ページ表示速度改善で出る「FP」「FCP」「FMP」とは?
ページ表示速度改善で出てくるFPとかFCPとかFMPって何? わかりやすく解説
ページ表示速度のパフォーマンス改善で、次のような用語を見たことがあるだろう。
First Paint (FP)
FCP (First Contentful Paint)
First Meaningful Paint (FMP)
いずれも「描画」に関することなのだが、それぞれどう違うのか具体的にちゃんと説明できるだろうか?
■グーグルのケイティー・ヘンピニウス氏
●First Paint (FP):それまでとは視覚的に何か違うものがレンダリングされたとき
具体的には、ページにアクセスしたときに何らかの視覚要素が表示されたときだ。背景色かもしれないし、ヘッダー部分を分ける仕切り線かもしれない。●FCP (First Contentful Paint):何らかのDOMコンテンツがレンダリングされたとき
具体的には、何らかのコンテンツと呼べるものが表示されたときだ。とはいえそれがページの主要な情報とは限らない。ヘッダーかもしれないし、メニューバーかもしれない。●First Meaningful Paint (FMP):コンテンツとして意味がある要素がレンダリングされたとき
具体的には、そのページのメインとなるコンテンツが表示されたときだ。指標の設計では、次のように解説している:
『メインとなるコンテンツの定義はページによって異なる:
●ブログ記事の場合: 見出しとファーストビューのテキスト(フォントが読み込まれてテキストが表示されている状態)
●検索エンジンの場合: 検索結果
●画像がないと意味をなさない場合(ECの製品ページなど): その画像
ページのヘッダーやナビゲーションだけが表示されていたり、読み込み中アイコンが表示されていたりするだけではFMPとはみなさない。』TLDR; of Paint Metrics
– First Paint (FP):
when *anything visually different than before* is rendered– First Contentful Paint (FCP):
when *any DOM content* is rendered– First Meaningful Paint (FMP):
when *meaningful content* is rendered pic.twitter.com/CmWY4W0jKB— Katie Hempenius (@katiehempenius) 2019年10月21日
要はページ表示速度の指標としてユーザーにとって最も重要なのは First Meaningful Paint (FMP) だと考えておけばいいだろう。というよりは、ユーザー体験のキーとなる指標を、技術的な困難を乗り越えて定めたというのが真相のようだ。
というのも、「First Paint (FP)」や「FCP (First Contentful Paint)」は機械的に判断できるが、「First Meaningful Paint (FMP)」は単純なものではなく、さまざまなパターンをもとにどう測定するかを検討して決められたものなのだ。
SEOコンサルタントのまとめ
開発者系の方でないとなかなか難しいですね。。。