AI生成コンテンツと人間が書いたコンテンツに検索順位の差はなし!? ← 重要な点を見逃してる!
AI時代のデジタルマーケ特集: 今するべきことは? 将来に備える姿勢は?【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
「「AI生成コンテンツの使用率」と「グーグルの検索順位」の間に、相関関係は見られなかった」
これは、Ahrefs(エイチレフス)が、60万ページを対象とした調査の結果だ。つまり、グーグルがAI生成コンテンツを特別に優遇することもペナルティを課すこともないという実情を示唆するものであるとエイチレフスは結論づけている。
「AIコンテンツに危険性はない」とも受け取れるこの調査結果に対して、著名なSEOコンサルタントのグレン・ゲイブ氏が注意喚起している。
この記事を読んで、すぐにAI生成コンテンツを大量公開しようとはしないでほしい。この話題には元記事が触れきれていない微妙な点がある。それは、次のことだ:
AIコンテンツを大量に使って規模拡大しようとした結果、コアアップデートやスパムアップデートで壊滅的な打撃を受けたサイトの例は山ほどある。手動対策を受けたケースもある。
添付のスクリーンショットはその一例だ。
※筆者注 スクリーンショットは埋め込んだXの投稿で確認してほしい。インデックス削除されたか、ランキングが大幅に低下したAI生成コンテンツの検索トラフィックのグラフと思われる
グーグルは常に、重要なのはコンテンツがAI生成かどうかではなく「品質」であると説明しているが、純粋なAI生成コンテンツを大量投入して規模拡大するのは非常に危険といえる。さらに、この記事は、「グーグルがコアアップデートでサイトを全体的に評価する」という重要なポイントを欠いている。そのため、ある時点まではプラスの効果が見られても、天秤が傾いた瞬間に一転することがある。要注意だ。私はサイトレベルの品質アルゴリズムについて何度も執筆・講演してきた。
Please do not read this post and run to publish AI-generated content at scale. There is nuance with this topic that I believe the post misses... There are many examples of sites that got destroyed via broad core updates or spam updates that went down the path of heavily using AI… pic.twitter.com/uf2Wic2XiR
— Glenn Gabe (@glenngabe) July 7, 2025
このコラムでも何度も触れていることだが、AIを使ってコンテンツを作成すること自体に問題はない。問題なのは、品質チェックをおざなりにして低品質のコンテンツを大量に投入することだ。「大量生成されたコンテンツの不正使用」のスパムポリシーに違反するし、低品質コンテンツが多い場合はサイト全体の評価が悪化し品質を保っているページの順位も低下することがある。
SEOコンサルタントのまとめ
■Ahrefs(エイチレフス)[Web担当者Forum]
「「AI生成コンテンツの使用率」と「グーグルの検索順位」の間に、相関関係は見られなかった」
■グレン・ゲイブ氏[Web担当者Forum]
「AIコンテンツを大量に使って規模拡大しようとした結果、コアアップデートやスパムアップデートで壊滅的な打撃を受けたサイトの例は山ほどある。手動対策を受けたケースもある。」
【白石】
私も実際にAIで書いた記事で、スモールKWですが上位表示させたことはあります。
ただ、言葉の表現などをリライトをしましたし、情報ソースのチェックなどもしました。
品質が大丈夫だとしても「大量生成されたコンテンツの不正使用」は別の問題ですし、
気を付けたいですね。