グーグルには最新コンテンツを上位表示するアルゴリズムがある
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「グーグルでは、検索結果の上位に新しい記事ばかりが出てくるようになり、古くても良い記事が出てこなくなってきた。」
ユーザーからのこんな不満を耳にしたグーグルのダニー・サリバン氏は次のようにコメントした:■Google Danny Sullivan(ダニーサリバン)氏(@dannysullivan)
『検索クエリによっては、役立つと判断した場合は「新しさ」を重視する。2007年当時にニューヨーク・タイムズ誌でこのことについて話した。https://www.nytimes.com/2007/06/03/business/yourmoney/03google.html
検索意図に時間が関係ないなら、新しさを考慮しない。
「新しいものを優先しすぎる」という不満をジャーナリストたちから聞くこともある。
そのときにトレンドになっているトピックならば、多くの一般ユーザーにとっては最新の結果を見せるほうがいい。しかしジャーナリストたちは同じタイミングで過去の情報を調査することがあるからだ。
これには解決策がある。
現状よりも前の話を知りたいときには、before/after の検索演算子が便利だ。』We're going to reward freshness if we determine that's helpful to a query. We talked about this with the NYT back in 2007: https://t.co/ZIgfffaucY
If time isn't helpful, we tend not to use it. I tend to hear complaints about "too fresh" is from journalists & have a solution...
— Danny Sullivan (@dannysullivan) August 2, 2022
要は、こういうことだ:
検索トピックによっては意図して新しい記事を優先している
もし古い情報を重視して探したいならば、いつごろの情報を探したいかを追加で指定するのがいい(具体的な方法は後述)
サリバン氏が示したニューヨーク・タイムズの記事では、QDFと呼ばれるグーグル検索のメカニズムが語られている(QDFに関して詳しくはこちらの解説を参照。なお、QDFという用語をグーグルが今でも使っているかどうかは不明)。QDFとは簡単に言うと「ユーザーの検索が話題になっているトピックに関するものだった場合に、より最新のコンテンツを優先して検索結果に表示する仕組み」だ。たとえば大規模停電が発生し状況が刻々と変化するような状況では、関連するクエリに対しては「いま、停電がどんな状況か」を提供するほうがユーザーの役に立つ。今の停電の状況を知りたい人に「停電の仕組み」や「過去の大規模停電の例」を提示するのは適切ではない。
とはいえ、すべてのクエリで最新さが要求されるわけではない。「ウニの冷製パスタのレシピ」の検索結果が最新のレシピである必要はない。5年前に投稿されたレシピであってもおいしければユーザーは喜ぶ。
SEOコンサルタントのまとめ
質問:グーグルでは検索結果の上位に新しい記事ばかりが出てくるようになり、古くても良い記事が出てこなくなってきた。
↓
■Googleダニーサリバン氏
回答:検索クエリによっては、役立つと判断した場合は「新しさ」を重視する。
検索意図に時間が関係ないなら、新しさを考慮しない。
▼Googleが内容を見て「役立つ」と判断した時に、新しさを重視して検索結果に表示するそうです。
昔あった「記事の日付だけを新しくする」ということは全く通用しないと思いますのでご注意ください。