「記事大量アップ」はもうSEOに逆効果? なぜ? コンテンツ品質管理のポイントは?
「記事大量アップ」はもうSEOに逆効果? なぜ? コンテンツ品質管理のポイントは?【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
コンテンツの「質」が重要なのはわかるが、「量」はどうなのだろうか。以前はとにかく「大量のコンテンツ」で面をとることが大事だった。今とるべき戦略とは?
ここで紹介する記事は、「大量のコンテンツを制作する」という長年のSEO戦略が、現在ではパフォーマンスに有害であると論じている。かつては効果的だったが、より多くのキーワードで順位を上げるために公開コンテンツ数を増やすこのアプローチは、もはや時代遅れだ。現代の検索エンジンアルゴリズムは、「質の高い関連コンテンツ」と「質の低い数合わせのコンテンツ」を区別できるほど高度になっている。
元記事の著者は、今日の成功するコンテンツ戦略として重視するべき点を次のように挙げている:
検索意図に応え持続可能なランキングを達成するためには、コンテンツ戦略で次のものを優先すべき:
深さ
関連性
権威性コンテンツの「質より量を優先」することは、表面に現れない重大な隠れたコストを伴う。低品質なコンテンツの管理や編集により多くの時間と費用を費やし、後のコンテンツ監査で修正や削除のために再びコストを支払うことになりがちだからだ。また、急ごしらえの一般的なコンテンツは、読者と検索エンジンの両方に対してブランドの信頼性を損なう。
実際の動きとして、次のような典型的なパターンを記事で提示している:
クライアントが、「限られた予算で大量のコンテンツ」を求める。
その要求に応えるために、質の低いコンテンツを大量に作る。
質の低いコンテンツは、「トラフィックの停滞」と「エンゲージメントの低下」を招く。
半年後には、コンテンツの整理が必要になる。
対照的に、質の高いコンテンツは、更新が容易でコンバージョンにつながりやすい長期的な資産として位置づけられている。
では、質を最優先するモデルへ上手に転換するには、どうすればいいのだろうか。著者はその体系的なプロセスを説明している。
そのプロセスは、次の動きから始まる:
雑に作った使い捨てコンテンツは「コスト」
高品質なコンテンツは「資産」
という長期的価値を対比して考え、アウトプットの数を気にする
でのはなく成果に焦点を当てる
ようにクライアントを再教育すること。ある事例では、クライアントがブログコンテンツの半分以上を削除した後、残りのコンテンツが非常に有用であったため、3か月以内にオーガニックトラフィックが22%増加したのだという。
持続可能な品質確保のプロセスには、次のような取り組みが含まれる:
徹底したコンテンツ概要書
すべての記事を、詳細な概要書に基づいて作成する。概要書には次の情報を含む:
キーワード
検索意図
ビジネス目標
競合分析
段階的なレビュープロセス公開前にコンテンツを洗練させるために、レビュープロセスを含めたワークフロー管理を導入する。ワークフローには次のものを含む:
アウトラインの承認
ドラフトのレビュー
SEO・編集の品質保証のためのチェックリスト
チーム横断での連携コンテンツが顧客の実際の質問や技術的な要件に対応できるように、コンテンツ以外のチームを早い段階から関与させる。たとえば次のような立場の人を巻き込む:
営業
サポート
SEOチーム
コンテンツの再利用高品質な記事の価値を最大化するために、さまざまなフォーマットに再利用する。たとえば次のような手法がある:
新しいデータで更新する
ソーシャルメディアの投稿
動画
文字起こし
SEOコンサルタントのまとめ
『成功するコンテンツ戦略』[Web担当者Forum]
検索意図に応え持続可能なランキングを達成するためには、コンテンツ戦略で次のものを優先すべき:
▼深さ
▼関連性
▼権威性
【白石】▼深さ…やはりより深堀した記事の評価が高まると思いますが、無駄な情報はマイナスだと思います。深堀しつつ、独自性のある情報を書くと評価されると推測します。
【白石】▼関連性…かなり昔から重要ではありますが、KW選びが重要となると思います。
【白石】▼権威性…SEOやWEBで権威性が重視される時代になって嬉しいです。
誰が書いたかわからないような質の低い、時には間違った情報の記事に今まで憤慨しておりました。
例えば「AKB48についての記事は白石が書いたものの評価が上がる」
ようなことですよね。
『コンテンツ戦略あるある』[Web担当者Forum]
①クライアントが限られた予算で大量のコンテンツを求める
②要求に応えるために質の低いコンテンツを大量に作る
③質の低いコンテンツは「トラフィックの停滞」と「エンゲージメントの低下」となる
④半年後にはコンテンツの整理が必要になる
【白石】まさにSEO記事制作をしている私にはあるあるですね。
クライアントがライターさんの予算を渋り、「専門家」ではなく「なんでも安く書いてくれるライターさん」へ依頼、となり、低品質の記事が量産されてしまいます。
これからはライターさんは得意ジャンルを売り出していくべきだと考えます。
『コンテンツについての考え方』[Web担当者Forum]
▼雑に作った使い捨てコンテンツは「コスト」
▼高品質なコンテンツは「資産」