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Google「中古ドメイン・寄生サイト・大量ページ生成、どれも不正使用はぜんぶスパム扱い」

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グーグル「中古ドメイン・寄生サイト・大量ページ生成、どれも不正使用はぜんぶスパム扱いね」

グーグル「中古ドメイン・寄生サイト・大量ページ生成、悪用はぜんぶスパム扱いね」【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]

グーグルは、ウェブ検索のスパムに関するポリシーを更新し、スパムポリシーに違反する行為として次の3つを追加した:

●期限切れのドメインの不正使用
●大量生成されたコンテンツの不正使用
●サイトの評判の不正使用
※筆者注: 執筆時点ではウェブ検索のスパムに関するポリシーの日本語ページは更新されていない。本件に関してはアップデートに関する日本語情報を参照してほしい。

■期限切れのドメインの不正使用
「期限切れのドメインの不正使用」とは、いわゆる「中古ドメイン名」スパムだ。以前に正当な目的で使用されていたが更新されず期限が切れたドメイン名を購入し、そのドメイン名の過去の評価を利用して、検索順位を操作しようとするものを指す。

たいていの場合、以前は質の高いサイトだった場合でも、所有者が変わったあとのコンテンツは低品質なことが多い。しかし以前の評価がグーグルに残っているため、上位表示してしまう。つまり期限切れドメイン名の不正使用は、「以前にそのドメイン名が有していた価値を悪用して、質の低いコンテンツのランクを上げたい」と企てる人々が意図的に行う手法だ。

なお、期限切れになったドメイン名を、ユーザー本位のウェブサイトのために再利用すること自体は問題ない。検索エンジンを操作することを主な目的とした不正な利用をグーグルは禁止している。

■大量生成されたコンテンツの不正使用
「大量生成されたコンテンツの不正使用」とは、ユーザーの役にたつためではなく、主に検索順位を操作するために、独自でなく価値の低いコンテンツを大量に生成することを指す。

この悪質な手法は、グーグルが以前から掲げている自動生成コンテンツに対するポリシーに基づいているが、コンテンツの生成が、

●自動化
●人の手によって
●自動化+人力の組み合わせ
のいずれにかかわらず、検索エンジンの操作のみを目的として人間の役に立たないコンテンツを大規模に生成する悪用に対処できるようになっている(つまり、AIによるコンテンツだけを対象としているわけではない)。

■サイトの評判の不正使用
「サイトの評判の不正使用」とは、このコラムでもたびたび問題提起してきた「寄生サイト」だ。大手サイトのサブディレクトリやサブドメインの一部を “間借り”してアフィリエイトなどの活動をするサイトを指す。

大手サイトの一部だとみなされた場合は、寄生している側のコンテンツが低品質であったとしても、親サイトの評価が受け継がれて上位表示できてしまう。貸しているサイトを十分に管理監督できていない状態で、ランキング操作のために悪用されているケースが大半だ。数年来、問題視されてきたのだが、ようやくスパムポリシー違反行為として加わった。

なお、サイトの評判の不正使用は2024年5月5日から有効になる。スパムだと判定されることを知らずにサイトを貸してしまっているウェブ担当者も多く、対処のために猶予期間を設けた形だ。

2024 年 3 月のコア アップデートとスパムに関する新しいポリシーについてウェブ クリエイターが知っておくべきこと

2024 年 3 月のコア アップデートとスパムに関する新しいポリシーについてウェブ クリエイターが知っておくべきこと [Google 検索セントラル ブログ]

SEOコンサルタントのまとめ

■Googleが追加したスパムポリシー違反
●期限切れのドメインの不正使用
●大量生成されたコンテンツの不正使用
●サイトの評判の不正使用
▼「中古ドメイン名」について、Googleが「期限切れのドメインの不正使用」をスパムポリシー違反に追加したことによって難しくなりました。「不正使用」がどの程度なのか判断が難しいですね。。
▼「大量生成されたコンテンツの不正使用」のスパムポリシー違反は、やはり「独自性」がポイントになってくると思います。AIは勿論、人の作業でも、独自性の無いコンテンツの評価がより下がると思います。
▼「寄生サイト」について、現在上位表示されているページもあるとは思いますが、より厳しくなり、
落とされるのは時間の問題かと思います。
▼昨年「寄生サイトの運用」をメイン事業として堂々と行っている会社の就職面接をしたことがあります。
私がXで「寄生サイトは良くない」とコメントしているのを突っ込まれました(笑)そして結局落ちました(笑)

  • B!