SEO担当者にとって「YMYL」はよく知っておくべきテーマです。
ユーザーが商品を購入してくれるかどうか、
上位表示されるか、という点に大きく関わってきます。
今回はSEO会社・クヌギさんのセミナー内容の記事を紹介します。
SEOで外せない!YMYLの基本とNG表現事例
日本におけるYMYLに関するアップデートは、2017年12月の医療アップデート(医療・健康に関するアップデート、健康アップデートとも)に端を発するとされています。もともとは医療まわりを対象にしていたのが、幾度かのアップデートを経て、不動産や金融など現在のYMYLに該当するジャンルに範囲を広げ、影響を与えるようになっています。
YMYL対策をすれば、必ずサイトやページが上位表示されるわけではありません。YMYLに該当するジャンルには独自の高い品質評価基準が設けられていると言いましたが、そもそもコンテンツの質が悪ければ、法律やガイドラインを守っても上位表示されないでしょう。
①患者の受診等を誘引する意図があること(誘因性)
②医業若しくは歯科医業を提供する者の氏名若しくは名称又は病院若しくは診療所の名称が特定可能であること(特定性)
FXのアフィリエイトサイトの例
NGのポイント
「安心して投資をすることができる」
赤字や太字を使用したり、フォントサイズを大きくしたりした強調表現NGの理由
公正・客観的な根拠がなく、適切性に欠けるような表示に該当すると考えられます。「安心して投資できます」「夢のような投資対象」などの表現は、「アフィリエイト広告利用に関するガイドライン」に「投資者の投資判断を誤らせる」と書かれています。
ヒゲ脱毛のアフィリエイトサイトの例
ヒゲ脱毛については、こちらの記事に引用と書き起こしがあります。
その他ヒゲ脱毛のサイトの事情などについても触れています。
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化粧品ECサイトの例
NGのポイント
「安心して使うことができます」NGの理由
「化粧品等の適正広告ガイドライン」において、「効能効果又は安全性を保証する表現」は禁止されています。
YMYLに関するQ&A
Q.専門家が記事を監修したり、執筆したりすれば、YMYLの対象外になりますか。
専門家が監修または執筆したとしても、YMYLの対象外とはなりません。記事の専門性を高めたり、内容に納得感を持たせたりしたい場合にお願いすると良いでしょう。
Q.アフィリエイトサイトは今後厳しいのでしょうか。
Googleはアフィリエイトサイトというカテゴリで評価をしているわけではないため、アフィリエイトサイトかどうかは関係がありません。アフィリエイトサイトであっても、法律やガイドラインに則って運営していれば、きちんと評価されると思います。