の通信を暗号化する技術です。
セキュリティ面の他にもSEO対策上の理由もあります。
2014年にGoogleが「HTTPSをランキングシグナル(検索順位を決定する要素の1つ)に使用する」と公表しました。

※参考資料⇒ランキング シグナルとしての HTTPS

簡単に言えば「SSL化(https化)」することによりランキングへの評価があがります。
「SSL化(https化)」のやり方は、利用しているサーバーへの手続きで行います。
詳しくはご利用のサーバーのサイトをご覧ください。

サイト内エラーの解消(404エラー・リンク切れ)


サイト内でのエラーがあると、ユーザーは利用していて不便ですしストレスが溜まります。
そして、サイトを離れてしまうかもしれません。
それはサイトとしてはもったいないことですし、Googleもそういうことがあるとサイトの評価を下げます。
まず「404エラー」についてですが、
「404エラー」とは、存在していないページをアクセスした時に出る表示(HTTPステータスコード)です。
表示される理由としては、「元々ページが存在しない」「ページが削除された」「リンク設定の誤り」などが考えられます。
404エラーがあると、クロール率の低下を招いてインデックスさせたいページがインデックスされにくくなるなどの影響があります。
また、ユーザーがURLの入力を誤った時にも表示されます。
対応策としては「オリジナルの404ページ」を作成し、設定しておくと良いでしょう。
サイトによってはユニークな404ページを作っているところもあります。

次に「リンク切れ」ですが、その名の通りリンク先が表示できないことです。説明しました「404エラー」などが表示されます。「リンク設定の誤り」が原因の場合はすみやかに修正しましょう。
リンク切れの調査にはGoogleの「Search Console」で調べることができます。
「カバレッジ」のところを確認すると、もしエラーがあった時に「404エラー」などの表示があります。

SNS対策


「SEO対策」は本来の意味では検索エンジン最適化、という意味ですが、「サイトへの集客」というで考えると、「SNS」は避けて通れません。逆の言い方をすると、SEO対策がが上手く行かない時にSNSで補う事ができるとも考えられます。
SNSとは、Twitter、Instagram、Facebook、Tiktokなどのことです。
一般的に浸透していて拡散力が高いのでTwitterは必須だと思いますが、ビジネスやサイトのジャンルにより効果が高いSNSは変わってきます。
SNSのメリットは、リピーターの獲得や顧客の育成ができることです。アカウントのファンになって貰えると、末永く顧客になって貰えます。
また、ターゲットを絞り込み、狙ったターゲットにアプローチすることが可能です。
デメリットとしたはやはり「炎上」ではないでしょうか。
失言や誤った対応があると、瞬く間に拡散され企業のブランドイメージが落ちたり業績に影響が出てしまいます。
ですから企業のSNS担当者はよく考えて情報を発信する必要があります。

4.検索上位を目指すなら知っておきたいSEOの知識


ここからは、基本からワンランクアップして、知っておきたい知識を紹介します。

YMYLとEATについて


「YMYL」とは、「Your Money or Your Life」の頭文字をとった言葉です。
「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」という意味です。お金や健康の情報というのは、ユーザーの人生や生活に大きく関わるジャンルですので、
Googleはこのジャンルの評価基準を大変厳しく設定しています。
例えば病気になった時に病名で検索して、そこに誤った対処法がかいてあったりしますと、命にかかわりますし、金融関連の検索をした時に詐欺のサイトが上位に表示されたりしますと、お金が取られてしまったりして人生に関わる事態となってしまいます。
具体的にどのような分野か?というのを

YMYLとは?対象ジャンルやSEO対策ポイントについて解説![株式会社PLAN-B]

から引用しますと、

01:ショッピング、または金銭の取り引きを扱うページ
オンラインのサイト上で物を購入したり、決済をするページが該当します。

02:金融情報を扱うページ
投資や税金、年金や保険といったお金にまつわる情報のページが該当します。

03:医療の情報を扱うページ
健康や薬、精神疾患や特殊な病気などの医療に関わる情報のページが該当します。

04:法律の情報を扱うページ
離婚や親権、遺言書の作成や市民権の取得などに関する情報のページが該当します。

05:ニュース記事や国民に対する公式な情報を扱うページ
国や行政の行い、法律、人、また災害時の対応などに関する情報のページが該当します。

06:グループ化された人々、集団に関するページ
人種や性別、性的思考から、国籍、宗教、障害、年齢など、人に関する情報や主張に関するページが該当します。

となります。
このことについては「検索品質評価ガイドラインに」書かれており、サイト管理者はこの内容を理解し遵守する必要があります。
この分野については最初2017年12月に医療健康アップデートが行われて。その後随時アップデートが行われています。
「YMYL分野のSEO」では「E-A-T」が重要となります。
「E-A-T」とは、「Expertise-Authoritativeness-Trustworthiness」の頭文字の言葉で、意味は
「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」となります。
YMYLのサイトに限らない話なのですが、YMYLのサイトは特にこの「E-A-T」が重要視されています。
まず「専門性」については、その話題について特化した深い内容で価値のあるものかどうか、ということが重要です。
「権威性」はそのコンテンツに対する第三者の評価が重要となります。
「被リンク」のように他のサイトで紹介されたり、「サイテーション」のように他のサイトで言及されたり、ということです。
「信頼性」は「オリジナル性が高いかどうか」や、「運営者が信頼できるか」、「サイトが安全かどうか」というものです。
まずみなさんができることは、コンテンツ制作をする時にきちんと情報を調べて深くかいたり、記事に著者情報を明記したり、サイトの運営者情報を書いたりすることです。
これらのことが、「YMYL」分野では重要となります。

Googleの「アルゴリズムアップデート」について


ここではSEO対策の歴史について説明したいと思います。

パンダアップデート(2011年2月)


「パンダアップデート」とは、Googleのアップデートの名称のことです。
2011年2月24日に最初の「パンダアップデート(1.0)」があったと言われています。
この時代はまだだ、ユーザーに役に立たないコンテンツやオリジナルでないコンテンツが上位表示されることがまだまだありました。
そこでパンダアップデートでは「自動生成されたコンテンツ」、「特定のキーワード様に作られた誘導ページ」、「無断でコピーされたコンテンツ」、「コピーされたアフィリエイトサイト」などの順位が落ちるように行われました。
「ペンギンアップデート」を受けて、「SEO対策には質の高いコンテンツが必要」となり、、その考えは年々重要度を増しています。

ペンギンアップデート(2012年4月)


「ペンギンアップデート」は、スパム行為やウェブマスター向けガイドラインに違反しているWebページの検索順位を下げるアップデートです。これにより、より質の高いコンテンツ(サイト、ページ)は上位表示されるようになりました。
2012年4月に最初の「ペンギンアップデート」が行われました。
「ペンギンアップデート」では「他のサイトのコピーで作られた質の低いサイト」、「リンク集サイト」、「SEO対策目的のリンクネットワーク」などの順位が落ちるように行われました。
「ペンギンアップデート」により、いわゆる「意図的な被リンク対策」がほとんど通用しなくなりました。

ベニスアップデート(2014年12月)


「ベニスアップデート」は、ユーザーの位置情報に基づいて最適な検索結果を提供するというアップデートです。
2014年12月頃に行われました。
例えば「中華料理」で検索した時に現在いる場所から最も近い店舗を表示する、ということが可能になりました。

健康アップデート(2017年12月)


「健康アップデート」は、「医療と健康に関する検索結果」に対し以前よりも改善するために行われたアップデートです。2017年12月6日に実施されました。
アップデートはこれまで世界共通で行われていましたが、「健康アップデート」日本のみに適応されて異例のアップデートです。
その背景には「WELQ問題」というものがあります。
「WELQ」とは、株式会社ディー・エヌ・エー(当時)が運営していたキュレーションサイトのことです。
このサイトは医療情報を多数まとめ記事にしており、SEO対策のスキルも高く、多くの記事が上位に表示されていました。
ですがこのサイトの記事は、例えば
「肩こりが酷いのは霊のせい」
などのように、誤った情報や質の低い医療系の記事が多数存在し、2016年末にこのことが話題となり、炎上しました。
その後「WELQ」は閉鎖する事態となりました。それから約1年後に「健康アップデート」が実施されました。
その結果、医療や健康に関するジャンル、いわゆる「YMYLの分野」の検索結果の約60%以上に影響が出ました。
まとめサイトや素人が書いたアフィリエイトサイトなどの信頼性の低いサイトの順位が大きく下げられました。
一方で、病院のサイトや公的なサイトなどの順位が上がりました。
病院のサイトや公的なサイトは「信頼性が高い」ためです。
前述したように、YMYLの分野でE-A-Tを高めることは、現在では当然のこととなっています。

モバイルファーストインデックス・MFI(2018年3月)


「モバイルファーストインデックス(Mobile First Index…「MFI」とも言われます)」とは、GoogleがWebサイト検索順位を決めたりインデックス登録やを行う際にPCサイトではなくスマホサイトを評価対象に行うGoogleの方針のことです。
2018年3月から移行が開始されました。
これにより以降はPCサイトではなくスマホサイトのコンテンツが判定の基準となりました。
そして、スマートフォンの画面に文字や画像のサイズ・レイアウトを対応させてユーザーに見やすくしているサイトは順位を上げ、逆に見にくい、使いづらいままのサイトが順位を落としました。
元々レスポンシブ対応などスマホに対応しているサイトは特に対応は不要です。
今後もスマホユーザーが使いやすいサイトを意識して運営してください。

BERTアップデート(2019年10月)


「BERTアップデート」というのは「Bidirectional Encoder Representations from Transformers」の頭文字の略語で、人工知能(AI)ベースの自然言語処理技術を採用して自然言語処理の能力を向上させるアップデートです。
2019年10月に行われました。
これにより検索クエリ(KW)のニュアンスや文脈などを理解してより関連性の高い検索結果が表示されるようになりました。
キーワードごとではなく、文章の前後の文脈を理解できるようになったのが大きなポイントです。
BERTへの対応は、コンテンツを作る時に誰にでもわかるような変わりやすい文章、自然な文章を書く事です。日頃から「ユーザーにわかりやすい文章」を心がけている方はそのままで問題ありません。

コアアルゴリズムアップデート


「コアアルゴリズムアップデート」とは、

【2023年3月最新】Googleコアアップデートとは?概要や対策など徹底解説![SEOラボ]

を引用しますと、

コアアップデートとは、「コアアルゴリズムアップデート」の略称で、Googleが検索アルゴリズムを見直して検索結果を大幅に改善するためのアップデートのことです。
このアップデートは、年に2~4回程度ありGoogleが公式に事前告知した後に実施されます。
最新のコアアップデートは、2023年3月15日に実施されて「March 2023 core update」とGoogleが名付けてます。

です。
このアップデートによりサイトの順位が大きく変わることがあるため、重大なものとなっています。
アップデート時のポイントとしては
・全てのサイトに影響があるわけではない
・順位が下落してもすぐにサイトの変更を加えたりしない
・開始から完了までは約1週間ほどかかる
・最近はTwitterで予告があるのでGoogle Searchliaison (@searchliaison)をフォロー
・検索エンジンの順位変動状況はサクラサクラボをチェック
となります。

それぞれのアップデートで順位が下落した時、SEO対策初心者の方はついテクニカルな部分をいじったりして直したくなってしまうと思います。
ですが基本的に「良いコンテンツやユーザーが便利なサイトを作る」
というのは変わりません。くれぐれも「ブラックハットSEO」に手を出さないように気を付けてください。

5.より上位を目指す!中級者向けのSEO対策を紹介


「SEO対策」の施策は大きく分けて「内部対策」と「外部対策」の2つがあります。ここではそれぞれ細かく説明していきたいと思います。

6.SEO対策【内部SEO編】


内部SEOについての説明です。

内部リンクの設置・最適化★★★


「パンくずリスト」と所でも説明しましたが、内部リンクの設置・最適化は内部対策として重要です。「パンくずリスト」は内部リンクの種類のひとつです。
その他には「グローバルメニュー」「フッター」「サイトマップ」
なども内部リンクです。
内部リンクが重要な理由としては、り巡らせることによりGoogleのロボットがサイトを巡回し、評価してくれるということもありますし、
その他ではページを「重要なページ」として評価してもらう、というものもあります。
よく「関連記事」などのリンクがありますが、このように内部リンクを貼る事でページ同士の「関連性」をGoogleのロボットに伝えることができます。
また、ユーザーにとっても「関連記事」ですとか「引用元」などのリンクがあると便利ですよね。
リンクを貼る時は「アンカーテキスト」と言って、ページのタイトルなどの文字列にリンクを貼るようにしましょう。
たまに「https://www.●●●●」のようにURLにリンクが貼ってあるものや、
「こちら」のように誘導する単語のみにリンクが貼っているものがありますが、これですとGoogleのリンク先ページの内容が伝わりにくくなり、SEO効果が低くなります。
内部リンクのテキストにキーワードを入れる事になりSEO効果があがりますが、あまりに入れすぎることは良くないので気を付けましょう。

十分なページ(コンテンツ)を準備する★★★


もし新たにホームページを開設するというようでしたら、あらかじめ十分なコンテンツを作成してから公開したほうが良いです。
勿論、とても価値のあるコンテンツや、「LPページ」のように情報が集約されているページであれば1ページでも上位表示されます。
ですが例えば通常のサイトであれば、20ページくらい準備しておくとよいでしょう。
ECサイトであれば「商品ページ」オウンドメディアであれば「記事」がメインコンテンツですが、その他に必要なページ「会社情報」「運営者情報」「お問合せページ」「サイトマップ」などもあらかじめ準備しておきましょう。

URLの正規化★★


「URLの正規化」とは、別のURLなのに同じコンテンツ、ページた時に、ひとつのURLを指定することです。
検索エンジンは「www.」や「/index.html」、「https」の「s」
があるかどうかでも別のページと認識してしまい、評価が分散してしまったり、「ミラーコンテツ」とされてペナルティを受けてしまう恐れがあるので、検索エンジンから評価されるページをひとつに集約させる必要があります、

※参考資料⇒検索エンジン最適化 スターターガイド

対処方法としては「canonical」という設定をする方法があります、

クローラビリティを高くする★★


「クローラビリティ」というのは、検索エンジンのクローラー(ロボット)がページを見つけやすくする対策のことです。クローラビリティが高いとインデックスされやすくなり、ページを公開した時にすぐに検索結果に表示されるようになります。
方法としてはいくつかありますが、「Google Search Console(サーチコンソール)のURL検査でリクエストする」、「.XMLサイトマップを送信する」、「内部リンクを最適化する」「高い品質のコンテンツを作る」「シンプルなURLにする」「URLを正規化する」「正しいHTTPステータスコードを返す」などの方法があります。

robots.txtの設定★


「robots.txt」とは、Googleのロボット(クローラー)に対してクロール(巡回)をコントロールできるファイルです。
例えば重要でないファイルやディレクトリのクロールをブロックしたり、インデックスをしない指示を行ったりできます。
上位表示させる必要が無いページがクロールを制御して、そのぶんクロールしてほしいページに多い頻度でクロールしてもらうということができます。
ロボットにクロールしないようにさせる施策には「noindex」という方法もありますが、
この二つにはは
「robots.txt」はクロールを制御します。
「noindex」インデックス自体を拒否します。クロールの制御はしません。
という違いがあります。
設定方法についてはこちらをご覧ください。

まとめ

この記事では、「SEO対策とは?」をテーマに、16年以上の経験を持つSEOコンサルタント・白石竜次が詳細に解説しています。記事は非常に充実しており、以下のような内容が含まれています。

SEO対策の概要:SEO対策の定義や目的、重要性について、白石竜次が専門的な知識をもとに明確に説明しています。SEO対策がウェブサイトの検索エンジン上でのランキング向上や有機的なトラフィック増加を促進する手法であることが強調されています。

基本のSEO対策:初心者の方が取り組むべき基本的なSEO対策について、具体的な方法や手順が示されています。キーワードリサーチやメタデータの最適化、コンテンツクオリティの向上などが説明されており、実践的なアドバイスが得られます。

中級者以上のSEO対策:中級者以上のSEO担当者に向けた、より高度なSEO対策についても取り上げられています。サイトのテクニカルな最適化、リンクビルディング戦略、ユーザーエクスペリエンスの向上などについて、専門家の視点から具体的なアドバイスが提供されています。

SEO対策最新情報の収集方法:常に変化するSEOの最新情報を把握するための方法や情報源について、白石竜次が自身の経験を踏まえて解説しています。アルゴリズムの変更やトレンドに対応するための有効な手段が示されています。

この記事を通じて、読者はSEO対策に関する幅広い知識を得ることができます。初心者から上級者まで、SEO対策の基礎から応用までを網羅した内容となっており、白石竜次の豊富な経験に裏打ちされた信頼性の高い情報が提供されています。SEOに興味のある方やウェブサイトのトラフィック向上を目指す方にとって、貴重な参考資料となるでしょう。

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記事執筆/サイト管理者

記事執筆/サイト運営者


名前:白石竜次 Shiraishi Ryuji
肩書:SEOコンサルタント
高校卒業後、調理師を経て数々の職業を経験し、その後IT企業でHTMLおよびSEO対策を学ぶ。
その経験を知識を生かしながら各企業でSEO担当者となりインハウスSEOを行う。
現在ではフリーで様々な企業のSEOコンサルティングを行っている。
2011年11月 「SEO対策<検索上位にヒットする>コレだけ!技(技術評論社)」を出版。
2014年1月「世界一わかりやすいSEO対策 最初に読む本(技術評論社)」を出版。
2014年1月「たった30分でできるSEO検索エンジン最適化(秀和システム)」を出版。
2017年 書籍「DeNAと万引きメディアの大罪(宝島社)」に寄稿。


ストアカ

白石 竜次

元お笑い芸人の初心者・中小企業向けSEOセミナー

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