グーグルSERPでのタイトル書き換えは6割も!? 負け組titleタグ6つの特徴と超効果的な対策とは?
・検索結果にグーグルが書き換えたtitleタグが表示されていたのは61.6%
・書き換えが起きやすいtitleタグには6つの特徴がある
・ユーザーの目に見えるh1タグをtitleタグと同じにすれば、書き換えを劇的に減らせる
SEO業界の有名人であるCyrus Shepard(サイラス・シェパード)氏が、・グーグルの検索結果に表示されるタイトル(「タイトルリンク」と呼ぶ)
・サイトのtitleタグ
の内容を調査した結果を、経営する会社Zyppy(ジッピー)のサイトで公開した。シェパード氏によると、調査対象の61.6%において、HTMLの title 要素(タグ)と異なるタイトルリンクが検索結果に表示されていたとのことだ。言い換えれば、タイトルリンクに title タグを使っていたのは40%に満たないということになる。
シェパード氏は、書き換えが発生する title タグの特徴として、次のような点を挙げている:
・長すぎる、または短すぎる
・同じキーワードを2回以上使っている
・「-」(ハイフン)や「|」(パイプ)などの区切り記号を使っている
・() や [] などの括弧類を使っている
・多くのページで同じ定型文を使っている
・ブランド名(サイト名や社名)が、まったくないか、必要以上に使っているそのうえでシェパード氏は、タイトルリンクの書き換えにつながりやすい3つの点について分析している:
※Web担編注 いずれも英語版Google検索と、英語で記載されたページに限定したものだと思われる。
・titleタグは何文字ぐらいが書き換えられにくいか
書き換え率が高くならないのは51文字~60文字程度だった。titleタグの文字数は、多すぎても少なすぎても書き換えにつながる。
・強調するために使うなら角括弧と丸括弧のどちらが書き換えられにくいか
強調する場合は、角括弧[]よりも丸括弧()のほうが書き換えが起きにくい。
角括弧を使っている場合、77.6%で書き換えが発生していて、32.9%で角括弧とその中身を削除してタイトルリンクを生成していた。
丸括弧でも同様の書き換えが発生するが、書き換え率は61.9%で、削除率は19.7%だった。
・区切り文字は何を使うと書き換えられにくいか
titleタグ内でページのタイトルとカテゴリやサイト名の区切りに使う場合は、パイプ(|)よりもハイフン系(- – —)のほうが書き換えが起きにくい。
ハイフン系では書き換え率が19.7%だったが、パイプでは41.0%にも上ったということだ。
この3点に注意すること加えて効果的なもう1つの対策として、シェパード氏は h1 要素(タグ)の記述 にも触れている。
それは、見出し要素の h1 タグを title タグとそろえることだ。
更新後のタイトルリンク生成アルゴリズムは、ページ上で見出しとみなせる要素をタイトルリンクに以前よりも積極的に使うようになっている。ユーザーの目に見えるタイトルと検索結果で見えるタイトルを一致させるほうがユーザーに親切だと考えるからだ(通常、title タグはページには表示されない)。
そこで、見出し要素の h1 タグを title タグとそろえるのだ。そうすれば、h1 タグがタイトルリンクに使われても title タグと同じ内容なので問題ない。
シェパード氏によれば、h1 タグを title タグを同じにすることで、グーグルによる書き換えを劇的に減らすことができるそうだ。
SEOコンサルタントのまとめ
・検索結果にグーグルが書き換えたtitleタグが表示されていたのは61.6%
・書き換えが起きやすいtitleタグには6つの特徴がある
・ユーザーの目に見えるh1タグをtitleタグと同じにすれば、書き換えを劇的に減らせる
[Web担当者Forumより]
▼見出しの「h1タグ」と「titleタグ」を同じにするとタイトルを書き替えられにくくなるようですね。