SEOで順位ダウンするとAI検索の引用も減る!? SEOプロの分析から明らかに
AIに引用されやすい文章パターンとは? 120万件の検索結果と1万8千件の引用で判明したAIの“クセ”【SEOまとめ】[Web担当者Forum]
業界でも屈指のSEOプロであるリリー・レイ氏が、2026年1月のアルゴリズムアップデート(未公表)によって影響を受けた11のサブディレクトリをもとに、
▼グーグルオーガニック検索の可視性の低下
▼AI検索の引用数の低下を調査した。すると、両者に高い相関関係があることが明らかになった。オーガニックトラフィックが減少したサブディレクトリはすべて、AIの総引用数においても減少したのだ。
調査の結果と分析の主要点は次のとおりだ。
■全体としては相関関係あり
グーグルのオーガニックトラフィックを失った11のサブディレクトリすべてにおいて、AI検索の総引用数も減少した。■トラフィック低下の範囲はさまざま
サブディレクトリごとのオーガニックトラフィックの低下は-5.7%から-53.1%の範囲に及んだ。平均低下率は次のとおり:
●オーガニックトラフィック: -26.7%
●AI総引用数: -22.5%
プラットフォーム別に引用数の低下率をみると、次のとおり:▼ChatGPT ―― 平均-27.8%(11件中11件が減少)。最も低下率が高かったサイトでは-42.3%(サイトE)に達した。低下率は11件中5件で-34%を超え、オーガニックトラフィックの損失自体を上回るケースも多かった。
▼AIモード ―― 平均-23.8%(11件中11件が減少)。オーガニックの低下と密接に連動している。
▼Gemini ―― 平均-19.3%(11件中10件が減少)。グーグル製品でありながら低下は緩やかだった(現在の検索ランキングではなく、より広範または保存済みのナレッジベースを参照している可能性がある)。
▼Perplexity ―― 最も耐性が高く、平均-2.9%。減少したサイトは11件中4件のみだった。
■ChatGPTはグーグルの検索順位と密接に連動
ChatGPTの引用数の変化は、グーグルの検索順位の変動と密接に連動していた。グーグルの製品ではないにもかかわらず、その連動はGeminiよりも強かったほどだ。ChatGPTが結果を生成する際にグーグルの検索インデックスへ強く依存していることが示唆される。
■Perplexityはそれほどグーグルに依存していない?
11件中7件のサブディレクトリで引用数が増加したことは、Perplexityがグーグルとは異なるパイプラインに依存しているという説を裏付けする。Perplexityが減少したケースでも、その低下幅はグーグルオーガニック損失の深刻度とは相関しなかった。Perplexityの耐性は注目に値するが、2025年8月のウェブ訪問数はChatGPTが約58億回であったのに対し、Perplexityは1億4,820万回(Similarweb調べ)であり、実際にはChatGPTおよびAIモードでの低下の方がはるかに大きな影響をもたらす。
■生成AIでの可視性はGoogle検索と関連アリ
分析から、レイ氏は次のように結論づけている:*************************************************
強固なSEOパフォーマンスは、主要なLLMの大部分においてAI検索の可視性を支える基盤となっている。グーグルのオーガニックランキングは、依然として検索起因の可視性において圧倒的多数の結果を左右している。戦術によっては、「AI上の可視性を高める」一方で「オーガニック順位を損なう」ものがある。たとえば次のような手法だ:
▼隠しプロンプトインジェクション
▼クローキング
▼自己宣伝的なリスト記事
▼など
こうした手法は、結果としてオーガニック検索とAI引用の両方の可視性を低下させてしまう可能性がある。グーグルのオーガニック検索における可視性が下がれば、AI検索(特にAIモードとChatGPT)における可視性も下がる可能性が高いからだ。*************************************************



