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SEO

Google「コア アップデートはペナルティではない」

投稿日:

コア アップデートはペナルティではない! グーグル社員が誤解を解く

グーグル検索の裏側をジョン・ミューラー氏・マーティン・スプリット氏とともに3人でやりとりしながら紹介するSearch Off the Record(サーチ・オフ・ザ・レコード)と名付けたポッドキャストのなかでの話だ。

イリェーシュ氏は次のように話している(17:08あたり、文字起こしもある):

コア アップデートについて次のような誤解がある:

コア アップデートは処罰を与えるものだ。基本的には、サイトに罰を与える。

そうではなく、関連性のアルゴリズムを僕たちは最適化している。たとえば、サイト・ページ・コンテンツの品質を評価するアルゴリズムだ。僕たちがやろうとしているのは、より良い検索結果をユーザーに提供することだとも言える。

コア アップデートで悪い影響を受けたサイトは実際には悪いことは一切しておらず、単にアルゴリズムが変化したたけかもしれない……どう変化したのかを説明するのも難しいし、そうした説明で納得してもらえるとは限らないとも思うが。

だって、5年もサイトでコンテンツを公開してきていて土台となるリピーターを獲得していたのに、アルゴリズムが変わったら突然順位が下がって競合が自分よりも上位表示するなんて、受け入れがたいのは理解できる。

イリェーシュ氏のこうした指摘に、ミューラー氏は次のように続ける。

別の側面もある。別のサイトがより上位に表示されたとき、私たちの観点から見て全体的な関連性や品質を改善できているなら、上位表示できたサイトに対して私たちはこんなふうに言うだろう。

あなたは本当によくやっている。その成果に対して適切な順位が確実に与えられるようにする必要がある。

順位が上がったサイトもたくさんあるときには、順位が下がったサイトにいつも意識が強く向いてしまっているように感じる。

この会話は、次のような話題を前提としているものだ:

グーグルは、ガイドラインに沿ったコンテンツやサイトにしておくことでコア アップデートの大部分に対応できるものであると言っている

アップデートがあったからといって全サイトが影響を受けるわけではないが、アップデートがあると「すべてが変わった」「何が変わったんだ?」と騒ぎになる

アップデートの影響を受けてしまったサイトの担当者は「ちゃんとガイドラインに沿っているのに変わってしまった」と感じている

グーグルの検索アルゴリズムには、たしかに評価を下げるものがある。代表例はページエクスペリエンスアップデートだ。モバイルフレンドリーでなかったりページの表示速度が遅かったりすると、評価が下がることがある。見方によっては、罰を与えるようなアルゴリズムだ。検索者のユーザー体験を損ねるからという理由で罰を与えるのはそれなりに納得できる。

しかし、コア アップデートは性質が明確に異なる。コア アップデートは検索結果の関連性と品質を改善するためのアルゴリズム更新だ。コア アルゴリズムを構成するシグナル(評価基準)の一部が調整されたり新しいシグナルが採用されたりする。結果として、同じページの評価が以前よりも下がったり、逆に以前よりも上がったりする。

「下がったページに悪い点があるから罰則を与えた」のではなく、「評価基準が変わったから以前ほどの評価を与えられなくなった」だけなのだ。一方で、評価基準が変わったために、以前よりも評価が高くなるページもでてくる。そういうページはランキングが上昇する。

特にソーシャルメディアでは、順位下落に関するネガティブな変化にどうしても関心が集まる。コア アップデートで順位が上がったサイトも実際には多くあるはずなのに、「順位が上がった!✌️」という投稿はあまり目にとまらない。

順位が下がるという点のみに視点を合わせれば、コア アップデートはペナルティを与えるものであるかのように見える。しかし、根本的な原因はまったく異なる。コア アップデートでランキングに変化が起きるのは、サイトがガイドラインに違反するような悪いことをやったからではなく、グーグル側の評価基準が変わったことが原因だ(多くの場合は)。

SEOコンサルタントのまとめ

抜粋しました。

Google・イリェーシュ氏は
「コアアップデートは処罰を与えるものではなく関連性のアルゴリズムを僕たちは最適化している。」
「コア アップデートで悪い影響を受けたサイトは実際には悪いことは一切しておらず、単にアルゴリズムが変化したたけかもしれない」
とコメント。

Google・ミューラー氏は
「順位が上がったサイトもたくさんあるときには、順位が下がったサイトにいつも意識が強く向いてしまっているように感じる。」
とコメント。

コア アップデートは検索結果の関連性と品質を改善するためのアルゴリズム更新だ。コア アルゴリズムを構成するシグナル(評価基準)の一部が調整されたり新しいシグナルが採用されたりする。結果として、同じページの評価が以前よりも下がったり、逆に以前よりも上がったりする。[Web担当者Forumより]

「下がったページに悪い点があるから罰則を与えた」のではなく、「評価基準が変わったから以前ほどの評価を与えられなくなった」だけなのだ。[Web担当者Forumより]

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記事執筆/サイト管理者

記事執筆/サイト運営者


名前:白石竜次 Shiraishi Ryuji
肩書:SEOコンサルタント
高校卒業後、調理師を経て数々の職業を経験し、その後IT企業でHTMLおよびSEO対策を学ぶ。
その経験を知識を生かしながら各企業でSEO担当者となりインハウスSEOを行う。
現在ではフリーで様々な企業のSEOコンサルティングを行っている。
2011年11月 「SEO対策<検索上位にヒットする>コレだけ!技(技術評論社)」を出版。
2014年1月「世界一わかりやすいSEO対策 最初に読む本(技術評論社)」を出版。
2014年1月「たった30分でできるSEO検索エンジン最適化(秀和システム)」を出版。
2017年 書籍「DeNAと万引きメディアの大罪(宝島社)」に寄稿。


ストアカ

白石 竜次

元お笑い芸人の初心者・中小企業向けSEOセミナー

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