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セマンティックHTMLはSEOに効果があるのか?

投稿日:

セマンティックHTMLはSEOに効果があるのか?

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「セマンティックHTMLは、検索エンジンがコンテンツを理解してと評価するのに役立ちますか?」
この質問に、グーグルのジョン・ミューラー氏が動画で回答した:

■Google JohnMueller(ジョン・ミューラー)氏
簡単な答えは「はい」で、ページを理解するのにセマンティックHTMLは役立つ。しかし、ウェブサイトの順位を上げるための魔法のような掛け算ではない。

一歩引いて考えると、セマンティックHTMLとは、HTML要素それぞれの意味に基づいてコンテンツを構造化することで、HTML要素を「見た目」ではなく「意味」で使用することだ。

たとえば、次のようなものだ:

<div class=”big”>~</div>
テキストを大きく目立つ表示にするために、そうしたスタイルのクラス名付きdivを使う(見た目)
<h2>~</h2>
そのテキストが見出しであることを示すために、見出しの意味をもったHTMLタグのh2を使う(意味)
ここではSEOの目的のために簡単に説明したが、多くのニュアンスが存在する。

グーグルに役立つセマンティックHTMLのいくつかの例を挙げると、次のようなものがある(すべてのHTML要素について説明するのは多すぎるのでここではできないが、多くのドキュメントが存在する):

●テキストはセクション分けして、適切な見出しをつける
●テキストでの説明付近に、関連する画像を埋め込む
●tableタグは、レイアウトのために使うのではなく、表形式のデータのために使う
●リンクにはclickイベントハンドラではなくaタグを使用する
似たような要素について、私たちのシステムは厳格なわけではない。たとえば、テキストをグループ化する際には、

●section要素
●article要素
●div要素
どれを使っていても、ほとんどの要素は同じように扱わる。

とはいうものの、セマンティックHTMLは次のような利点がある:

●アクセシビリティなどの非SEO的な理由でも、使う価値がある
●ページが有効なHTMLになる傾向がある
つまり、簡潔に言えば、セマンティックHTMLを使うといい。ランキング要因ではないが、私たちのシステムがコンテンツをより良く理解するのに役立つ。

正しい文法でHTMLを記述したからといって、それだけでランキングが上がることはない。これは間違いない。

しかし、本来の意味に基づいたHTML要素を使うと、検索エンジンのページ理解を助ける効果がある。これも間違いない

CSSで太字強調して見出しに見せるよりも、

タグや

タグでマークアップすれば、見出しだと検索エンジンは確実に理解できる。「・」でリスト形式にするのではなく、

    タグと

  • タグでマークアップすれば並列関係の列挙だと確実に理解できる。

    セマンティックを意識したHTML要素の使用は、(SEOの観点では)原理主義的にこだわるものではない。しかし、簡単にできることだし、長期的にみてSEOや読者の役に立つので、やらない手はないだろう。

SEOコンサルタントのまとめ

質問「セマンティックHTMLはSEOに効果がありますか?」
■Google ジョン・ミューラー氏
簡単な答えは「はい」で、ページを理解するのにセマンティックHTMLは役立つ。しかし、ウェブサイトの順位を上げるための魔法のような掛け算ではない。
ランキング要因ではないが、私たちのシステムがコンテンツをより良く理解するのに役立つ。

【白石】
セマンティックHTMLはランキング要員出ないけどきちんと使った方が良いです。
「SEO記事の書き方」で言えば。
▼大見出しを<H>タグで設定する
▼小見出しを<H>タグで設定する
▼箇条書きを<ul>タグと<li>タグで設定する

  • B!