上位表示にリンクは必要ない!? グーグル社員がコメント
グーグル、今度こそ寄生サイトを検索結果から排除へ。まず手動対策から【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
SERP Conf.カンファレンスでのグーグルのゲイリー・イリース氏からのコメントをもう1つ紹介する。イリース氏は、次のように発言したそうだ(おそらくQ&Aセッションで):
***
ウェブページをランク付けするのにリンクはほとんど必要ない。長年にわたり、リンクの重要性を下げてきた。
***グーグルのSEOに長らく取り組んできた人なら、リンクの重要性に関するPageRank(ペイジランク)に馴染みがあるだろう。リンクの件数を評価するランキングシステムだ。グーグル検索で最も有名で最も重要だとされてきたランキングシステムでもある。
もっとも、現在のグーグルでは、その重要度は、以前と比べれば下がっている。クエリによっては、リンクがなくても上位表示できる。たとえば、新しさが求められるニュース系のコンテンツであれば、リンクよりも最新性やトピックオーソリティが重要視されるだろう。
とは言え、リンクが今でも重要なランキングシグナルであり続けていることも間違いないだろう。イリース氏の発言は、「クエリによって」や「10年前、20年前と比べて」という条件のもとに、リンクの重要度が低下したととらえるのが適切な解釈だと考える。
なお、この発言がXで共有されたことに対してイリース氏は次のように反応していた。
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あんなこと言うんじゃなかった……、あの発言は、絶対にすべきじゃなかった。
***I shouldn't have said that… I definitely shouldn't have said that
— Gary 鯨理/경리 Illyes (so official, trust me) (@methode) April 19, 2024
もしかしたら、「ああいう言い方をすると、リンクがまったく意味のないものになっていると思い込む人もいるかもしれない」という観点なのかもしれない。グーグルの人間が何か発言すると、その発言のコンテキストや意図を抜きに表現だけが独り歩きしてしまいがちなのは事実だ。
SEOコンサルタントのまとめ
■Google ゲイリー・イリーシュ氏
「ウェブページをランク付けするのにリンクはほとんど必要ない。長年にわたり、リンクの重要性を下げてきた。」
→その後→「あんなこと言うんじゃなかった……、あの発言は、絶対にすべきじゃなかった。」
▼コンテンツの重要性が高まり、リンクの価値が下がって来たというくらいの意味合いかなと推測します。
「被リンクを集めるより良いコンテンツを作ることに労力や時間をかけてください」ということなのかもしれませんね。