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Google検索の広告枠増加でオーガニック検索のトラフィックが減少
Google検索の広告枠増加でオーガニック検索のトラフィックが減少している
Google検索結果に表示される広告枠が2016年から増加したことにより広告からのトラフィックが増加し、広告ではないオーガニック検索からのトラフィック減少および検索結果をクリックしないゼロクリック検索の増加が指摘されています。
2019年6月にデジタルマーケティング企業のJumpshotが公開したデータによれば、2016年6月から2019年6月にかけて、オーガニック検索のリンクをクリックする割合は40%から27%に低下しています。一方で、ユーザーが必要な情報を検索結果に表示されたリンク先のページではなく、Googleの検索結果画面で見つけたことを示唆するゼロクリック検索は56%から62%に上昇。さらに、広告のクリック率は3倍以上増加し全体の7.2%を占めました。
Googleが4番目の広告枠を追加した際、検索結果の右側に表示される広告枠を廃止したため全体的な広告枠は少なくなりました。Googleによると、最初のページに4つ以上の広告が表示されるのは全検索の2%未満とのこと。
2010年頃、ヒッキー氏が運営するオンラインショップではGoogleトラフィックの約66%は無料のオーガニック検索からのものでした。しかし、Googleが検索結果の上位に表示される広告枠を増やしたため、オーガニック検索からのトラフィックが減少し、2020年では約20%にまで低下しています。ヒッキー氏は収益の約10~15%をGoogle広告に費しており、広告費用を補うため商品の価格を上げましたが利益率は縮小しています。
Google検索の広報担当であるダニー・サリバン氏によると「検索エンジンは、ユーザーにわかりやすい答えを与え、クリック数の節約も実行しています。ユーザーは『最高の情報はウェブから得られる』ことを知っており、それをサポートしたいと考えています」とコメント。 また、サリバン氏はユーザーに検索サービスを無料で提供するために広告は必須で、「ユーザーが何かを購入しようとしている検索のごく一部にのみ広告が表示される」とも主張しています。
Google検索の変更により、トラフィックを獲得するための費用がどのように増加するか-Bloomberg
How Google Search Changes Make it More Expensive to Win Traffic - Bloomberg
SEO専門家
長期的にずっとこの流れですよねえ。今後も拡大するんだろうなあ……>Google検索の広告枠増加でオーガニック検索のトラフィックが減少している https://t.co/fXdRYssl90
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) July 29, 2020
SEOコンサルタントのまとめ
の記事にも書きましたが、まず上から3つ、4つ広告が表示され、さらに強調スニペットなどが表示されで自然検索の1位がファーストビューに表示されにくくなっています。
そして広告だけでなく、強調スニペットなどでユーザーが完結し、「ゼロクリック検索」となったりするので1位のクリック率はさらに低下しています。
「ゼロクリック検索」…Google検索の50%以上がクリックなしで終了している!
ゼロクリック検索…。 SparkToroの創設者であるRand Fishkin氏は、火曜日にリリースされたGoogleクリックストリームデータ調査の最新の調査結果についてコメントしました。 Jumpshotが提供する更新データでは、6月に初めて、大多数の検索(50.33%)がオーガニック検索結果または有料検索結果をクリックせずに終了したことがわかりました。