Googleのジョン・ミューラー氏がSEOの質問に回答!「リンクの否認を使っても評価は落ちない」
「海外SEO情報ブログ」さんでGoogleのジョン・ミューラー氏へのSEOの質問が公開されています。
詳細は「海外SEO情報ブログ」さんをご覧ください。
注目は「リンクの否認」についての質問です。
SEOに関する疑問を何でも質問してみた
4月26?27日に英ブライトンで開催された BrightonSEO 2018 に参加してきました。
この記事では、Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏が登壇した Q & A セッションをレポートします。
(海外SEO情報ブログ より)
「リンクの否認」を使っても良いか?
Q. おかしなリンクが大量にあるので否認ツールを使いたい。問題ないか?
●Googleジョン・ミューラー氏の回答
以前のSEO業者が付けたような、自分が関与しない怪しいリンクがあるならリンクの否認ツールを使ってかまわない。
とはいえ、リンクを毎週毎週チェックして、気に入らないリンクが5本増えたから否認するといったことまではしなくていい。Google 側で処理する。否認ツールを頻繁に使ったからといってサイトの評価に影響することはない。
良いリンクと悪いリンクの両方が多くのサイトには普通は張られているもの。
(海外SEO情報ブログ より)
「リンクの否認」を使ってもサイトの評価には影響しない
▼Googleジョン・ミューラー氏の回答を整理しますと、まず
『気に入らないリンクが5本増えたから否認するといったことまではしなくていい。Google 側で処理する。』
と言っています。
つまり「このサイトからリンクされているよ。うちのサイトの評価が落ちるんじゃない?」
と思ったとしても、Google側で処理してくれるので何もする必要がない。
つまりサイトには影響しない、という事です。
しかしどうしても気になって仕方がない場合は、
『否認ツールを頻繁に使ったからといってサイトの評価に影響することはない。』
とありますので「リンクの否認」を行っても良いという事です。
そして
『良いリンクと悪いリンクの両方が多くのサイトには普通は張られているもの。』
という事を言っています。これについては以前も同様の発言をしていました。
結論としては、変なサイトからリンクが貼られても、それを嫌がってリンクの否認をしても、
いづれにしてもサイトの評価には影響が無いということです。
モバイルからのアクセスが少ない場合モバイル対応は必要か?
Q. モバイルからのアクセスが 10% 未満だがそれでもモバイル対応は必要か?
●Googleジョン・ミューラー氏の回答
面白い話があって、スマホで Search Console を使うユーザーがいないから、モバイル版の Search Console を作らなくていいと Search Console チームは言う。でもスマホで使いにくい Search Console にスマホユーザーがまた戻ってきて使おうとするだろうか?同じようにモバイル向けページがないとしたら、モバイルユーザーがそのサイトに戻ることはないだろう。世の中は確実にモバイル化しているから、モバイル対応することを推奨する。
(海外SEO情報ブログ より)
▼どんなサイトでも基本的にモバイル対応はしたほうが良い。
ユーザーの利便性の為に。
むしろモバイル対応する事によってアクセスが増えるかもしれませんし。
Google 社員はアルゴリズムを把握しているのか?
Q. アルゴリズムにはさまざまな人が関わり、いろいろなアルゴリズムがある。どのアルゴリズムが影響しているかや重要なのかをすべて知っている Google 社員はいるのか?
●Googleジョン・ミューラー氏の回答
いる!でも私ではない(笑)長い間検索に携わって、全体像を見ることができる人はたしかにいる。検索の変更が全体にどのように影響するかも考えている。
たとえば、MFI にしたら他の部分にも影響しないかを調べる。だから、自分以外の誰にもわからないことがそれぞれ独立して進められているわけではなく、全体を見ている賢い人材がいる。
(海外SEO情報ブログ より)
AMPトップストーリーに掲載されるための条件
Q. AMPトップストーリーに掲載されるための条件は?
●Googleジョン・ミューラー氏の回答
トップストーリー枠はオーガニックの機能の1つ。meta タグを設置すればいいとか、何か1つの要因によるものではない。複数の要因によるし、今後変化することもあるだろう。
(海外SEO情報ブログ より)
重複コンテンツや低品質コンテンツがあるときは?
Q. 超大規模サイトで重複コンテンツや低品質コンテンツがあるときはどうしたらいいか? robots.txt? noindex タグ? それとも?
●Googleジョン・ミューラー氏の回答
robots.txt は強力な手段。クロールしないように Google に命令する。サイト内検索の結果や無限にページができる状況には適しているかもしれない。コンピューティング処理に大きなリソースを使うサイトにも適しているかもしれない(※鈴木補足: クロールによってサーバーに負荷をかけないようにするため?)noindex、nofollow は 昔からよく使われている方法。多くのケースで利用できる。EC サイトのファセットナビゲーションでも使える。
(海外SEO情報ブログ より)
▼「noindex、nofollow」や「robots.txt」を上手く使う。
内部リンクを最適化
Q. 評価が高まるように内部リンクを最適化したい
●Googleジョン・ミューラー氏の回答
PageRank スカルプティングのように、PR の流れを制御するテクニックを使う必要はない。(そうすべき理由があるなら)内部リンクをrobots.txtでブロックしていても問題ない。
(海外SEO情報ブログ より)
リンクの否認の手順
バックリンクを否認する – Search Console ヘルプ – Google Support
自分のサイトへのリンクをダウンロードする
Search Console のホームページでサイトを選択します。
ダッシュボードで [検索トラフィック]、[サイトへのリンク] の順にクリックします。
[リンク数の最も多いリンク元] の [詳細] をクリックします。
[その他のサンプルリンクをダウンロードする] をクリックします。[最新のリンクをダウンロードする] をクリックすると日付も確認できます。
否認するリンクのリストをアップロードする
リンクの否認ツールのページにアクセスします。
ウェブサイトを選択します。
[リンクの否認] をクリックします。
[ファイルを選択] をクリックします。
SEOまんが
「まんがでわかるSEO」SEOコンサルタント勝子/第3話『内部リンクとユーザビリティ』
【SEO動画】「まんがでわかるSEO」SEOコンサルタント勝子/プロローグ『SEOコンサルタント登場』
SEO関連著書
【本の情報】
■出版社:宝島社
■タイトル:『DeNAと万引きメディアの大罪』
■ページ: 240ページ
■著者:別冊宝島編集部 (編集)
※白石竜次は寄稿
「世界一わかりやすいSEO対策最初に読む本」