著作権年の更新くらいでサイトマップlastmodを使わないで! グーグルが注意
ECサイトで商品詳細ページがインデックスされないときの対処方法【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
グーグルのゲイリー・イリース氏がBlueskyで次のように注意を促した:
多くのサイトでは、ページの最下部に著作権年を掲載している。
年が明けると著作権年が(通常は自動で)更新される。しかし、これくらいの些細な更新でサイトマップのlastmodも更新して検索エンジンに送信する必要はないとイリース氏は指摘しているのだ。
lastmodは、「メインコンテンツに重要な更新が発生したときに、優先的にクロールしてもらう」ために利用する要素だ。著作権年の更新は重要度がさして高いとはいない情報だ。去年のままだったとしても、ほとんどの状況ではまったく問題にならないはずだ(そもそも、ベルヌ条約に批准している国では自動的に著作権が発生するので、著作権表記も必須ではない)。
「重要な更新」というのは、ページの大部分を変更した場合を想起しがちだが、そうとも限らない。
たとえば、ECサイトで、ある商品の価格が本当は「1500円」なのに、誤って「15000円」と表記してしまった場合は、修正後にlastmodを使うことは理にかなっているだろう。「0」を1つ削除しただけだが、重要な変更だ。
また、ページでは正しく「1500円」と表記していたが、構造化データでは誤って「15000円」と指定してしまっていた場合でもlastmodの仕様は正当だろう。たとえ表面上は変更がなかったとしても、検索エンジンの観点(特にリッチリザルトの観点)からは重要な更新だからだ。
このように、ユーザーと検索エンジンの少なくともどちらかにとって重要な変更が発生した場合にlastmodを使う。重要とはいえない変更が発生していないにもかかわらずlastmodを乱用し続けると、グーグルはそのサイトのサイトマップを信用しなくなる可能性があるので、注意してほしい。
SEOコンサルタントのまとめ
■Google ゲイリー・イリーシュ氏
「おいおい、みんな! ページ下部の著作権年を更新するだけでは、大きな更新とは言えない。lastmodを更新する必要はないぞ。」