グーグル検索のタイトルリンク制御には「見出し」が重要
グーグル検索では、検索結果に表示されるページタイトルを「タイトルリンク」と呼ぶ。タイトルリンク生成のアルゴリズムをグーグルは2021年8月に大幅にアップデートした(9月に改良版アップデートも実施している)。
このアップデートにより、 タグではないタイトルリンクが表示される検索結果が以前よりも(劇的に?)増えた。
タグの記述が不適切だとグーグルが判断する場合にタイトルリンクが特に修正されやすいのだが、もう1つ、グーグルによるタイトルリンク書き換えが起こりやすい状況がある。それは、次のものだ:
見出しの使い方が不適切な場合、タイトルリンクの修正が起こりうる
この処理に関する情報を、タイトルリンクの技術ドキュメントのトラブルシューティング セクションにグーグルは追加した。—
明確なメインの見出しが見つからない
大きく目立つ見出しが複数あり、ページのどのテキストがメインの見出しであるかが明確でない場合に、この問題が発生します。
たとえば、1つのページに、同じスタイル設定または見出し要素を使用した 2つ以上の見出しがあります。Google検索では、大きく目立つ見出しが複数あることが検出されると、最初の見出しがタイトルリンクのテキストとして使用される場合があります。
メインの見出しは、ページ上の他のテキストと区別でき、ページで最も高い視認性を持つ見出しとして目を引くようにすることを検討してください(例: フォントを大きくする、見出しをページで最初に目立つ要素に配置する)。
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新しいアルゴリズムの特徴として、次のものがある:タグの記述ではなく、ページ上の見出しをタイトルリンクとして検索結果に表示するようになった。
はページ上には現れないので、ユーザーが実際に見るページの見出しと検索結果のタイトルを一致させるためだ。そのページでメインとなる大見出しがどれなのかを明確に識別できるように構成しておくと、タイトルリンクの制御に役立つ。大見出しであることをマークアップレベルで確実に伝えるために、
タグを使うことが推奨される。また、視覚的にも見出しであることが判別できるように
のスタイルを調整することも大切だ。
ちなみに、見出しが複数ある場合は、最初の見出しがタイトルリンクに使われる場合が多いことも知っておこう。
SEOコンサルタントのまとめ
■タイトルについて[Web担当者Forum]
▼ タグの記述ではなく、ページ上の見出しをタイトルリンクとして検索結果に表示するようになった。
→はページ上には現れないのでユーザーが実際に見るページの見出しと検索結果のタイトルを一致させるため。
▼見出しが複数ある場合は、最初の見出しがタイトルリンクに使われる場合が多い