イマドキSEOの常識!? 検索結果のクリック→すぐ戻る行動はやっぱり順位に関係アリ?
・検索結果でのクリック数・クリック率
・検索結果ページへの直帰
などのユーザー行動は、ランキングに影響するのか?絶えず議論になる話題だ。グーグルは、これらの指標を「検索品質を調査する目的では利用しているが、ランキング決定には直接使ってはいない」と説明している。
ところが、実際に影響を与えていると考えたくなる事例を経験したサイトがある。
まず、背景を説明する。米国では、乳児用粉ミルクの不足が深刻な問題になっている。物理的な店舗はもちろんのこと、オンライン販売も同様だ。そうした状況で、粉ミルクの在庫があるサイトのランキングが、「baby formula」(粉ミルク)関連のさまざまなクエリで上昇したというのだ。上位表示とまではいかなくても、それまで順位がまったく付いていなかった(検索結果に出てこなかった)ページが1ページ目に出てくるようになった。
元記事では、理由を次のように推察している:
検索ユーザーは「baby formula」で検索し、上位に出てくるアマゾンやウォルマートのページをクリックしてみるが、品切れ。そこで検索ユーザーは検索結果に戻り、検索下位のページを次々とクリックし訪問していく。
次第に品切れのサイトが増えてきて、「クリック⇒戻る⇒クリック⇒戻る」のパターンのユーザー行動が繰り返される。
グーグルは「訪れたページから検索結果に即座に戻って次のページを訪問する行動を繰り返して誘発させているページでは、ユーザーが目的を達成できていない」と判断し、検索結果に戻らないページ(粉ミルクの在庫があるサイト)を上位に移動する。
「baby formula」に関連するクエリ全般に上位移動の変更が適用され、ほかのクエリでもランキングが上がる。
通常時であれば、アマゾンやウォルマートといった著名なECサイトが上位でまったく問題ない。しかし、お目当ての商品を購入できないのであれば、無名のサイトであっても購入できるところを上位に移動させるというのは理にかなっている。
まず、背景を説明する。米国では、乳児用粉ミルクの不足が深刻な問題になっている。物理的な店舗はもちろんのこと、オンライン販売も同様だ。そうした状況で、粉ミルクの在庫があるサイトのランキングが、「baby formula」(粉ミルク)関連のさまざまなクエリで上昇したというのだ。上位表示とまではいかなくても、それまで順位がまったく付いていなかった(検索結果に出てこなかった)ページが1ページ目に出てくるようになった。
元記事では、理由を次のように推察している:
1;検索ユーザーは「baby formula」で検索し、上位に出てくるアマゾンやウォルマートのページをクリックしてみるが、品切れ。そこで検索ユーザーは検索結果に戻り、検索下位のページを次々とクリックし訪問していく。
2:次第に品切れのサイトが増えてきて、「クリック⇒戻る⇒クリック⇒戻る」のパターンのユーザー行動が繰り返される。
3:グーグルは「訪れたページから検索結果に即座に戻って次のページを訪問する行動を繰り返して誘発させているページでは、ユーザーが目的を達成できていない」と判断し、検索結果に戻らないページ(粉ミルクの在庫があるサイト)を上位に移動する。
4:「baby formula」に関連するクエリ全般に上位移動の変更が適用され、ほかのクエリでもランキングが上がる。
通常時であれば、アマゾンやウォルマートといった著名なECサイトが上位でまったく問題ない。しかし、お目当ての商品を購入できないのであれば、無名のサイトであっても購入できるところを上位に移動させるというのは理にかなっている。
だが、別の理由も考えられる。
●品切れページの順位を下げるアルゴリズム:
検索結果に戻るユーザー行動とは関係なく、「品切れになった商品のページの順位を自動的に下げる検索アルゴリズム」があるのかもしれない。
しかし、ジョン・ミューラー氏の過去の発言から判断すると、ウェブ検索ではそういったアルゴリズムはないようだ。
●ソフト404:
グーグルは、品切れページをソフト404として処理することがある。ソフト404は実質的には404なので長く続くと検索結果に出てこなくなる。結果として、それまで下位に位置していたページが上位に上がってくる。
あるいは、ECサイト側で品切れページを(一時的に)引っ込めて本当に404を返していたこともありえる。
404の可能性はありそうだ。それまで上位表示していたページがわかれば調べられたに違いない(が、筆者たちが今調べるのは難しい)。
SEOコンサルタントのまとめ
アメリカで粉ミルクが不足していて
「クリック⇒在庫切れ→戻る⇒クリック⇒在庫切れ→戻る」のパターンのユーザー行動が起こり、
結果粉ミルクの在庫があるサイトのランキングが上がったそうです。
▼検索結果ページでのユーザー行動ランキングへの影響はについてGoogleはあまりはっきりと話していない印象があります。
▼「在庫切れ」のページの順位を下げる、というアルゴリズムはあるのでしょうか?
「ユーザーの利便性」を考えると、あっても不思議はありません。
同様に「在庫切れ」のページが「ソフト404」と処理された可能性もあるとのことです。