PDFをHTMLでも公開したら検索トラフィックとコンバージョンが大幅アップ
PDFで公開していたコンテンツをHTML(ウェブページ)でも公開したところ、検索トラフィックもコンバージョンも大きく増加したというサイト管理者がいた。
【Google翻訳】
私のクライアントの1人のために、PDFのHTMLバージョンを作成し、HTMLバージョンに正規のxロボットを指定しました。 大量の測定可能なトラフィック(GA)をページに追加し、コンバージョンが増加しました(HTMLページのナビゲーションのため)For one of my clients we’ve created HTML versions of PDF’s and pointed an x-robots canonical to the HTML version. Added a ton of measurable traffic (GA) to pages and conversions went up (because of the navigation in the HTML pages)
— Sander Tamaela (@tamaela) August 12, 2021
PDFの内容をHTML版でも作って公開すれば必ずうまくいく――ということでは決してない。しかし、PDFよりもHTMLが有利な点にはたとえば次のようなものがある:
●PDFよりもHTMLのほうがグーグルにとって内容を理解しやすい
●ウェブページだとナビゲーションメニューを設置できる
●スマホではウェブページのほうが読みやすい(PDFはモバイルフレンドリーにできない)
一方で、(PCに)ダウンロードして読んだり配布したりするのであれば、PDFのほうが使い勝手が良いだろう。二者択一ではなく、PDFとHTMLの両方のバージョンで公開するのが賢いやり方だ。
もしPDFとHTMLの2種類のバージョンで同じコンテンツを公開するなら、検索の観点から(HTMLバージョンに)正規化(canonical指定)しておくことをおすすめする。PDFには rel=”canonical” タグを設定できないので、HTTPヘッダーのlinkで設定する。
ツイッターの投稿者もこうした正規化を適切に設定していたとのことだ(元ツイートではX-robotsとしているが、正しくはHTTPヘッダーのlinkだと思われる)。
たとえば、次のような状況ならば、
PDFのURL: https://example.com/sample.pdf
HTMLのURL: https://example.com/sample.html
PDFページへのアクセスに対して、次のような記述をWebサーバーの.htaccessに記述する:
Header set link ‘<https:/example.com/sample.html>; rel=”canonical”‘
</Files>
※同じファイル名のPDFが複数ある場合はRewriteRuleとHeaderを使うなどして指定する必要がある
これで、検索エンジンのロボットはHTML版が正規URLだと認識できるようになる。
SEOコンサルタントのまとめ
PDFでコンテンツを公開している場合はHTMLで公開したほうが良い。
実際に検索トラフィックもコンバージョンも大きく増加した事例があったということです。