検索行動2024: YouTube躍進、AI検索の夜明け
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インターネット利用時の検索行動に関するアンケート調査を、ナイルが公開した。
昨年の調査結果との比較もあわせて、特筆すべき結果として次を挙げている:
・「YouTube検索」が3位で、増加傾向
・「1回の検索で回答が出ず、複数回検索する」人は、約1/2に減少
・「検索後に他アプリへ移動する」人は、約1.6倍に増加
・検索エンジンで調べること、1位「知らない言葉、人物」2位「ニュース」3位「趣味に関すること」
・約4割が「関連キーワードを2~3回検索した」と回答詳細は元記事を参照していただくとして、調査結果をSEOにどのように活かせるだろうか? たとえば、次のような解釈はどうだろうか?
・YouTubeの重要性が高まる ―― YouTubeは検索プラットフォームとして3位(5.3%)に上昇し、前年比2パーセントポイント増となった。これは、日本のユーザーへのリーチにおいて、動画コンテンツの最適化とYouTube SEOがますます重要になる可能性を示唆している。
・複数回検索が必要なユーザーが半減 ―― 回答を得るために複数回検索する必要がある人の数が約半分に減少した。これは、検索エンジンが初回の検索でより関連性の高い結果を提供できるようになっていることを示している可能性がある。
・33.6%のユーザーが検索候補から選択 ―― オートコンプリートや関連キーワードの最適化は、有効なSEO戦略となりえる。
・人気の検索トピック ―― 検索エンジンを使用する主な理由は、未知の単語/人物を調べること(77.3%)、ニュース(47.1%)、趣味に関する情報(45.7%)だった。これらの分野に関するコンテンツを作成することで、より多くの検索トラフィックを獲得できる可能性がある。
・新たなトレンド ―― 現時点ではAI生成の回答を見るユーザーはわずか1.3%だったが、「AI Overview」が日本でも一般公開される。強調スニペットやダイレクトアンサー向けにコンテンツを最適化することが、この変化に役立つかもしれない。
調査は、全国の男女4017名を対象に、インターネット調査(Fastask)で実施したもの。回答者の年代別比率は「20歳台が27.4%、30歳台が32.6%、40歳台が24.1%、50歳台が10.5%、60歳以上が5.4%」。