Google、「検索でインデックスの問題」について公式発表
Google 検索でインデックスの問題が発生: その対処法と教訓
2019年9月18日水曜日
ほとんどの時間は、Google の検索エンジンは正常に動作しています。私たちは、ウェブを検索しているユーザーや、Google にインデックス登録されているサイトのウェブマスターに影響を及ぼすような、技術的な問題が起きないように尽力しています。同様に、検索エンジンの基盤となるシステムも、ほとんどの場合意図したとおりに動作しています。わずかな障害が発生しても、サービスの運用を担当するチーム以外はほとんどわかりません。ただし、複雑なシステムである以上、大規模な障害が発生することがあり、ユーザーとウェブマスターの双方に影響する可能性があります。過去数か月の間に、インデックス登録システムで問題が発生し、インフラストラクチャの他の部分にも波及しました。できる限り迅速に状況の改善に取り組みましたが、ユーザーとウェブエコシステムに高品質のサービスを継続的に提供するという目標に反することになり、誠に申し訳ありませんでした。
その後、何が起きたのかを綿密に精査しました。その過程で得られたいくつかの教訓をここで皆さんと共有したいと思います。このブログ投稿では、発生した問題について詳細に説明したのち、今後同様の問題が発生した場合にどのようにみなさまにお伝えする予定でいるかを共有します。その上で、Google への問い合わせ方法ついてウェブマスターの方々に改めてお伝えします。
(略)
今後のコミュニケーションについて
問題が発生した場合、Google には「事後分析」の文化があります。障害に関して報告するドキュメントを作成し、同じ問題が今後発生しないよう努めます。プロセス全体について詳しくは、Google サイト信頼性エンジニアリングのウェブサイトをご覧ください。4 月のインデックス登録の問題をきっかけに、大規模なシステム障害が発生した場合にウェブマスターに明確に伝える方法を事後分析に含めました。主な決定事項は次のとおりです。
Search Console 内で広範な問題に関する情報を迅速に共有する方法を探り、機能停止が疑われる場合にウェブマスターが確認すべき主な参照ポイントとして役立つ情報を提供します。
必要に応じて、より迅速に Search Console のデータの異常ページに投稿します(Search Console データに長期間にわたって障害が見られる場合)。
このような問題の発生時に、Google が問題を認識しており、その解決が近いことを速やかに知らせてウェブマスターの方々に安心していただけるよう、可能な限り速やかに Twitter で発信を続けます。
上記のコミットメントは、今後起こり得る同様の状況に備えて、ウェブマスターに対し全体的な透明性を確保するためのものです。改善策の実施例「新しい URL のインデックスが登録されない」
5 月 22 日に別の問題が発生した際、新しいコミュニケーション方法を試しました。発生した問題は、特定の URL の処理中、予定されていたインフラストラクチャ アップグレードの後に重複管理システムのメモリが不足し、すべての受信 URL の処理が停止したというものです。上記 の 3 つのポイントに加えて、コミュニケーションについて考慮した結果を時系列で示します。
Google が問題を認識(カリフォルニア時間 5 月 22 日午前 5 時半頃)
現在発生中の問題についてツイート(同 5 月 22 日午前 6 時 40 分頃)
解決したことをツイート(同 5 月 22 日午後 10 時頃)
ヘルプセンターの「データの異常」ページを更新することを検討しましたが、大部分のウェブマスターの Search Console データに長期的な影響はないと判断し、更新を見送ることにしました。
この問題によりご迷惑をかけたことで、「いずれかの Google システムに問題が発生し、ウェブマスターに影響を及ぼす可能性がある」ことを Search Console 上で明確に知らせる手段が必要という以前の結論が裏付けられることになりました。こうしたソリューションの実装には時間がかかる場合があります。このトピックは今後も引き続き取り上げていく予定です。
8 月にも同様のインデックスの問題が発生しました。5 月 22 日の時と同じように、みなさんに問題の発生と問題解決に取り組んでいることをお伝えするツイートを行い、問題が解決した際にもツイートしてお知らせしました。
SEOコンサルタントのまとめ
4月にあったインデックスの問題について、Googleの公式解説です。