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SEO

SEOの本質はコンテンツとリンク。キーワード分析のコツ

投稿日:

SEOまんが3話-006

SEOの本質はコンテンツとリンク。本来シンプルなもの。

[Web担当者Forum]の記事を紹介します。

SEOの本質はコンテンツとリンク――話を難しくする必要はない

検索をマーケティングチャネルとして有効活用するには、次の2つが必要だ:

●役に立つコンテンツ
●関連性の高いリンク
僕が覚えている限りグーグルは「素晴らしいコンテンツ」の重要性を支持している、多くの経験豊富なSEO担当者は、被リンクと検索順位向上の相関関係を示している(さまざまなテストや実験を通じて)。

実際、グーグルの従業員は、

>検索アルゴリズムで最も重要な検索順位決定要因3つのうち2つが、コンテンツとリンクだ
Now we know: Here are Google’s top 3 search ranking factors [Search Engine Land]

と明言している(もう1つはRankBrainだ)。

でも僕たちSEO担当者は、

新たなトレンドや戦術を追求する
検索順位の変動に過剰反応する
title要素の長さにこだわる
といったことによって、SEOを必要以上に複雑にしているように思える。

SEOは本来シンプルなもので、その本質はコンテンツとリンクにある ―― この考え方自体はシンプルだが、うまく実行するにははるかに微妙で複雑な問題となる。

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true"]【白石】
「マーケティング」と「SEO」が両方重要であることもあり、この2つがごっちゃになっている人もいるのではないでしょうか。
[/word_balloon]

適切なコンテンツを構築する

重要なのは、SEOではすべてがコンテンツに始まってコンテンツに終わるということだ。それが、

●ブログ記事
●インフォグラフィック
●動画
●詳細なガイド
●インタラクティブツール
のいずれであろうと、それ以外の何かであろうと、オンライン上ではコンテンツこそが、僕たちを取り巻くすべてのものを支配している。

では、広範で重要なコンテンツ戦略を、どこから始めたらいいだろうか?

SEOのすべてがコンテンツで始まり、コンテンツで終わるとしたら、コンテンツ戦略ではすべてキーワード調査で始まり、キーワード調査で終わる。

コンテンツ戦略において、キーワード調査を怠っていたら、

●単なるコンテンツ作成のためのコンテンツ作成
となってしまうところを、適切にキーワード調査を行えば、

●オーガニック検索でのビジビリティを高めるターゲティング型コンテンツ戦略
にできるいう違いを生み出す。

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true"]【白石】
キーワードで上位表示を狙う訳ですから、キーワード調査は重要です。
[/word_balloon]

キーワード調査に取りかかる

キーワード調査の考え方は単純明快だ。オーディエンスが、オンラインで君のビジネスに関する情報を検索するのに使うキーワードやキーフレーズを見つければいい。ただし、キーワード調査の実施はこれとは少し微妙に異なり、単に始めてみること自体が最も難しい部分である場合が多い。

あなたもそう感じているのだとしたら、調査に取りかかる最初の対象として最適なのが、すでに人々をサイトに呼び込んでいるキーワードだ。これはGoogle Search Consoleで確認できる。

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true"]【白石】
まずは既に上位で表示されているものや、競合サイトが狙っているキーワード。
[/word_balloon]

それ以外のでどんなキーワードを調べるのがいいのだろうか?

基本リストとしてシードキーワード(自身のビジネスやブランドに関連する基本的なキーワード)を整理しておけば、さらに多くのキーワードを調査対象とするのに役立つ。

例: オーラルケア製品ブランドのシードキーワード
[toothbrush](歯ブラシ)
[toothpaste](歯磨き粉)
[toothbrush set](歯ブラシ セット)
[electric toothbrush](電動歯ブラシ)
[electric toothbrush set](電動歯ブラシ セット)
[toothbrush subscription](歯ブラシ サブスクリプション)
ここに挙げたのは、Quipの製品やサービスに関連する最も基本的なヘッドターム(検索ボリュームが多い検索キーワード)の一例だ。ここから、キーワードツール(たとえばMozのKeyword Explorerなど)を利用してリストの範囲を拡大していけば、さらに具体的なロングテールのキーワードやその他の関連キーワードが見つかる。

改善する価値がありそうなキーワードを判断する

キーワード調査やオーガニック検索のリーチ拡大における最初のステップは、現在の検索順位を調べて、改善する価値と余地がある部分を明らかにしていくことだ。

MozのKeyword Explorerで調べたところ、Quipのページが検索上位50位内に表示されるキーワードとしては、たとえば以下のようなものがあった。

[teeth whitening](歯 ホワイトニング)
[sensitive teeth](しみる歯)
[whiten teeth](歯 白くする)
[automatic toothbrush](自動 歯ブラシ)
[tooth sensitivity](知覚過敏)
[how often should you change your toothbrush](歯ブラシを交換すべき頻度)
これらのキーワードで、Quipのページは検索結果の2ページ目か3ページ目に表示されていた。これは、Quipにとって「惜しい」機会であり、既存のページを最適化して更新することでQuipが1ページ目に表示されるようにすれば、はるかに多くのトラフィックを獲得できる可能性がある。改善する価値はありそうだ。

では、これらのキーワードで検索順位を改善する余地があるかを調べていこう。
たとえば、[how often should you change your toothbrush]に対する検索結果の1ページ目は、次のようものだった。
予想どおり、この検索結果は「歯ブラシを交換すべき頻度」という疑問に答えることに大きな重点が置かれており、この疑問に直接答えるリッチスニペットが表示される。
ここで、Quipのページを見てみると、検索者の意図に応えるうえで改善の余地があることがわかる。
『ページ上部には「なぜ新しい替えブラシが重要なのか?」という見出し』

ページの見出しが大事なクエリ向けに最適化されていないのだ。

●想定している検索意図: 歯ブラシを交換すべき頻度
●ページの見出し: なぜ新しい替えブラシが重要なのか?
この見出し(とタイトル)を変更するだけで、このページのビジビリティが高まる可能性がある。Mozのツールによると、[how often should you change your toothbrush]に対する検索ボリュームは月間1700~2900件だ。

現在のページ見出しに対応する検索意図のほうはどうだろうか。[why is a fresh brush head so important](なぜ新しい替えブラシが重要なのか?)というクエリで、Mozのツールではボリュームのところに「データなし(no data)」と表示される(これは通常、ボリュームが非常に小さいことを意味する)。
検索ボリュームの多い[how often should you change your toothbrush]というクエリに視点を戻そう。Quipのページはこの検索クエリに対してすでに2ページ目に表示されるようになっている。ということは、タイトルを最適化すれば、上位10件に食い込める可能性がある。
加えて、ページのコンテンツも最適化されていない。
『コンテンツで訴求しているのは「替えブラシの交換をサボりがちである」「替えブラシの交換は重要だ」という点。』
検索意図が「歯ブラシをどの程度の頻度で変えるべきか」という疑問であるのに対して、このコンテンツは(リッチスニペットを獲得したページのように)簡潔に答えるわけでもなく、むしろ広告コピーに近い。

言い方を変えれば、検索意図がもつ疑問に対して直接的かつ明確な回答をコンテンツの冒頭に記載することで、このページが今よりも上位に表示される可能性があるということでもある。

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true"]【白石】
現在ページが狙っているクエリに対するユーザーの検索意図と、コンテンツが提示している内容がずれている場合があります。
そこを修正すれば、より順位が上がる可能性がありますね。
[/word_balloon]

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記事執筆/サイト管理者

記事執筆/サイト運営者


名前:白石竜次 Shiraishi Ryuji
肩書:SEOコンサルタント
高校卒業後、調理師を経て数々の職業を経験し、その後IT企業でHTMLおよびSEO対策を学ぶ。
その経験を知識を生かしながら各企業でSEO担当者となりインハウスSEOを行う。
現在ではフリーで様々な企業のSEOコンサルティングを行っている。
2011年11月 「SEO対策<検索上位にヒットする>コレだけ!技(技術評論社)」を出版。
2014年1月「世界一わかりやすいSEO対策 最初に読む本(技術評論社)」を出版。
2014年1月「たった30分でできるSEO検索エンジン最適化(秀和システム)」を出版。
2017年 書籍「DeNAと万引きメディアの大罪(宝島社)」に寄稿。


ストアカ

白石 竜次

元お笑い芸人の初心者・中小企業向けSEOセミナー

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