ツイッターで誹謗中傷を受けた方の裁判記録
ツイッターでの中傷投稿への法的対応事例-ネット中傷対策
経緯の説明
1.中傷投稿がされる
2. Twitter社に中傷投稿を通報する
「投稿1」に気付いたので、Twitter社に嫌がらせ行為として通報しました。
しかし、「Twitterのルールには違反していない」とされてしまいました。
3. ツイッター社に発信者情報開示請求をする
東京地裁はこの申立てを相当と認めて「発信者情報を開示せよ」との仮処分が出され、Twitter社からIPアドレスとタイムスタンプのリストが開示されました。4. プロバイダに通信ログの保存請求をする
X氏からの投稿のIPアドレスとタイムスタンプが開示されましたが、本人特定に手間取って時間が経ってしまうと、そのままでは接続プロバイダが保有する通信ログが消されてしまうので、代理人弁護士がIPアドレスから判明したX氏が利用している接続プロバイダに、通信ログの保存請求をしておきました。
5. 投稿者の本人特定をする
函館の警察署に名誉毀損罪で刑事告訴をすることにより、同署が北海道警サイバー犯罪対策課のサポートを受けて、IPアドレスから判明したプロバイダに捜索差押えを行うことで、X氏の本人特定ができました。
6. 法的対処
X氏の本人特定ができたので、悪質で執拗な中傷行為に対するお灸をすえるために、示談交渉などはせずに法的対処に進みました。刑事告訴と併せて、民事でも提訴をしました。
・民事:損害賠償請求
さいたま地裁に損害賠償と謝罪文の交付を求めて提訴しました。
この判決では請求した慰謝料200万円が認められましたが、これは裁判官が妥当な請求額であると判断した結果です。慰謝料200万円というのは、過去のインターネット上の名誉毀損(ネット中傷)で認められた慰謝料の中では比較的高額になりますが、投稿内容の悪質さ(原告の女性と母親という属性や研究経歴に対して愚弄の限りを尽くした嘘を創作し、さらにそれを真実だったとして流布)に加えて、裁判を起こされて逃げてしまったX氏の不誠実な態度が裁判官の心証をかなり悪くしたのだろうと推察されます。
担当裁判官は女性ですが、知り合いの裁判官経験者(男性)もX氏の中傷投稿を見て「これは酷い…」と絶句していたので、性別無関係に裁判官の一般的な認識による判断だろうと思われます。
Google金谷氏
損害賠償263万8000円。この金額をかけてまで中傷したいことなんて無いですよね。少しでも誹謗中傷が減るといいですねぇ。
ツイッターでの中傷投稿への法的対応事例-ネット中傷対策 – warbler’s diary https://t.co/crMvv8ytVZ
損害賠償263万8000円。この金額をかけてまで中傷したいことなんて無いですよね。少しでも誹謗中傷が減るといいですねぇ。— 金谷 武明 Takeaki Kanaya@夏休み (@jumpingknee) 2019年7月26日
SEOコンサルタントのまとめ
内容を見ましたが本当に酷い誹謗中傷でありそれは疑いようのないものです。
担当裁判官は女性ですが、知り合いの裁判官経験者(男性)もX氏の中傷投稿を見て「これは酷い…」と絶句していたので、性別無関係に裁判官の一般的な認識による判断だろうと思われます。
この文章なんか、この方の悔しさでありライターさんとしての上手さが表れていますね。
私もメールやチャットでトラブルになった経験がありますので全く人ごとではありません。
私も気を付けなければいけませんが、エスカレートした誹謗愁傷はお辞め頂きたいですね。全ての方に。
是非「ウェブマスターガイドライン」に違反しているものに関しては少なくとも順位を下げる対応をしたりですとか、リンクスパムの効果を亡くすことなど実施する事は可能ですので「ウェブマスターガイドラインの違反」として送って頂くのが良いかと思います。
あと、「自然発生した口コミ」と「不自然に発生した口コミ」はユーザーもわかると思います。