グーグルSEOでURLが重要になる2つのケース
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URLをどのような構造にするかは、SEOで重要なのだろうか?
結論としては、グーグルはランキング決定に利用する要素として次の2点を見ている(ただしランキングに強く影響するものではない):
・URLの構造
・URLに含まれる文字
しかし、グーグルのジョン・ミューラー氏によれば、URLがとても重要になる場合として次の2つのケースがあるとのことだ:■Google JohnMueller(ジョン・ミューラー)氏(@JohnMu)
●多言語・多地域向けサイトで、国や地域をサブディレクトリで分けている場合
●サブディレクトリでアダルトサイトを運用している場合2 places where URL structure does matter:
– international sites (on a gTLD with country subdirectories)
– sites with some adult content (use separate directories so we can filter the section it easier)— ?? John ?? (@JohnMu) February 25, 2021
たとえば、日本語・英語・ドイツ語のグローバサイトを次のURL構成で公開していたとする。
example.com/jp/ ? 日本語サイト
example.com/en/ ? 英語サイト
example.com/de/ ? ドイツ語サイト
このように構成しておくと、グーグルも次のように認識しやすくなる(人間にとっても同じはずだ):/jp/ ディレクトリの下にあるのは日本語向けコンテンツ
/en/ ディレクトリの下にあるのは英語向けコンテンツ
/de/ ディレクトリの下にあるのはドイツ語向けコンテンツ
多言語サイトの場合は、実際にはhreflang属性を指定したlink要素などの設定が必要だが、URLも手助けになるのだ。また、サイトの一部のコンテンツでアダルトコンテンツを扱っている場合もサブディレクトリで区切るといいようだ。
たとえば、example.com/adult/ の中でだけアダルトコンテンツを公開しておく。そうすれば、/adult/ サブディレクトリ配下のコンテンツだけがアダルト関連なのだとグーグルが認識しやすくなる。
そうするとグーグルはこのディレクトリの中のコンテンツだけをセーフサーチの対象にすればいいと判断できる。それによって、サイト全体がアダルトコンテンツだと誤認されてしまうのを防ぐことにも役立つだろう。