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今行うべきSEO施策の選択と実践についてのセミナー(サイバーエージェント木村賢氏)

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そのSEO施策で合ってる? サイト・クエリに応じて「今」取り組むべき具体策とは?

サイバーエージェントの木村賢氏のセミナーの記事です。
引用しつつ、私なりにリライトや追記してみました。

■クエリは、検索意図によって3種類に分けられる
Informational:情報を得たくて検索する。たとえば換気扇を掃除したい時に「換気扇 掃除」と検索すると、検索結果上位に、大手から中小企業、スタートアップまでさまざまな企業のサイトが並ぶ。
Navigational:特定のサイトを訪れたい時にサービス名、ブランド名などで検索する。たとえば、ABEMA を見たい時、「ABEMA」と検索すると、検索結果上位にABEMAの公式サイトが並ぶ。
Transactional:購入や予約などで検索する。「エアコン」と検索すると、検索結果上位にはや大手家電ECサイト、エアコンメーカーのサイトが並ぶ。

【白石】
●「Informationall(インフォメーショナル)」:情報目的のクエリです。
例えば換気扇を掃除したい時に「ガス台 掃除」と検索すると検索結果上位にはガス台掃除のやり方を説明したページが表示されます。
●「Navigational(ナビゲーショナル)」:特定のサイトを訪れたい時にサービス名、ブランド名などで検索します。例えばPUMAのサイトを見たい時に「PUMA」と検索すると、検索結果上位にPUMAの公式サイトが表示されます。公式サイトが強い。
●「Transactional(トランザクショナル)」:購入や予約などで検索する。例えば「マカロン」と検索すると、検索結果上位には洋菓子店やECサイトのサイトが表示されます。大手サイトが強い。決済が発生するため基本的にすべてYMYLになります。
■対象クエリやサイト種別によって重点ポイントが変わる
●「Informationall(インフォメーショナル)」→ページ要素中心に強化
●「YMYL」→サイト・ページ要素ともに強化
●「Transactional(トランザクショナル)」→サイト要素中心に強化

Informationalの記事の作り方

InformationalのSEOで用意すべきコンテンツは以下になる。

読後に理想的な行動をとってもらえるもの
検索者の課題に網羅的にこたえるもの
独創性・専門性を持つもの
読みやすいもの
理解しやすいもの

Informationalクエリのランキング1-5位のLPの文字数は約4,000文字で
サイト内にキーワードを含むページ数が多い

文字数が多いとは言っても4000文字は極端に多いわけではない。今のトレンドは、サマリーコンテンツを作った上で、検索意図やコンテキストに沿った詳細なページを作成し、キーワードを含むページを増やすこと。ページ1つではなく、サマリーと詳細ページを合わせたユニットで検索順位を上げていく意識を持つとよいでしょう(木村氏)

●ユニットで網羅する
『ガス台 掃除』
┗重曹を使ったガス台掃除
┗洗剤を使ったガス台掃除
┗お酢を使ったガス台掃除
┗ガス台掃除を業者に頼む
┗ガス台掃除はどれくらいサボっていい?
┗ガス台掃除のメリット
※ユニットで上げる意識をもつ
【白石】
「Informationall(インフォメーショナル)」クエリに対するコンテンツ
▼検索結果表示後のユーザー行動を考える。
▼ユーザーの意図や文脈を徹底的に洗い出し、網羅性を高めたコンテンツを作成する。
網羅した結果文字数が増えキーワードが増える。
▼専門性を高める。
▼独自性を高める。
▼読みやすいコンテンツにする。ひらがな、行間、改行、図、表、イラスト、まんがなどを使いこなす。
▼あくまでコンテンツをSEOで引き出す。SEOのためにコンテンツを作るのではない。

TransactionalのSEOはサイト全体の強化がポイント

【白石】
「Transactional(トランザクショナル)」のSEO
▼重要なページを決めて重要でないページのクロールを減らす(Disallow)
▼サイト内にキーワードを含むページが多いほどランキングが上がる
▼Googleはブランド力を被リンクとサイテーションで評価している。
▼プレスリリース、マイページ機能、製品、SNS、広告・CM、スポンサー、イベント、コンテンツなどの施策が効果的
▼YMYLの場合ハードルを超える必要がある。被リンクなど可能なことはやる。

Informationalクエリだけを狙っているうちはInformationalクエリしか上げられない。コンテンツSEOだけがSEOではありません。TransactionalやYMYLは、ある時急に上がってくるので、その時までじっくり腰を据えて仕込みを行う必要があります。いつ効果が出るかわからないので、将来のために早めに対応しておく必要があります(木村氏)

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[参考:Web担当者Forumより]

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