量より視点。60%の記事削除が生んだクリック増加の本質
「トラフィック時代」の終焉、AI時代のメディア戦略転換を280人の編集長リサーチに学ぶ【SEOまとめ】
低品質な1000ページを削除したところ検索トラフィックが著しく増加した事例を昨年暮れに紹介した。似通った事例をリンクトインでまた見つけたので紹介する。
投稿の日本語訳は次のとおりだ。
短期的な社内の不安があったにもかかわらず、記事の60%以上を削除した結果、全体のクリック数が増加した。
不動産サイトから記事の60%以上を削除した。CMOは3週間、不安そうだった。その後、クリック数が伸び始めた。
ブログは「完璧」なSEOコンテンツで溢れていた。E-E-A-Tに準拠し、順位も取れていた。にもかかわらず、ほとんど読まれていなかった。
クリックは少なく、シェアもなく、サイト内での深いエンゲージメントもない。なぜなら、まるでChatGPTが書いたかのような内容だったからだ。
これらの記事は「逆広告」だった。説得力も、興味喚起も、差別化もできていなかった。「このサイトには、語るべき興味深いことが何もない」ということを市場に教えてしまっていた。それが人間によって書かれたか、AIによって生成されたかは関係ない。すでにあらゆることが語り尽くされたコモディティコンテンツであれば、公開する価値はない。
何かが薄っぺらく感じたり、響かなかったりする場合、問題はほとんど執筆力ではない。原因はフォーカスだ。本来は「興味深い点」にフォーカスすべきなのに、そうではなく、当たり前のことを指摘するだけになってしまっている。
書いてはいけない例と、書くべき例:
❌「筋肉をつけるにはどれくらいタンパク質が必要か?」
⭕「ドライチキンの勘違い:高タンパク質信仰がパフォーマンスを殺す理由」
❌「不動産投資を始めるには?」
⭕「なぜ『レントベスティング』がZ世代にとって最も賢い不動産所有への道なのか」
❌「CACを下げるには?」
⭕「CACを下げることが、ブランド想起を最速で殺す理由」
「検索バーへの最適化」をやめて、「シェアボタンへの最適化」を始めよう。目標は、「ある概念を説明する“検索順位1位”のページになること」ではない。「その概念に対して“視点を持つブランド”になること」だ。
勝てるコンテンツは、情報(what)と洞察(so what)の距離を縮める。標準的なアドバイスが機能しないところに、ブランドエクイティは築かれる。
公開前に「匿名テスト」を行うのが良い。ヘッダー、フッター、サイドバーなどのテンプレート要素をすべて取り除いた状態で読んでみて、誰が書いたのかわからないなら、一般的な内容になりすぎているということだ。それは作り直すべきだ。
このアプローチは、コンテンツ量を減らす方向に動く。その代わり、記憶に残らない仕事を公開する言い訳も消し去る。
これまでの概念と大きく異なるように見えるかもしれないが、非常に納得のいく提言だ。
大事なのは、「人間が書いたのか、AIが書いたのか」ではなく、中身に「自分なりの視点」があるかどうかだ。どこにでもあるような情報をまとめただけの記事は、ブランドのイメージを悪くし、ビジネスの役にも立たない。本当に価値のあるコンテンツは、独自の考えや役立つ視点があるものだ。
ただ「検索順位を上げる」だけでなく、「誰かにシェアされたり、ブランドを信頼してもらえたりすること」を目指すべきである。ユーザーを惹きつけず、汎用的でSEO目的の記事にサイトが圧迫されている場合、価値の低いコンテンツを除去することはパフォーマンスを大きく改善できる可能性がある。
SEOコンサルタントのまとめ
基本的には
1:内容を重複する記事を統合する
2:アクセスの無い記事を削除する
これで良いと思います。



