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オウンドメディアの価値は上位表示やアクセス増加ではない

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オウンドメディアの本当の価値とは? 上位表示やアクセス増加ではない!

企業オウンドメディア成功の秘訣とは? 成果は? 指標は? 体制は?【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]

住太陽氏が、オウンドメディアの本当の価値について持論をツイッターで語った:

『いま「オウンドメディア」って言ってるものの元は要するに「企業ブログ」で、2010年頃から言い換えが始まって2014年頃に逆転したもの。
原点の「企業ブログ」に立ち返れば、自社の独自の知見や経験をネットに公開して、同業者や将来の取引先と共有し、プレゼンスと信頼を得るというものですよね。』

『いま(というか2002年頃から)僕が自分のサイトでやってることもそれで、自分の知見や経験を再現可能なノウハウとして一般化して公開するというもの。
すると「発信者のところに情報が集まる」とか「発信する人が知名度や信用を得る」とか言うとおりのことが起きるわけです。これも再現可能なこと。』

『自分の独自の知見を公開していくことに目標やKPIなんて当然ないわけですけど、もしPVとかリード獲得とかをKPIにしてたら、たぶん本来のメリットであるはずの「発信者のところに情報が集まる」とか「発信する人が知名度や信用を得る」とかの結果にはつながらなかっただろうな、と思ったりします。』

『検索数の多いキーワードで上位を取ってPVを伸ばすことなんて考えなくても、独自の知見や経験をきちんと発信していれば、その情報を必要としている人にはきちんと届きます。
その他方で、検索上位を得たところで発信している情報に独自性がなく他と似たり寄ったりなら、誰にも何も届いていませんよね。』

『そんなわけで僕は、自分の知見とか経験を一般化しつつ楽しくブログを書いて、プレゼンスを高めつつ信頼と情報を集める、みたいな原点に回帰しつつあります。
調べて書いたような記事が増えてる今こそ、独自性のあるコンテンツの希少価値が上がってる気がします。一周回ってチャンスな気がしますよ。』

『ちなみに「独自性」って「コピペじゃない」って意味じゃないですからね、念のため。辞書通りの意味です。
先日SEO界隈の記事を読んでて「Googleは独自性のある記事を好むからコピペはNG」みたいな驚きの説明に出会って悶絶したばかりなのでw』

●オウンドメディア(昔でいう企業ブログ)の価値の1つとして「自分の知見や経験を再現可能なノウハウとして一般化して公開できること」がある
●こうすることで、情報発信する人が知名度や信用を得たり、発信者のところに情報が集まったりする
●PVやリード獲得などをKPIにしてしまうと、こうした成果は得づらい
●SEO的な「検索数の多いキーワードで上位すること」を意識しなくても、独自の知見や経験を発信していれば、その情報を必要としている人に届くものだ

ウェブでの情報発信によってその業界で権威と認められているコンテンツクリエイターは、「検索ボリュームが多いキーワードをいちいちリサーチして上位表示を目指す」ような動きばかりしていることはないように思う。アクセス数は意識しているとしても、それを最終目的にはしていないだろう。

純粋に自身の知見や経験を読者と共有したい想いでコンテンツを公開している人が、結局のところ存在感と信頼感を得られるのだ。

「紋切り型SEO向け構成の記事」や「生成AIが作った無難なコンテンツ」が増えていけばいくほど、住氏の言うような情報発信はさらに価値を増していくのかもしれない。

SEOコンサルタントのまとめ

【オウンドメディアの価値(住太陽氏)】[Web担当者Forum]
●オウンドメディア(昔でいう企業ブログ)の価値の1つとして「自分の知見や経験を再現可能なノウハウとして一般化して公開できること」がある
●こうすることで、情報発信する人が知名度や信用を得たり、発信者のところに情報が集まったりする
●PVやリード獲得などをKPIにしてしまうと、こうした成果は得づらい
●SEO的な「検索数の多いキーワードで上位すること」を意識しなくても、独自の知見や経験を発信していれば、その情報を必要としている人に届くものだ

【オウンドメディアの価値(住太陽氏)】[Web担当者Forum]
ウェブでの情報発信によってその業界で権威と認められているコンテンツクリエイターは、「検索ボリュームが多いキーワードをいちいちリサーチして上位表示を目指す」ような動きばかりしていることはないように思う。アクセス数は意識しているとしても、それを最終目的にはしていないだろう。
▼SEOの商談で「キーワード選び」について聞かれることが良くありますが、
そういう会社は「検索ボリュームが多いキーワード」で選んでいるような気がします。。

  • B!