URLの大文字と小文字を検索エンジンは区別するのか?
「URLの大文字と小文字」を検索エンジンは区別するのか?
この質問に、グーグルのジョン・ミューラー氏が動画で回答した。
ミューラー氏によれば、技術的には、次の2つは区別するとのことだ。
●URLの大文字と小文字
●URLの末尾の「/」(スラッシュ)の有無
「区別する」ということは、「別の文字として扱う」という意味だ。人間がみて「大文字と小文字が違うだけ」「スラッシュがあるかないかだけ」であっても、検索エンジンのシステムからみると別のURLとして扱うということだ。ミューラー氏は次のように説明している:
■Google JohnMueller(ジョン・ミューラー)氏(@JohnMu)
URLの大文字・小文字が違っていたり / があったりなかったりしていても、同じコンテンツを表示している場合は、検索エンジン側で同一視しようと試みる。たいていの場合はうまく処理できるのだが、必ずしもうまくいくとは限らない。たとえば、次のような状況が起こりうる:
検索エンジンは、発見したすべてのURLをクロールしようとする。その影響で、ほかの重要なURLをクロールするのが遅れるかもしれない。
※筆者補足: 同じコンテンツなのに大文字と小文字のURLがあると、両方のURLをクロールしてしまうぶんだけ無駄が生じる
複数のURLが同じコンテンツを表示する場合は、代表URLを決定するための「正規化」という処理を行う。検索エンジンが正規化だとみなしたURLは、サイト管理者が想定しているURLと異なるかもしれない。robots.txtでは、大文字と小文字は明確に区別される。
大文字のURLをブロックしていても小文字のURLはブロックされない(逆も同じ)。
小文字URLと大文字URLによるトラブルをなくすためにできることとして、ミューラー氏は次のようにアドバイスした:
■Google JohnMueller(ジョン・ミューラー)氏(@JohnMu)
●内部リンクのURLを統一する
●rel=”canonical” で正規URLを指定するミューラー氏は次のようにポイントをまとめている:
●URLが大文字か小文字かはランキングには影響しない
●それでもURLの大文字/小文字は一貫させるほうがいい
●とは言っても、決定的に重要な問題ということでもない
SEOコンサルタントのまとめ
■Google ジョン・ミューラー氏
URLの大文字・小文字が違っていたり / があったりなかったりしていても、同じコンテンツを表示している場合は、検索エンジン側で同一視しようと試みるが必ずしもうまくいくとは限らない。
▼ただ、ランキングには影響しないとのことです。