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301リダイレクトは「命令」、rel=”canonical”は「手がかり」

投稿日:2018年9月13日 更新日:

【SEO】301リダイレクトは「命令」、rel=”canonical”は「手がかり」

サイトの移転をする際のシグナルについて。
※2015/12/18の記事より引用です。

元のページを残しつつ、新しいサイトへコンテンツを移動する方法

■GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏のコメント(※2015/12/01 にライブ配信)

English Google Webmaster Central office-hours hangout
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2253&v=pXrwAM898oY

質問
「大規模サイトの一部のセクションを新しいサイトに移行するとしたら、以前のサイトに訪問するユーザーのために、元のコンテンツを(リダイレクトするのではなく)残したままにしておいても大丈夫ですか?
もちろん、すべてのページにrel=”canonical”を設置して、新しいサイトに向けておきます。
万が一うまくいかなかったら、元の状態に戻すことは可能ですか?」

ジョン・ミューラー氏の回答
『もちろん、そうして大丈夫だ。
ただし、そうした場合に何が起こるかは、知っておくといいだろう。
質問のような状況では、グーグルは、移転元と移転先のページを両方ともクロールし、rel=”canonical”を見る。
しかし私たちは、rel=”canonical”は命令ではなく、「手がかり」として扱う。
301リダイレクトは「命令」として扱う。そのため、グーグルが移転元のページをクロールしに行っても、インデックスするのは移転先のページだ。
しかし、rel=”canonical”は命令ではないため、必ずしもグーグルが従うとは限らない。おそらくグーグルは移転先サイトのほとんどのページをクロールして取得するだろうが、移転元のページも依然としてインデックスする可能性があるのだ。
そういったことが特に今の時点では問題にならないなら、やってかまわない。

サイトの全部を移転せずに一部だけを移転する際に、元のサイトでもページをユーザーが閲覧できるようにリダイレクトを使わずにrel=”canonical”を使うというのは理にかなったやり方だ。

検索結果には移転先の新しいページが表示される。検索結果からやってきたユーザーは移転先サイトのページでコンテンツを利用する。しかしリダイレクトしていないので、元のサイトを訪れているユーザーはそのままそのサイトのなかで同じコンテンツを利用できる。

注意点があるとすれば、301リダイレクト相当の働きをするとはいえ、rel=”canonical”は検索エンジンに対して強制力を持たないことだ。検索結果に元のサイトのURLが表示されることがありうる(とはいえ、そういうケースは稀であろう)。

SEOコンサルタントの感想

サイトの移転や、重複コンテンツのカノニカルの質問ってわりとあるものです。
だからこそ、「301リダイレクト」と「rel=”canonical”」の正しい理解は必要ですね。

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