ヘルプフル コンテンツ アップデートで順位が下がったのはどんなサイト?
役たたずなSEO目的ページをサイトごと落とすGoogleの新アルゴリズム「ヘルプフル コンテンツ アップデート」【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
ヘルプフル コンテンツ アップデートではどんなサイトが影響を受けたのだろうか?
SISTRIX(シストリックス)が、自社のランキングチェックツールのデータをもとに分析したところ、全体的には大変動と判断できるようなランキングの顕著な変化は見られなかったという。
それでも、ヘルプフル コンテンツ アップデートの影響で大きく順位を下げたと思われるサイトがいくつかある。
たとえば、次のサイトだ:
歌詞サイトのgeniuslyrics.net
辞書サイトのen-academic.com
文法サイトのaskdifference.com
取扱説明書サイトのmanualzz.com
文法サイトのgrammarhow.com
着信音サイトのringtonesfree.mobi
着信音サイトのmusikringtone.com
いずれもサイトも、2022年9月、つまりヘルプフル コンテンツ アップデートあたりを境にトラフィックが減っている。ヘルプフル コンテンツ アップデートで順位が下がったこれらのサイトを筆者が実際に訪問して気付いたのは次の点だ:
●他のサイトからのコンテンツを引用しているだけ
●他のサイトのデータを(API か何かで)自動取得しているだけ
●サイト独自のコンテンツが極めて乏しい
●他のサイトでも入手できるコンテンツばかりつまり、ヘルプフル コンテンツ アップデートで順位が下がったのは、コンテンツ作成に労力をかけている様子がないサイトばかりだ。また、多くのサイトはウザいくらいに広告が多かった。これは、ユーザー第一のアプローチだとは言いづらい。
シストリックスによれば、ヘルプフル コンテンツ アップデートで順位が大幅に上がったサイトは特に観測できなかったそうだ。ヘルプフル コンテンツ アップデートはどちらかというと、今まで不相応に順位が高かったサイトの評価を下げる特徴をもつアルゴリズムなのかもしれない。
SEOコンサルタントのまとめ
「ヘルプフルコンテンツアップデート」についてざっくりと言えば、
人の手をかけずにデータやテキストを引用しただけのようなサイトは
評価を落とされる、という感じのようです。