「クリックポピュラリティ」はグーグル検索のランキング要因なのか?
「クリックポピュラリティ」はグーグル検索のランキング要因なのか?【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
住太陽が解説する「クリックポピュラリティ」の記事を紹介する。もっともこの記事が最初に公開されたのは20年以上も前だ。しかし、現状を反映するために更新を重ねている。クリックポピュラリティに関する現状は、昔とはまった異なったものになっているとのことである。
僕のサイト、数年ぶりにコンテンツの改訂を少しずつ進めているんですが、今日改訂したのがこちらの記事。
この記事の初版は今から21年ほど前にあたる2002年7月で、それから数回の改訂を経たのが現在の版です。もはや原型はとどめてません。 https://t.co/5yv4chtXOb— 住 太陽 (@motoharusumi) April 10, 2023
さて、クリックポピュラリティを住氏は次のように定義している:
『クリックポピュラリティ(クリック人気)とは、実際のユーザーの行動を検索結果の順位づけに用いるスコアリングアルゴリズムです。
検索結果画面に表示されたURLの中から、ユーザーがどのURLにアクセスし、どのURLにアクセスしなかったかを追跡し、その後の検索結果に反映させます。
Googleは直接的な形では利用していないと発表していますが、ウェブマスターとしては留意すべきものです。』
検索結果でのクリックポピュラリティをランキングに利用するかどうかに関しては、Bingとグーグルで違いがある:
●Bingは利用すると公表している
●グーグルは利用を幾度となく否定している
しかし、グーグルの否定は「直接的に利用していない」ということであって、間接的には影響しているに違いないというのが住氏の見解だ(住氏だけでなく多くのSEO実践者も同様)。
そのうえで住氏は、クリックポピュラリティの向上が重要だと考えている。言い換えると、「検索結果に表示された自サイトのURLがクリックされる率を上昇させ、(検索結果から来た訪問の)直帰率を下げ、滞在時間を向上すること」が重要だということだ。
そして、クリックポピュラリティ向上を目指す取り組みで不可欠なものとして、住氏は次のことを挙げている:
ユーザーの検索意図を満たす優れたコンテンツ(情報を求めている場合)
ユーザーの検索意図を満たす優れた機能(ショッピングサイトやツールの場合)
そうしたものがあることを的確に表すタイトルやスニペット
こうしたことをサイトで満たすSEO観点での価値を、住氏は次のように述べている:
『これらはどんな形であれランキングに影響します。強く意識しながらSEOに取り組むとよいでしょう。』
SEOコンサルタントのまとめ
『クリックポピュラリティ(クリック人気)とは、実際のユーザーの行動を検索結果の順位づけに用いるスコアリングアルゴリズムです。
検索結果画面に表示されたURLの中から、ユーザーがどのURLにアクセスし、どのURLにアクセスしなかったかを追跡し、その後の検索結果に反映させます。
Googleは直接的な形では利用していないと発表していますが、ウェブマスターとしては留意すべきものです。』[Web担当者Forum]
【クリックポピュラリティ(クリック人気)向上に必要なこと】(住太陽氏)
●ユーザーの検索意図を満たす優れたコンテンツ(情報を求めている場合)
●ユーザーの検索意図を満たす優れた機能(ショッピングサイトやツールの場合)
●そうしたものがあることを的確に表すタイトルやスニペット